江田島サイクリング<2> | ||
2016年、今年も清々しい気分でスタートしました。 (^o^)v 昨年は正月3日に世界遺産宮島までいつもの相棒 “十輝(とき)” こと清水十輝くんと サイクリング&初詣に出かけたのですが、 今年も二人で6日に江田島までサイクリングすることになりました。 <十輝 -This is Life> ※ このページの末尾に動画があります。 午前10時過ぎ、十輝くんが自宅近くのゆめタウンまで自転車を積んだ車でやって来て、 そこから二人、自転車をこいで江田島を目指します。 走ったのはこんな感じ、海沿いを走るルートです。 自分はママチャリ、十輝くんはスポーツタイプのカッコイイ自転車なので、 ペースを合わせて走るのが大変です。 広島市内から走ること約一時間、 いつもこのルートを走る際は最初の大休憩地となる呉ポートピアパークで一服です。 以前は有料の遊園地だったパークには、 無料で楽しめるたくさんの広場や遊具があり、 こんな電車も展示されています。 ここは入り口に近いところ、いつもきれいな花がたくさん植えられています。 あんまりキレイだから、十輝くんに座ってもらって写真を撮りました。 絵になりますね♪ 今日は呉ポートピアパークを呉市内に向けて少し走ったところで ものすごいシンクロがありました。 w(☆o☆)w 十輝くんの自転車は、ペットボトルを収めることのできるボトルホルダーの取り付けネジが 二箇所に付いています。 彼はそこにホルダーを付けたいらしく、 今朝出会ったショッピングセンターゆめタウン、 ここに至る途中立ち寄った海田という町のホームセンター、 ふたつの店でボトルホルダーを探したのですが、 残念ながら専門的な部品なので見つけることができませんでした。 その他にも何ヶ所か道沿いにホームセンターがあったのですが、 たぶんそこにはないだろうと二人で話しながら自転車を走らせていました。 すると、な、なんと ・・・ 、道端に探していたボトルホルダーが落ちているのです。 w(*゚o゚*)w その時は自分が十輝くんより前、車道の端っこを走っていたのですが、 左手の歩道の上にボトルホルダーらしきものを発見し、思わず自転車を止め、 すぐ後ろを走っていた十輝くんも同じくそれが目に入り急停車です。 それを拾い上げて自転車にあてがってみるとサイズも色もピッタリです。 なんという偶然、必然、シンクロニシティー(共時性現象)でしょう!! 二人してビックリしながら大喜びです♪ ヽ(^o^) こんなの普通道端に落ちてますか ・・・ ? ? ホント、信じられません!!
十輝くんとはこれまでもこんな不思議なシンクロがいっぱいで、 そこにまたひとつすごいエピソードが加わりました。 ^^☆ 呉市内に入った頃には正午を過ぎ、お腹もけっこう空いてきました。 十輝くんには呉に知ってる食堂があるらしく、 ガッツリ食べられるところということで、そこに行くことにしました。 彼はしばらく広島テレビ「テレビ派ランチ」という番組のレポーターをやっていたのですが、 その時に取材で訪れた寿食堂という店で、 彼が顔を出すと店の人みんなが大喜びしてくれました。 <寿食堂 - 呉/定食・食堂 [食べログ]> 彼は豚カツ、自分は生姜焼き、どちらも十輝くんお勧めの定食です。 ご飯は大盛り、おかずもしっかりあってボリューム満点です。 お店はおじいちゃん、おばあちゃんからちびっ子まで、 四世代の方たちがおられてとても賑やかです。 お酒もじっくり飲めるみたいで、今度またゆっくり行きたいですね♪ 十輝くんを囲んで記念写真、 左の柱に彼のポスターが貼られています。 これがお店の前、明るく若々しいお母さんです。 ご馳走様でした♪ 続いては、ここも十輝くんお勧めの店で、フライケーキというものをいただきました。 一個80円、ふんわりサクサクのケーキというのかお菓子というのか、 それを揚げたて温かい状態で食べることができ、 満腹状態のお腹の中にもすんなり入っていきました。 これはなかなか食べやすくて美味しいです。 ^^☆ お腹もしっかり満たしたので、再び自転車を漕ぎ、 眺めの素晴らしい音戸の瀬戸を目指します。 坂道でペダルを踏むのがしんどいです。 (>_<) 呉は軍港であり、造船の盛んな街です。 戦艦大和も海沿いの造船所で造られました。 海上自衛隊の船もこんなにたくさん留まっています。 潜水艦も八隻ぐらいはあるようです。 海上自衛隊の船のあるところから10分少々、 音戸の瀬戸にかかる第二音戸大橋が見えてきました。 このさらに奥、南側にある音戸大橋は何度か自転車で通ったことがあるのですが、 第二の方を自転車で走るのは初めてです。 橋を渡っている途中、ちょうど松山行きフェリーが下を通りました。 これまでこの松山行きフェリーには何十回も乗りました。 第二音戸大橋は、このように歩行者、自転車専用通路が完備されています。 そしてこんな第三音戸大橋(?)も歩道橋として設置されています。 第二音戸大橋に渡ると倉橋島に入り、 そこからさらに一時間近く自転車を走らせると早瀬大橋にたどり着き、 この橋の途中に呉市と江田島市の境があり、 江田島市の能美島へと入ります。 手前の煙突はお醤油を造っているところでしょうか、風情があります。 漁船がたくさん留まっているところでコーヒーブレイク、 今回も携帯用のガスコンロを持参しました。 これらはインドで買ったインスタントコーヒーやそれに類似した飲み物、 一回分ずつパックに入ってすべて1ルピー、約2円です。 これがなかなかいける味なんです。 ^^☆ インスタント特有のえぐみがなく、 チコリーという成分が入っているからなのかもしれません。 のんびりとコーヒーを飲んでいると、空に飛行船が浮んでいるのを発見しました。 「スヌーピーJ号」という名前だそうで、正月以降広島近辺を飛んでいます。 コーヒーを飲んで元気を取り戻し、再び二人でペダルをこぎ出します。 さっきのところから少し行くと、能美島と江田島、二方向に分かれる丁字路があります。 いつもはそこを左の能美島方向に行くのですが、 今回は別ルートということで右の江田島方向にハンドルを切りました。 けれどこれが結果的に悪魔の選択でした ・・・ 。 ……(つд`) 江田島方向に少し行くと野菜の無人販売所があり、 そこで売られているみかんとグリーンリーフを買いました。 みかんは200円、グリーンリーフは50円、 財布に50円玉がなかったので気前よく料金箱に300円を入れたのですが、 この時すでに悪夢が始まっていました。 (>_<) 無人販売所で自転車を止める際、誤って自転車をパタンと倒してしまいました。 そんなことはよくあるのですが、 いざ再出発ということで自転車を漕ぎ出すと、 なんだか後輪がグラグラしてうまく前に進むことができません。 後輪を見てみると車軸であるハブのところがいかれたみたいで、 ちょっと手で押しただけで車輪が左右に揺れ、 手で押して進む分には問題ないのですが、 サドルにまたがって自転車に体重をかけると後輪が左右にぶれて ブレーキがかかったようになり、まともに前に進めません。 こんなところで思わぬトラブルです。 けれど嘆いても仕方ありません。 ただひたすら自転車を押し、歩いたり小走りにかけったりして港を目指します。 道沿いにこんな可愛い山羊か羊を見つけました。 インドでも山羊や羊をたびたび、所によっては毎日見かけましたが、 山羊と羊の見分け方が今イチよく分かりません。 と思っていると、ちょうどこのページを書いている途中で その見分け方を書いた図を見かけました。 これもシンクロです。 上の写真は山羊なのかな? とまあ、山羊を見かけた頃はまだ余裕があったのですが、 いくら歩いてもフェリー乗り場のある江田島の小用港に着きません。 後で調べてみると、さっきの丁字路を左に行くと、 いつもフエリーに乗る高田港や三高港はそんな遠くない距離にあったのですが、 右方向の江田島小用港までは約十キロ、 結果的に自転車を押して行くにはかなりの距離でした。 少しずつ暗くなっていく中、 汗だくになり、途中からジャンパーを脱いでシャツ一枚になりました。 道の横を車が通り、寒風が吹きすさびますが、 とにかくひたすら前に進むしかありません。 時折十輝くんも代わりに押してくれましたが、 こんなトラブルがあっても終始十輝くんはにこやかで爽やかなのが救いです。 彼の人柄のよさをあらためて実感しました。 持てる体力を九割方使い果たし、6時過ぎに目的の小用港にたどり着きました。 ここから広島行きの船が一時間弱に一本出ているのですが、 港で調べてみると、船はすべて高速艇で自転車を積むことができないそうです。 w(☆o☆)w これはかなりの大ショックでしたが、もうあたりは真っ暗になり、 これ以上他の港まで歩いて行く体力は残されていません。 ここで少し思案をし、この先の切串港までタクシーで自転車を運んでもらい、 そこからフェリーに乗ることにしました。 小用港から切串港までタクシーで十分少々、料金は1800円、 これだけの距離、自転車を押して歩いたら二時間はかかったでしょう。 ハッキリ言って不可能です。 タクシーが切串港に到着してから約5分、 十輝くんが自転車で走って追いついてきてくれました。 午後6時40分発切串発広島港行きフェリーにギリギリ間に合いました。 いやいやホント、くたびれ果てました。 無事フエリーに乗ることができ一安心です。 (^-^) 広島港宇品からは市電に乗り、 今朝十輝くんと出会ったゆめタウンに行きました。 そこで十輝くんの車に乗って広島港へと引き返し、 彼の箱型軽自動車に自転車を二台積み、またまたゆめタウンへと戻りました。 今日は十輝くんにすっかり迷惑をかけお世話になりっぱなしでした。 彼もついこの間まで子どもだったのに、 今はすっかり大人になり、有名になり、彼からは助けてもらうことばかりです。 今回壊れた愛車のママチャリは、 結局ハブ軸が折れているということで、 修理を諦め新しいものに買い換えることにしました。 壊れたママチャリはこのゆめタウンで買ったものです。 それを買う時もなぜか十輝くんと一緒で、 彼はこのママチャリの誕生から滅亡(?)、その最初と最期を見届けたことになります。 いつもかなりハードな乗り方をしてきましたので、 もう寿命が尽きたと諦めることにします。 お疲れ様でした。 (-人-) 何はともあれ無事広島に戻ってこれて何よりです。 そして今回は、最後あれだけよく歩いたりかけったりできたものだと 自分で自分に感心します。 普段外で走ることはまったくありませんが、 こんなに体力があるということが分かっただけでも収穫です。 夜中に入ったお風呂ではいつも以上にしっかりと体を労いました。 体は冷え、大汗をかいたので、湯船の心地よさは最高です。 ^^☆ いつも体には「ありがとうね〜♪」と感謝の言葉をかけるのですが、 今日はその言葉の後に 「本当にすごかったね〜♪ すごいよ〜! ビックリしたよ〜!!」 と、こんな言葉が口をついて出てきます。 アドラーではすべては対等の関係で、誉めることも叱ることもいけないと言われますが、 これは褒め言葉ではなく、心の底から湧き出してくる評価の言葉です。 十輝くんが欲しがっていたボトルホルターを拾うのも必然なら、 遠い道のりを選び、そこで自転車が壊れるのも必然でしょう。 すべては必然、そう感じられることに感謝です。 体はくたびれ果てましたが、心にたっぷり自信と栄養を得た一日でした。 ヾ(´ー`)ノ 。・:*:・゜'★,。・:*:・゜' 2016.1.6 Wednesday |