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捏造報道に終止符を<2>

立花孝志

斎藤元彦前兵庫県知事が不信任決議で失職し再選挙となっているこの闇が、現在次々と明らかになっています。

兵庫県県庁舎は費用1000億規模の建て替えが検討されていて、その費用を500億に縮小し、天下りの規制や港湾利権等これまで触れられることのなかった利権構造にメスを入れたため、既得権益者側からあらぬ噂をでっち上げられ、失職に追い込まれたというのが真相のようです。

前知事の疑惑を追及する百条委員会、その内容がリークされた音声を聞けば真相の一部が明らかです。

資料として押収された元県民局長のパソコンは公用パソコンであり、そこに残されているデータは勤務時間内に記されたものです。

そこには斎藤前知事を陥れようとするクーデターの計画や県庁内での不倫関係のやり取りや画像データが残されていることを片山前副知事が証言していますが、その証言をなぜか百条委員会の委員長である奥谷謙一県議が遮っています。

公用パソコンに残されていたデータによると、不倫関係は一人ではなく十年間で10人、それも強い人事権を持つ立場を利用した県女性職員に対する不同意性交の疑いが濃厚のようです。
もしこれが事実だとすれば重大な犯罪です。

こういった事実を隠蔽しようとする勢力が次々と明らかになり、ネットでは大きな話題となっています。

日本人には『死者を叩かない』という美徳がありますが、そもそも自殺の原因が斎藤前知事のパワハラではなく、自身がこれまで行ってきた行為が表に出ることを恐れたからだとしたら、話はまったく違います。

そして最初の告発文そのものが公益通報に当たらないと考えられます。

この真実はネットで急速に拡大していて、斎藤候補、立花候補の演説会場にはどこもものすごい数の人が集まっているのがSNS等から確認できます。
この民意は止めることができません。

これまで捏造報道を繰り返してきた大手メディアはこれをどのように受け止めるのか。
エセコロナ騒動も同じですが、最後の最後、捏造報道が完全にばれるまで沈黙を貫くのか、あるいは言い訳を織り交ぜながら真実を小出しにしていくのか、いずれにせよ公に謝罪することはないでしょう。

このANNニュースでは、斎藤候補の支持が広がっていることを報じてはいますが、その後に否定派の意見を加えています。

二つの意見が並ぶときは、後者の意見が強く印象づけられ後者が発信者の本音です。
「あの人は気は短いけど優しい人です」
「あの人は優しいけれども短気です」
この二つを比べると、明らかに二つ目の方が悪印象です。
さらに過去のメディアの報道内容から、このインタビューを受けている人も偶然街角で出会って取材を受けている人かどうかも分かりません。

異なる意見の報道順は典型的な印象操作で許容される範囲ですが、立花候補の報じ方は事実をねじ曲げた捏造です。

立花孝志

上のキャプチャ画像にあるように、ニュースでは立花候補が、
『斎藤前知事が返り咲き 引き続き県政を担うことが健全だと主張』
とありますが、これは誤りであって捏造です。

選挙の立候補者が他の候補者を支持する発言をすることは公職選挙法に違反します。
立花候補が述べているのは、メディアが隠蔽している真実であり、その内容は、

  1. 元県民局長のメディアや県議に対する告発は公益通報ではなく、真実相当性のない誹謗中傷であり犯罪行為である。
  2. 元県民局長のパソコンには過去十年間、十名の県職員の女性との不同意性交を強いたと思われる証拠が記録されていて、自殺の原因はそれだと考えられる。

この二点です。

これはメディアが絶対に表に出したくない情報なので、あえて情報操作しているのです。

立花氏がこのたびの選挙戦で出会った大手メディアの記者にこの事実を伝え百条委員会の録音データを送っても、全員から完全無視をされました。
メディアは真実を伝えるというジャーナリストとしての役割を放棄しています。

大手メディアは横並びの報道規制をしているようですが、若い女性記者は、これを記事にすることを上司からストップされた、奥谷氏から止められているということをポロッと語り、末端までは完全に情報統制されていないようです。

 

社会を正していくためには、すべての真実を明らかにすることが前提です。
もうメディアの情報操作に右往左往させられる時代は終わりました。

この兵庫県知事選は、その行く末を決める極めて重要なターニングポイントであり、メディアとネット、既得権益者と民意との戦いです。