美鈴の杜
今年のゴールデンウイークは、
幸いなことに広島は好天に恵まれました。
平和大通り周辺ではフラワーフェスティバルが開催され、
街全体が華やかに活気づいています。

昨夜赤崎大、帯子さんご夫妻と食事をしている時、
たまたま美鈴が丘の武村友和さんの話になり、
武村さんの持っておられる山で竹の子掘りができるということをお伝えしたら、
その場で武村さんに連絡し、急遽竹の子掘りに出かけることになりました。

武村さんのご自宅は美鈴が丘という団地の山際にあり、
その裏の広大な山林は武村さんの持ち山になっています。
  <美鈴の杜>


赤崎さんご夫妻と三人で車に乗って美鈴が丘に向い、
山に入るとそのあたり一面は見渡す限りの竹林で、
竹の子がそこかしこから頭を覗かせています。

山に入ると男は野生を取り戻します。
一心不乱に竹の子を掘る赤崎大先生です。



奥さんの帯子さんは掘り始めた早々に尻餅をつき、
イタタタタ・・・とうめいておられました。 (^◇^;)



竹林の空気は凛として限りなく透明です。
竹から発せられる気は、人の精神を研ぎ澄ます効果を持っているようです。
本当に気持ちいいですね。 (^-^)





こんなにたくさん採れました〜。



たくさんの竹の子を掘り、大満足の赤崎さんご夫妻です。 (^o^)v



武村さんが採った竹の子は、山への入り口何ヶ所かにある無人販売所で売っています。
けっこう利用者があるようです。



広大な山林に、場所を変え、いろんなルートから入ります。
どのルートもきれいに整備されていますが、
相当労力がかかったものと思われます。
お疲れ様です。



山では方々からカエルの鳴き声が聞えてきて、
そのカエルの卵が水辺にたくさんありました。
カエルの卵を見るのは数十年ぶりです。



豊かな自然の中では思わず笑みがこぼれます。 (^-^)



ここでは自由に水がくめるようになっています。
水質検査の結果もかなり良好で、名水と呼べるものだそうです。
  (水質証明書が山小屋に貼られていました)



これでコーヒーを入れたら美味しいでしょうね。 (´∀`)

武村さんの案内で、山をぐるっと歩かせていただきました。
入り組んだ山道も武村さんがご自分でつけられたものです。



鹿の木工品、なんで後を向いているのでしょうか。



ここの無人販売所の竹の子は売り切れで、米ぬかだけが残っています。



最後は武村さんのご自宅からのルートを案内していただきました。
お庭には詩人坂村真民先生の句碑「大宇宙大和楽」が建てられています。



ご自宅の横には立派な藤が花を咲かせています。
山藤だそうです。



山にはシャガもたくさんありました。
上品で美しい花ですね。 ^^☆



ご自宅から少し坂を登ると鶏小屋がふたつあり、チャボが元気よく動き回っています。



朝は外に離すことが多いそうで、
この時も外で何羽かウロウロしていました。





この立派な木も藤です。
こんな高いところに咲く藤の花を見たのはたぶん初めてです。



これは赤いシャクヤクです。
とにかく花の種類がたくさんあって、説明していただいてもとても覚えきれません。



花も緑も美しく、鳥のさえずりを聞き、美味しい空気を吸っているだけで幸せな気分です。

写真ではちょっと分かりにくいかも知れませんが、
この土の塊と木の枝が、鶏がひっくり返ってるように見えて面白かったですよ。 ^^☆



ミツバチの巣箱もありました。
けどなかなかミツバチは集まってくれないそうです。



本格的に養蜂しようとすると、かなり手がかかるのだそうです。
大変ですね。

街中で暮らしていると、なかなか自然と触れ合う機会がありません。
こんなのんびりした時間を過ごせるだけでも本当に幸せです。



ここではコンサートや自然観察会も頻繁に行われていて、
数日中には地元の小学生百数十人が竹の子掘りに来られるそうです。

豊かな自然は生命の故郷です。
感謝です♪ m(_ _)m

2012.5.4 Friday



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