極楽寺山登山
今日(4/16、土曜日)は廿日市市にある極楽寺山登山にチャレンジです。

極楽寺山は瀬戸内海に面した標高693メートルの小高い山、
頂上には極楽寺、蛇の池、キャンプ場などがあり、
車で頂上まで行くことのできる都会の別天地のようなところです。

たしか桜の木もたくさんあったはず、
下界の桜の見頃は過ぎてしまいましたが、
頂上近辺の桜なら今がちょうど満開かもしれません。

家から自転車を走らせ廿日市に向かう途中、
ひろしまカンボジア市民交流会のリーダー国近さんのお宅に寄りました。

奥さんは生まれたばかりのお孫さんのお世話で東京へ出かけておられ、
お父さん(国パパ)がしばしのチョンガーライフを満喫(?)されているご様子です。

お家でご飯をご馳走になり、いろいろと話をしているうちに
一緒に車で極楽寺山へ行こうという話しになって、
急遽予定を変更しドライブと相成りました。

国近敏信パパと愛車デュエット

バイパスを通って廿日市、速谷神社を過ぎて極楽寺の頂上に至る道を登っていきます。
久し振りに走るバイパス、新たに防音壁が設けられていたり、
ちょっとの間に様子は大きく変わるものです。

ふもとから少し登ったところにきれいな桜があったので写真を撮りました。

極楽寺山ふもとの桜

廿日市市は市の木が桜、きれいな桜がたくさんあることでも有名です。
この桜、少し散りかけですが、まだまだ見事なものです。

その近くの公民館のようなところにはしだれ桜が咲いています。

極楽寺山ふもとの桜

ここは標高100メートルぐらいでしょうか、
ほんの少し登っただけで桜の開花時期が微妙に後退しているのを感じます。
自然は正直なものです。

車を山頂にある極楽寺近くの駐車場に停め、
歩いて極楽寺まで行き、極楽寺の奥にある展望台から瀬戸内海の方角を眺めます。

極楽寺からの眺望を楽しむ国パパ

ちょっと霞んでいますが下界、瀬戸内海の島並みをバックに国パパをパチリです。

頂上数箇所で私と国パパ、二人でお互いの写真を撮り合いましたが、
後で調べてみると、なぜか私がまったく写っていません!!
デジカメのシャッターを半押ししてピントが決まった時の「ピピッ」という信号音を
シャッターが切れた音と勘違いされたのでしょう。
涙です。(ToT)

極楽寺から蛇の池に向かって遊歩道を散策します。
途中いろんな植物があり、小鳥のさえずりも聞こえ、
自然を楽しむには最高のシチュエーションです。

極楽寺山散策

動植物を解説した看板も各所に設置され、
家族連れ、友達、恋人同士、どなたにでもおすすめできる
本当に素敵なところです。

極楽寺からボチボチ歩いて約15〜20分、
大きな蛇の池に到着しました。

極楽寺山 蛇の池

蛇の池の周りではお弁当を広げたりバーベキューをしているグループがあり、
お肉の焼けるいい匂いが漂っています。

極楽寺山 蛇の池周辺

蛇の池の周りには立派なテントを張ったキャンプ場もあり、
これから夏場にかけてにぎわうことでしょう。

極楽寺山 キャンプ場

桜の花も咲いていました。
やはり下界よりも一週間は開花時期が遅いようで、
満開のものもあり、まだこれから、まだ三分咲きといったものもあります。

極楽寺山の桜

春の暖かい日差しに包まれて桜の花を楽しむ、
二週続けてのハッピータイムです。

極楽寺山の桜

車で来た道を引き返し、ふもとに着いたところできれいなチューリップが咲いていたので
写真を撮りました。

極楽寺山ふもとのチューリップと葉牡丹

赤と黄色が色鮮やかなチューリップ、
その周りを葉牡丹が取り囲んでいます。

極楽寺山ふもとのチューリップと葉牡丹

葉牡丹は色違いのものが交互に並んでいて、
もうトウが立っていますが、てっぺんの黄色い花が愛くるしいです。

その後国パパ邸に戻ってビールで乾杯。
その時たまたまテレビでやっていた被爆体験の話で盛り上がり、
昔話を肴にビール、焼酎と大いに酒がすすみ、
その晩は国パパ邸でノックダウンしてしまいました。


翌日(4/47、日曜日)手作りの朝食をご馳走になった後、
酔狂なことにまた再び極楽寺山へ、
今度は自転車、歩きで頂上にアタックです。

途中商工センターのあたりできれいな桜並木があり、
もうだいぶ散ってはいるものの、見事な枝振りの桜の木々に感動です。
一週間前はさぞ美しかったことでしょう。

商工センターの桜並木

廿日市に着き、バイパスのあたりに自転車を置いて歩き始めます。

しばらく車道を登っていくと道端に黄色い菜の花が、
菜の花は私の大好きな花のひとつです。
この時期は桜の淡いピンク色と菜の花の鮮やかな黄色のコントラストに
自然の造形美を感じるのです。

極楽寺山ふもとの菜の花

自転車を置いて数分で極楽寺山登山道に到着です。

極楽寺山登山道入り口

この民家の横、ここから登っていきます。

登山道を登っていると紫色の山ツツジがきれいに咲いています。
これからの時期はツツジ、サツキがきれいですね。

極楽寺山 山ツツジ

山ツツジ、白い花(名称不明)の合間から極楽寺の頂上が見えています。

極楽寺山遠景と山ツツジ

それにしてもこの登山道、山ツヅジの本数がかなりあるようで、
いたるところで花を咲かせています。

極楽寺山 山ツツジのフラワーロード

これなんかもう「フラワーロード」といった感じです。
すれ違う登山者にも「いや〜、きれいですね〜」と挨拶してしまうほどです。
春は花の季節ということを実感します。

美しし山ツツジに酔いしれながら歩いていると目の前に橋が現れてきます。

極楽寺山登山道の橋

中国自動車道を横断する陸橋です。

宮島を望む

橋の上からのワンショット、左上の島は宮島です。

登山道の途中には案内標識が各所にあります。

極楽寺山登山道標識

ここには「あと40分」と書かれています。
登り始めてすぐのところにある標識には「あと110分」と書かれていますので、
もう3分の2ほど登ったということになります。
こういった頂上までの距離の目安となる標識は、とてもありがたいですね。

山頂付近に来ると植生が変わり、モミの木が多くなります。
空気も少し変わるようで、クールで凛とした雰囲気が漂い、
自然と身が引き締まります。

極楽寺山頂上付近の自然林

モミの木の林の奥に山門があり、ここから石段を登り極楽寺に到着です。

極楽寺の展望台

昨日と同じ展望台から下界を眺めます。
昨日より少し見通しがいいようです。

極楽寺山から宮島を望む

今日は縁日の日らしく、屋台が店開きしています。
うどんにおでん、リンゴ飴などが売られていました。

奥のブルーシートで覆われている建物が本堂で、
現在改修工事中です。

極楽寺縁日

今日もやはり遊歩道を通って蛇の池に向かいます。

昨日は二人でゆっくりと、周りの木や植物を観察し、
おしゃべりをしながら歩いていました。
今日は一人、ついつい歩くスピードが速くなります。

山登り、一人の時は一人の時の楽しさがあり、
だれかと一緒の時はまたそれなりの楽しさがある、
二日続けて同じ山に来て、そんなことを感じさせてくれました。

蛇の池には昨日よりたくさんの人が来ておられます。

極楽寺山 蛇の池

管理センターの売店で50円の鯉の餌を買いました。

鯉の餌

餌をまくとたくさんの鯉が寄ってきます。

蛇の池の鯉

立派な鯉がたくさんいますね。
ついつい買えばいくらぐらい・・・と想像してしまいます。

ちなみに、鯉を食べるのなら黒っぽい模様のないものが美味しいそうで、
色鮮やかなものはダメだそうです。
昨日国パパから仕入れた情報です。

極楽寺山の桜

桜の木の下で夫婦でお弁当、いいですね。
春の幸せな一日といった感じです。

この後極楽寺に戻り、下山の徒につきました。

極楽寺山登山道から下界を望む

少しずつ下りるにしたがって中国自動車道が大きく見えるようになり、
車の音がハッキリと聞こえてきます。

中国自動車道を越えるとふもとまであとわずか、
最後は少し駆け足気味で下りていきました。

極楽寺山、本当に極楽気分が味わえるいい山でした。
楽しい思い出を胸に、約一時間ちょっと軽快に自転車をこいで
(途中、例によって寄り道をしながら)家に帰りました。

2005.04.17 Sunday


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