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宇宙のつながり

先日読んだ「鉄は魔法つかい」という本は、
自然界にあるものはすべて深いつながりを持っていて、
それをひとつひとつ解き明かしていくことが真理に至る唯一の道であるという、
きわめて大切なメッセージを再認識させてくれる素晴しい名著でした。

著者の畠山重篤さんの生き方や考え方は、
まさに自分の目指すひな形となり得るもので、
「鉄は魔法つかい」を読んだ4月30日のスーハことば『運命の扉』は、
自分にとってこの本との出合いを意味するのだと感じました。

本のページをめくるたびに心拍数が上昇するほど興奮し、
いろんな思いが湧き上がってきます。
その中でふとひらめいたインスピレーションのひとつが、
「すべてのものはつながっていて、その象徴は宇宙の姿そのものである。
 だから宇宙の姿それ自体が大きな力を秘めているはずである」
ということです。


これまで「7つのことば」を使って様々な音の変化を確かめてきましたが、
これにつながりの象徴としての宇宙のパワーを加えれば、
さらなる変化が起こるはずです。

7つのことばを文字として示し、それをつなげる土台となっているのは
A4版を少し小さくした用紙です。(21.0cm×26.25cm)

この紙がつなげる役割を果たしているのですから、
“つなげる” ということを象徴する宇宙の姿をそこに印刷すれば、
より大きく役割を果たすことができるのではと考えたのです。

早速ネットで画像検索し、きれいな渦巻く銀河の画像を選び、
それを用紙に薄く印刷し、
そしてその上に7つのことばを印刷してみました。



これが音に対して具体的にどう影響しているのか、
理論的に説明することはできません。
けれど事実として、その効果は音として明確に現れました。

音はより透明で力強く、ストレートにこちらに伝わってくるようになりました。
その変化は、これまで文字の配置やフォントを変えた時の “美しくなる”
といった音の表面の部分ではなく、
より芯に近い部分の力感が向上するような感覚です。

一度銀河を印刷したものを聴くと、
これまでのものは、音がスピーカーからこちらに向ってくる時に、
しだれ柳のように垂れ下がり、下の方でよどんでいると感じるほどです。

やはり大宇宙はつながりの象徴であり、
生命そのものなのだと思います。
それが力強さや浸透力として音に現れています。


大宇宙は様々な顔を持っていて、
その切り取る部分によって形は千差万別です。

上の銀河の画像以外にも何種類かの宇宙の画像を選び、
それらも紙に薄く印刷し、7つのことばを上から刷り、音のテストをしてみました。

本当に面白いことですが、
それらすべてで音は微妙に変化します。

そしてその中に、明らかに上の銀河の写真より
活き活きとした音を表現するものがありました。
それがこれです。




昨日、小雨の降る中を傘を差して自転車に乗りました。
住宅地の中を走っていると、
家と家との間から伸びる豊かな緑を湛えた巨木の枝が目に入りました。
そこには神社があり、歴史ある大きな樹木が何本も根を張っています。

樹木にとって、雨や風は養分を吸い取るための何よりのご馳走です。
風薫る新緑の五月、それに雨の恵みが加わり、
木々の緑はため息の出るような美しさで、
思わずしばらくの間見とれてしまいました。
輝くような新緑は萌える命の喜びとエネルギーです。


銀河の写真を上回る活き活きとした音を聴き、
そのエネルギーに満ちた新緑の姿とイメージが重なりました。

まったく勝手な想像に過ぎないのですが、
美しい銀河の姿はひとつの安定した宇宙の状態ですが、
その活き活きとした音を表現する宇宙は、
これから新たなものを生みだそうとしている過程なのかもしれません。


地球上にいる数十億人いる人間は、
みな一人一人違った個性を持っています。
それと同じように、大宇宙の一断面を切り取った姿も、
それぞれ固有の個性とエネルギーを持っているのは当然です。

個性をつなげるつながりの象徴である宇宙、その宇宙もまた個性を持っている、
こんなフラクタル(自己相似形)の関係が延々と続いていると考えられます。


これからも自分のできることとして、
様々な『宇宙の音』をテストし、そこから何かを感じ取っていくつもりです。
これも真理に至るひとつの道ですので。

2012.5.3 Thurseday  
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