ヨガナンダ 心の時代のパイオニア
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味わい、還す

四度目の南インド訪問から戻ってきて一ヶ月、
長かった沈滞の時を経て、ようやく調子を取り戻してきました。

インドに行くたびに、インドの自然や人々の暮らしぶりを見て、
刺激を受け、
自分がいかに品行方正な日本人的生き方には
不適合なのかということを痛感させられます。

これは一種のカルチャーショックです。
毎回日本に戻ってくると、
日本での日々の暮らしに違和感を覚えるとともに、
心の中に様々な悩ましい思いがわき上がってくるのです。

言葉で表現すれば “素直” ということになるのだと思います。
自分の思い、考え方にもっと正直に生きたいという気持ちが先に立ち、
それが気持ちと生活の中で摩擦を生じさせ、
その摩擦が葛藤となり、
処理しきれない葛藤が感情を引きずり出します。

そこで生じてくる感情は、
まったく無の状態から生まれたものではなく、
元々心の奥に眠っていたものが表に出てくるのですから、
それを問題解決の糸口と考えたならば、
こんなに有り難いことはありません。


インドに行くたびにインドの “日常” が自分の体の中に溶け込んできます。
そしてそれと同時に、日本に戻ってからの、
日本の日常に入ることへの抵抗感は深まります。

特に今回(2104年3月)はそれが顕著でした。
病は気からと言いますが、
帰国直後から手足に腫れ物ができ、
その後喉の調子を崩したのも、
感情の乱れから生じたのではないかと感じています。


そしてこのたびその状態から脱する大きなキッカケとなったのが、
長い間途切れ途切れに続けてきた感情を手放すセドナメソッドです。

これまで何度もセドナメソッドの効果は体感しているので、
感情の乱れを感じた時、もっと早くに実践すればよかったのですが、
本当に感情を乱している時は、
セドナメソッドのようなワークをしようという気持ちず起きません。

またそれは乱れている感情の中から、
何かを感じたい、掴み取りたいという欲求があるからなのかもしれません。

少しずつ人生経験を重ねるにつれ、
“すべてのものには無駄がない” という考え方が、
より深く心に染みるようになってきました。

それは感情に対しても同様で、
様々な感情を手放すことの大切さを感じると同時に、
その感情を持っている今の状態、それを手放そうとしていること、
そういったすべてのことに対して、
より深く味わいたい、見つめていきたいという思いが自然と湧いてきます。

手放すことは “捨てる” とも言いますが、
捨てるというのはあまりいい表現ではありませんね。
捨てるべきものも役割を持って存在し、
無駄なものでないのであれば、
捨てると言うよりも、 “還す(かえす)” と表現した方がいいかもしれません。


最近セドナメソッドを実践する時は、以前も書いたように、
「今すぐ人生を変える簡単な6つの方法」で紹介されている
目の前にきれいな箱をイメージし、その中に手放したい感情を詰め、
それをダイナマイトで爆発させ、
光とともに宇宙全体に拡散させるワークも同時に行っています。

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このワークはとても快感です。
手放したい感情が宝石のような光を放って宇宙に広がっていく様は実に美しく、
心の底から晴れやかな気分を味わえます。
これはまさに宇宙に還すイメージです。


今回久し振りにセドナメソッドを実践してみて、
以前よりも、手放すべき感情をじっくりと味わいたいという
思いが強くなっているのを感じました。

まずはじっくりと心の中に存在している感情を味わい、
その感情の根本を見つめ、
これまでの役割をねぎらい、そして還す ・・・ 、
こんな形で感情を手放していきました。

人によって感情の見つめ方は様々で、
これが絶対にいいというわけではありませんが、
今の自分にとっては、こんな感じ方がしっくりきます。


それにしてもセドナメソッドの効果には毎回驚かされます。
児戯のような簡単なワークで、
完全とは言わないまでも、
確実にその時抱いている感情の一部が手放せるのですから ・・・ 。

セドナメソッドでどの程度の感情が手放せるかは分かりません。
感情は目に見えないので、それを定量化するのは困難です。
またひとつの感情は、他の様々な感情とも繋がっていて、
ひとつの思いが消え去ると、
次にまた別の感情が湧き上がり、
それを少しずつクリアーしていくと、自分の心の底が見えてきます。


今日はひとつのサイン(印)を感じました。

いつも使っている食器洗いの洗剤がなくなったので、
今日、詰め替え用の洗剤を買いに東急ハンズに行きました。
家では長らく合成洗剤は使ったことがなく、
洗剤にはとてもこだわっているので、
愛用のものはなかなか普通の店にはないのです。

ところが洗剤の棚には愛用の洗剤本体はあるものの、
詰め替え用のパッケージがありません。
仕方がないので、これまで使ったことのないミヨシ石けんの
詰め替え用食器洗い石けんを買いました。

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ところが家に戻ってこれを使ってみると、
驚くほど汚れがよく落ちるのです。
特に油がよく落ちて、
以前のものと比べて早く楽に洗え、手に油のべとつきも残りません。

食器洗いを終え、きれいになったお皿と手を見ながら、
セドナメソッドをすれば、自分の心もいつかこんな状態になれるのではないか、
または限りなくこれに近づけるのではないか、
そんなインスピレーションが浮かんできました。


感情を手放すワークは、
キャベツやタマネギの皮を一枚ずつむいていく作業と似ています。
少しずつ少しずつ、なかなか終わりの見えないものですが、
新たな自分を発見できるということでは、
こんなに面白くて有意義なことはありません。

最低限この四月いっぱいは、
セドナメソッドを毎日続けてみようと考えています。

感情を手放す、還すことは、
自分の本当の姿を見つめることであり、
心の故郷へ還ることでもあります。

2014.4.5 Saturday  
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