能美島サイクリング<2>
昨日の音戸行き中止の雪辱(?)を果たすべく、
今日は朝9時に家を出て、再び音戸、能美島のルートを自転車で挑むことにしました。
午前9時、夜型人間の私にとっては早朝出発です。

家を出て府中町のマツダ本社を過ぎてしばらく行ったところにある
元気モリモリのツツジが目を引きます。

野性的なツツジ

かなり野性的パワーに満ちています。
ツツジって樹木の一種なんですね、そんなことを再認識です。

今日は雲ひとつない快晴の空模様、チャリンコを快調に飛ばしていきます。
出発して50分ほどたち、坂町を過ぎたあたりできれいな海が見えてきました。

坂町を過ぎたあたりの海岸線

いい景色ですね。
これからしばらくは海ぞいをひた走ります。

けれどもこの辺りは海風が強くて走りにくいところ。
これまで自転車で何十回か通っていますが、いつも必ず向かい風です。
ただの一度も追い風をもらったことがありません。
自転車に乗っていると上り坂と向かい風が強敵です。
それと雨もつらいですね。

海が見えてから10分ほどで呉ポートピアパークに到着しました。

花盛りの呉ポートピアパーク

ここはいつもの最初の休憩地、
今日は花がきれいに咲いています。

休憩はほどほどに再びペダルを踏みます。
呉市に入ると、以前潜水艦を見かけた場所にたどり着きました。

大和ミュージアム しんかい

そうです。ここは今話題の大和ミュージアム
まだ11時前ですが、オープンしたばかりだからでしょう、かなりの混雑、賑わいです。

中に入るつもりはなかったのですが、外側を一通り見学してみました。

大和ミュージアム 陸奥

戦艦「陸奥」の主砲、スクリューなどが表に展示されています。
とにかくその大きさにビックリです。
戦時中、一般家庭から供出された鍋や釜からできているのでしょうか、
とにかくデカイです。

更に自転車を走らせ自衛隊の潜水艦等の停泊地に来ました。

潜水艦と巡洋艦

今日はGWだからでしょうか、
潜水艦、巡洋艦にはきれいな旗がなびいています。
特に巡洋艦には万国旗がずらり並び、なにかのお祭りのようです。

漁船の大漁旗だと華やかで見ていて楽しいのですが、
軍艦の旗というのほんの少し怖い気がします。

出発してから二時間少々、本日の第一目的地音戸の瀬戸に到着です。

音戸の瀬戸でのワンショット

若い見知らぬカップルの方から「写真を撮ってください」と声をかけられたので、
そのお返しに撮っていただきました。
少し無精ヒゲが生えています。

音戸のツツジ、満開ではありますが、少しピークを過ぎ散り始めています。
4月下旬に天気のいい日が続いたので、その時に一気に開花したようです。
けどこれでも十分きれいですね。

きれいついで(?)に、たまたま見かけた「くれ観光大使」の美女三人さんに
写真を撮らせてもらいました。(*^_^*)ポッ

くれ観光大使の美女三名

暑い中ご苦労様です。
ビシッとポーズも決まっています。大変ですね。
ツツジの美しさに負けてませんよ。

あんまり暑いのでアイスクリームをいただきました。

音戸の瀬戸にてアイスクリーム

ちょっと食べかけで失礼いたします。

音戸のツツジを別の角度からパチリです。

音戸の瀬戸のツツジ

アカ、ピンク、白、色とりどりのツツジが数百本はあると思われます。
さすがに見事ですね。

音戸大橋を渡って倉橋島に入り、能美島に向かってひた走ります。
途中牡蛎イカダを作っているおじさんたちがおられました。

牡蛎イカダを製作中

牡蛎の食べ頃は英語の月名に「r」が付く月(September 〜April)、
9月から4月というのよく聞きますが、牡蛎イカダ作りにシーズンはあるのでしょうか。
広島ではものすごく長い竹をトラックの荷台に山積みにして走っているのを
よく見かけますが、これは広島名物でしょうね。

早瀬大橋が見えてきました。
これを渡ると三高港までもう一息という感じがします。
(本当はまだまだですが・・・)

早瀬大橋

橋のちょうど盛り上がった真ん中に標識が出ています。
手前が呉市、向こう側が江田島市です。
全国的な市町村の合併で行政の効率化は進んだのでしょうが、
こうした田舎(失礼!)まで来て「市」という地名表記を見ると、
風情がないようで少し寂しい気がします。

橋を渡って数分で大柿町の大君小学校の前に来ました。
「祝 江田島市」の看板の上で、大量の鯉のぼりが泳いでいます。

大君小学校

この前の交差点、まっすぐ行っても左に曲がってもどちらでも港の方へ行けるのですが、
いつもまっすぐに行くことが多いので、今日は左折することにしました。
どちらもちょっとだけ上り坂があって、疲れた体にはしんどいところです。

能美町にある浄化センターにきれいなツツジが咲いていました。

江田島市環境浄化センターのツツジ

ここのツツジは満開になりたて、ちょうど今が見頃です。
ツツジは桜(ソメイヨシノ)と違って開花時期に若干の個体差があるようです。

能美町鹿川(かのかわ)の道路ぞいに新しい看板を発見です。

とっても美味しい能美島トーフ

おいしいトーフ、能美島トーフ
これは知り合いの上本さんが経営している豆腐屋さん。
ここの豆腐は最高においしくて、絶対のお勧めです。(^o^)v

上本さんは私より少し年上ですが、
縁あってこれまで何度も一緒にアウトドアライフを満喫したり、
一緒にお酒を飲ませていただきました。
とてもユーモアたっぷりの人気者です。

5,6年前には朝早く車に乗って能美島まで出かけ、豆腐作りを体験させていただきました。
大豆を洗い、火にかけて、冷やして、パックをして、
手作りトーフの作り方を教えていただき、軽トラで販売するのも手伝わせていただきました。
お忙しいところ、その節は大変お世話になりました。m(_ _)m
できたての温かい豆乳、今でも忘れられません。

鹿川から中町の港に出て、そこを左折し、海沿いを三高港まで走ります。

能美町の海岸線

隣の島が迫ってきれいな景色です。
このあたりまで来ると通る車もずいぶん少なくなり快適なサイクリングです。

この能美島サイクリングコースが好きなのは、
海沿いで景色がいいのと、最後の島の道路が交通量が少なくとても走りやすいからです。
そして島からは船で広島に戻るというのもなんとも旅情を感じていいものです。

三高港の少し手前にさつき荘というお食事処があり、
ご覧の通り見事に花盛りです。

さつき荘

ここは今がちょうど見頃といったところ、
その美しさ、もう言葉がありません。

さつき荘

こちらは上二枚の写真を撮った裏側の方です。
ツツジが段々畑のようになっています。

さつき荘

そうこうして花の美しさに見とれながら走っていると、
やっと到着した三高港、なんと宇品(広島)行きのフェリーが目の前で出発してしまいました。
時間を調べず行き当たりばったりのサイクリングとはいえ、
なんともショックです。

13:12発が出たばかりですので、次の14:27発のフェリーまであと一時間以上、
待ち時間としてはあまりにも長すぎます。

しばし思案していつものように急遽予定を変更、
三高の港から雄姿をのぞかせている砲台山へチャレンジすることにしました。
標高411m、10年ほど前に登ったことがある眺めのとても素晴らしい山です。

三高港から砲台山を望む

ガイドブックもなにも持たないので、地元の人に登り口を聞いて、
まずは港のずっと北にある水源地というところを目指します。

水源地

これが水源地、港からずっと緩やかな上り勾配を20分少々でたどり着きました。
振り返ってみると、港の方がずいぶん下に小さく見えます。

水源地から三高港を望む

どうも目的の砲台山を遠巻きに回っているようで、
なかなか山に近づきません。
とうとう完全に裏側まで来てしまいました。

北側から砲台山を望む

かなり長い道のりのコースですが、幸いなのは一様にずっと上り勾配で、
アップダウンの無駄がないことでしょう。

きれいに舗装された車道ですので、本当はずっと自転車に乗って上りたいのですが、
そこは悲しいことに変速機のないママチャリです。
ほとんど途中からは押して上がることになりました。

それにしても今日は暑いです。GWとは考えられないほど、
30度近くあるのではないでしょうか、喉がすごく渇きます。
こんなにまで暑くなるとは考えられなかったので、油断をして、
水筒はこれまで使っていた600ccほどしか入らないものだけです。
その水もこの坂を上る途中で飲み干してしまいました。

港から約一時間、山頂近くで一人のバイクライダーの方に声をかけられました。

静岡から来られたバイクライダー

静岡から来られていて、よく道が分からないのでということ、
地図で道をお教えした後、恥をしのんでペットボトルのお茶を一杯分けていただきました。
ご親切にジャブジャブ注いでいただき、本当に助かりました。
ありがとうございます。(^◇^)ノ
アドレスお知らせしましたが、このホームページをご覧いただいていますでしょうか。
写真のバックは安芸の宮島ですよ。

水をいただいて、ほんのしばらく行くと頂上の真下、車で行ける終点に到着です。
ここに自転車をおいてちょっと歩くと砲台山の頂上に到着です。
この時点で14:27発のフェリーが出る時刻、
しかたがないので50分後のもうひとつ後の便に乗ることにしました。

頂上にはこんな砲台の跡がたくさん残っています。

砲台山頂上

太平洋戦争当時に使われていたものでしょう、生々しいです。
こういうところはどうも空気が変ですね、
きれいな木々に囲まれてはいますが、なにか体の奥が締め付けられるような
不穏な気を感じます。

頂上から三高港の方を見たところです。
ホント絶景です。苦労した甲斐が報われる一瞬です。

砲台山頂上から三高港を望む

少し下って、先ほどバイクの方と出会った場所で休憩しました。
出発してから初の栄養補給です。(アイスを除く)

アサヒ フルーツクリームブラン ブルーベリークリーム

「アサヒ フルーツクリームブラン ブルーベリークリーム」
近所のドラッグストアーで何気なく買ったのですが、
なかなか美味しくて食べやすいので気に入っています。
一袋に4つ入って105円でした。
ブルーベリーの効果で眼がよくなれば嬉しいのですが。

お腹を少し満たして出発です。
帰りは上ってくる時に苦労した分すごく楽です。
港のすぐ近くまでずっと下り、ほとんどペダルを踏むことがありませんでした。

予定より一本後の15:17発のフェリーに乗船し、帰路に着きます。

船から広島市内を望む


広島に帰ったら休む間もなくひろしまフラワーフェスティバルの会場へ出かけました。
昨日一緒だった吉田さん、例のゴレンジャーたちとともに中小企業家同友会のブースで
顔晴っておられます。

吉田さんとゴレンジャー

暑い中お疲れさんです。
キレンジャーさん、衣装がピチピチできつそうです。
モモレンジャーさん、腰のヒラヒラがキュートです。

会場は広い一体がお祭りムード一色、
こんなコンサート会場が各所に設けられていて、どこも大賑わいです。

ひろしまフラワーフェスティバル

いろんなところでたくさんの知り合いと会いました。

ムカちゃんとシマちゃん

左はにぎり天の向井田さん、真ん中は洋服のプロ島田さんです。

もう十年以上カンボジア支援のブースを出しているひろしま・カンボジア市民交流会
私も時間がある時はいつもここを手伝っています。

呼び込み名人ヒライちゃん

ここの名物呼び込み係の平井さん、矢野公民館にお勤めです。
「え〜らっしゃい、らっしゃい」今日もお声の調子は最高ですね。

テントの中でエスニック風煮込みを食べているのは櫛さん、
落語家善亭ぶ生としてご活躍です。

煮込みを食べる>善亭ぶ生さん

私もこの後で美味しい煮込みを食べ、呼び込みをしたり、明日の食材を買出しに行ったり、
ボチボチと手伝わせていただきました。
やっぱりお祭りは見るだけではなく、一緒に参加すると楽しさ倍増ですね。

帰り道、会場近くの音戸温泉に入りましたが、
両腕が真っ赤になるぐらい日焼けをしていて、ナトリウム温泉がヒリヒリとしみました。

一足早い今年の夏の思い出第一号です。

2005.05.02 Tuesday



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