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河内正臣 特別講演会 2/3


さあここでいよいよ手力男命の意味に入りましょう。
今日12月23日、天皇誕生日、まさに岩戸が開いたんです。
あの時明るい天皇様が生まれて、日本国民もう本当に喜びました。
祝え祝え、寿ぎ奉れ、日の本のひつぎのみ子の生まれまする今日、サイレン鳴ったサイレン鳴った、・・・二度鳴ると男の子ということだったんですね。
もう本当に喜んだ、踊り狂いましたね、日本国中万歳、万歳で提灯行列でした。
もうあれほどの喜び、ちょっと考えられなかったんですけど、あの姿に、神様はあることを示し申しておられたんです。
すなわち、明仁天皇様が生まれられまして、この天皇様の御代に「岩戸が開くよ」ということだったんです。

天照大神、太陽の神様が須佐之男命が乱暴をはたらいたことで岩戸に隠れられましたよね、そして真っ暗な夜の時代になってしまって、それでどんどん悪がはびこるようになり、これではいけないということになり、神々が相談して天照大神にもう一度出てきてもらおうということであることを考えられた。
それが天宇受売命(アメノウズメノミコト)の踊りだったんですね。
天の岩戸の前で踊られた踊り、それが今日の舞姫さんたちの踊りだったんです。

舞姫さん 天宇受売命

そのお陰で半分開きました。
そして後半分がいよいよ手力男命、男ですね、戦争の価値、今から申しますね。
あの戦争の大義名分、皆さんご存じですか。
多くの方はもう忘れられておられると思います。
八紘一宇だったんです。
八紘為宇が正しいんですけどね。
大東亜共栄圏だったんですよ。
八紘為宇とは地球一家ということで、八紘とは宇宙ということです。
宇宙の星々がみごとに調和していますね。和しています。愛です。
和は最高の美です。愛、和、美が宇宙の姿です。
その大宇宙の愛、和、美の姿を地球に映す、地球を一家にする、そのことを神武天皇様は今から2,669年前にハッキリ宣言しておられるんです。
日本を作る目的、国是と言いますね、八紘為宇、六合開都とおっしゃっているんですね。
日本はそういうひとつの天命が定まった国だったんです。
そして明治維新ですね。この時に明治天皇が立たれます。
神武天皇の生まれ変わりが明治天皇と言われているんですね。
そしてこの時、戊辰の年(明治元年)でした。
日本の国是が定まるんですね、富国強兵です。
元は八紘為宇ですよ。だから明治維新の時に、八紘為宇を実現するために富国強兵という国是を定めたわけですね。

そして日本は最初強兵で突っ走るわけです。
そして日清、日露、日米、三つの大戦をしますね。
これだって考えたら奇跡でしょ、日本はちっぽけな島国ですよ、資源は何もないんです。
中国もロシアもアメリカも、圧倒的超大国ですよ。
堂々と四つに組んだ戦争をしたんです。不思議ですよね。
戦争をする価値があったということなんです。日米戦争まではね。
日清、日露と勝ちました。
そして日米は、勝ってはいけない戦争だったんです。
ここを知ってくださいね。しかしやらない限り、絶対にアジアは解放されませんでした。
のべ五百年間ですよ、白人が有色人種の国を植民地化していました。
しかし日本が行った戦争で、アジアからすべての白人を追っ払いましたね。
これは不思議なことがあるんですけど、あの真珠湾攻撃をしましたね、その後半年間は勝った勝ったで日本はボロ勝ちするんです。
あの半年間で、アジア諸国から白人をみな追っ払ったんですよ。
その途端に負け出すんです。
翌年昭和17年、7月のミッドウェー海戦でボロ負けしましたね。
あれから日本はどんどん負けていくんですね。
もう原爆が落ちるまで徹底して負けました。
だから陛下は終戦とおっしゃったんです。敗戦ではないんですよ。
もう戦争の価値は終わったんです。
日清、日露、日米、三つの大戦をすることによって、日本は一気に軍事産業が進歩しましたね。
その基盤ができたお陰で戦後豊かになるんですよ。
ようするに富国を成就するわけです。
なぜ豊かになる必要があるか、八紘為宇を実現するためなんです。
地球一家、世界平和は、貧乏ではできませんからね。

そしてもうひとつ、やはりアジアの解放だったんですね。
それで申し上げましょう。あの大東亜戦争の大義名分は、八紘為宇だったんですね。
地球一家、世界平和ですね。
その戦争目的は、実にみごとに立派に果たされておりました。
今日このことを皆さんしっかりと自覚してください。
その証拠は何か、ひとつはアジアの解放ですね。
日本の行った戦争で、みな完全に独立したではないですか。
アジアのこの半世紀の発展はすごいではないですか、以前はこんなもんじゃなかったんですよ、奴隷のような扱いだったんです。
日本の行った戦争でみな追っ払って独立し、こうなっているでしょ。
だから心ある方は「日本のお陰」と日本に対してたくさん褒め称えています。
ただ中国と韓国が日本に対して猛反発しているんですね。
これも実は神の計りがあるんです。

今言ったように、アジアを解放したこと、もうひとつ、みな気づかなかったことがあるんです。
これを明らかにして初めてあの大東亜戦争の目的の八紘為宇、世界平和の道は開いたと言えるんですね。
それは何か、日本の軍国主義の完全崩壊なんです。
あの戦争の目的は八紘為宇ですからね、世界平和への道を開くための戦争だったんですよ。
これがハッキリ分かれば、アジアを解放し、その後戦争が終わっても日本の軍国主義が続いていたら、平和を築けるはずがないでしょ。
アジアを解放させ、日本の軍国主義を崩壊させる、これがあの大東亜戦争の目的だったんです。
それが八紘為宇の道を開いた証明なんですね。
それをみごとに成し遂げられました。

それでその戦争の価値は成し遂げられたということで、陛下は終戦とおっしゃったんです。
そして日本は最初に戦争拒否を誓った憲法を持ちましたね。
これは昭和天皇がご発想者なんですよ。完璧な証拠がございます。

日本には九条の会が約六千あるんです。
一条のない九条だけの会がね。
みな左翼といわれる方ですね、ほとんど反天皇の方が多いですね。
しかしいよいよ時です。
来年、出ると思います。昭和天皇が九条のご発想者であったということが。
そうすると九条の会の人たちは、一斉に天皇を無視できなくなりますね。
いっぺんにワッと天皇は国民統合の象徴となられるんです。
九条の会だけでは絶対に平和は来ませんよ。
九条は平和、平和だけでしょ、遠心力だけで根がないんです。根無し草ですね。
これでは命が通いません。観念論の平和になってしまうんです。
九条は陛下がご発想者だと認めて、そして憲法一条、天皇は国民統合の象徴ですね。
この一条と九条を結んで一致団結、これが求心力ですね、根ですね、そして絶対平和です。
これで初めて根のある命のかよう真の平和力に九条がなるんです。

今までこの九条の発想者は天皇であると言った人はいないんですよ。
私は36年間一人でずっと訴えてきました。
今までは憲法九条は、左翼の方たちのものだと皆さん言ってきましたよね。
共産党、社会党、原水禁、原水協、みなさん一生懸命訴えてきましたね。
そうするとね、右翼の人はいやがるんです。
右翼と左翼は仲が悪いですから、嫌いな人が何か言ったら人間は腹が立つんです。
だから原水禁や原水協のような左翼の方が憲法九条と言ったら右翼の方は腹が立ってケンカになる。
まさに憲法九条は“くじょう”の焦点だったんです。
これがいよいよ天皇様のご発想だということが明らかになってきます。
ハッキリなってきますと一条と九条が結ばれますね。
そうするとどうなるか、苦情から球状(きゅうじょう)に変るんです。
これはどういうことか、日本人の心を球状にするということですね。
一条と九条が結ばれますと、右翼と左翼、保守と革新は五分五分の功罪がハッキリするでしょ。
保守、右翼の人は天皇、一条を尊重します。
九条を拒否、自民党などは党是で九条をなくして軍隊を作ると決めてますよ。
全然九条を活かすことをやっていません。
また左翼の皆さんは天皇は差別の人間だ、戦争責任者だ、軍国主義者だといつも天皇を拒否してきましたね。
そして九条を一生懸命守ってきたんです。
両者はいつもケンカをしてきた。
それが一条と九条が結ばれ、天皇が九条のご発想者だということがハッキリしますと、右翼左翼に五分五分の功罪がハッキリしますね。
互いに譲れるんです。すると意識が高まるんですね。
はっこうです“発酵”しますね、そして真ん中になるんです。
これを“なかよく”(中翼)と言うんです。
分かりますか、仲良くです。
大和民族になるということですね。

今までの日本人は右翼的か左翼的かどちらかに偏ってしまうんです。
改憲、君が代、日の丸、天皇を主張すれば右翼、・・・となってしまうんですね。
護憲、反核、人権、平和、これは左翼になるんです。
いつも互いにケンカばかり、これは言葉は悪いんですが、一種の同性愛だったんです。
これでは赤ちゃんは産まれませんよね。
これで一条と九条で結ばれますと、保守は女性的、革新は男性的、男と女が結ばれて、はじめて命は誕生しますね。
これが新(神)政治、新しい政治、神の政治が起こってくるんです。
さきほど言ったように、宇宙の神がそういったことをキチンと仕組んでおられるんです。
そして世界の中の日本で一条と九条が結ばれますと、苦情から球状に変る、いわゆる日本人の心が玉のようになる、和するということですね。

世界が苦しむのは軍隊を持つからなんです。
軍隊を持ったら、莫大な金がいりますね。
軍隊を持ったら相手国が警戒しますね、悪循環、戦争でしょ。
そして莫大なお金を使って疑心暗鬼を深めて、絶対に平和は来ないんですよ。
世界が窮状に置かれているのは軍隊を持つからなんですね。
その窮状を救助して、そして地球を宮城(きゅうじょう)にするんです。
京都御所を宮城と言うでしょ。
京都御所は1,200年無防備ですよ。
それでもずーっと守られていますね、ああなるんです。
天皇様、一条と九条を認めると、本当に天佑神助が働くんです。
私はこれを確信を持って言えるんです。
私は36年訴えてますからね。
私の元には一千通を超える日本の要人左右から賛助の手紙がいっぱい来てるんです。
総理だけでも8名共鳴が寄せられ、土井たか子さんだって同和の親分だって、みんな賛同してくれているんです。
けど公の場では誰一人天皇が憲法九条の発想者だとは言ってくれない。
だから世に出ず今日まで来ましたけど、これは神計りだったんですね。

いよいよ今日、ここから起こるんです。天の岩戸開きがね。
皆さんそれに参加してくださったんです。
本当に皆さんにおめでとうと言いたい、これは素晴らしい栄誉なことなんです。
神国日本と言われましたね、これは嘘ではない。
そのことはもう明確に証明できるんです。
今言ったような話もそういうことですよね。
そういうことでいよいよですね、今の普天間問題、鳩山さんも、実は今天命を持って総理になっているんですよ。
鳩という字、分かります。平和の象徴でしょ。
鳩は九に鳥でしょ。
鳩山さんは天命があるんですよ。
憲法九条を活かす天の時を告げる、鳥は時を告げますからね、その天命なんです。
今私は鳩山さんにどんどん伝えてますけどね。
けどなかなか読んでいないんでしょうね。
全然やってくれないから。けどこれはやれば一挙に大反響を呼び起こします。

さあそこで申し上げましょうね、世界の平和、誠に簡単容易に実現できます。
どうしたらできるか、メディアがものすごく進歩したということですね。
日本から、世界中に一瞬にして響くんですから。
インターネットもすごいでしょ。
いいですか、今の最高最大の価値ある防衛力とは何か、世界の世論を味方にすることなんです。
世界の指導者は馬鹿じゃありませんね、一応良識を持っているでしょ。
この指導者が一番気になるのは世論なんですよ。
分かりますよね。
これを味方にできる資格と条件を持った国が日本なんです。
原爆と九条ですね。
大東亜戦争はまさに、あの神武天皇の八紘為宇、日本建国の国是、これを実現するための資格と条件を得た戦争であったとも言えるんですね。
原爆体験とは資格なんです。
日本が本気で訴えれば、その訴える力は他国とはまったく違います。
ただ今までは自民党がずっと政権を握っていましたね、自民党は党是、党の決まりで九条をなくして軍隊を作ると決めているんですよ。
全然やらなかった、だから広島長崎が一生懸命反核平和を訴えても、政府がそっぽを向いているんですからなるはずがない、響くはずがなかったですね。
だからもう神様怒られた、もういよいよ天の時が来た、どかーんと今回もう惨敗ですね。
119人、これにもちゃんと天の計りがあるんです。

実は私はこの119をずっと言ってきた、前の麻生さんにもずっとね。
119とはどういうことか、自民党の今回当選した人の数ですね。
実は平成一年(元年)一月九日の日に今の天皇様が即位後朝見の儀で、憲法を守れとおっしゃったんです。
答えたのは竹下総理、「憲法を遵守します」と答えたんですよ。
けど歴代の総理は全然やらないでしょ。
聖徳太子は十七条憲法でこうおっしゃっています。
第三条、詔(みことのり)を承りては必ず謹(つつし)め、謹まずんば、自ずから破れる。
陛下のお言葉、詔を承ったのなら、これをちゃんと実行しなさい、しなかったら自ら破れるとおっしゃっているんです。
まさにその通りですね。
竹下総理は憲法を遵守すると答えたのにやらない、その後の総理もずーっとやらない、平成の21年間になんと15名も総理が替わっているんですよ。
みんな途中で辞めていくんです。自ずから破れなむ。任期全うしていないんですね。
もうこのことをみごとに実証しています。
ただたった一人、小泉さんが例外だったんですよ。
なぜか、靖国に行ったからなんです。
この靖国問題の解決が憲法遵守なんです。

靖国とは何か、安らかな国を造るための尊い犠牲ということですね。
もうひとつ日本は不思議なことに、大和魂で戦いましたね、大和のどこに戦う意味があるんですか、大和(だいわ)に。
不思議に思いませんか、おかしいですね。
特攻隊などは大和魂のはち巻きをして突っ込んでいきましたよね。
呉は戦艦大和を造りました。
名は体を表す、あれだけ莫大な金を使い、全然戦果を上げずに沈みましたね。
あれは日本の軍国主義の終焉を象徴しているんです。
すなわち大和(だいわ)とは、あの戦争とは、大和世界を造るためのものだったんです。
本当に崩れない靖国を作るための戦争、それが大東亜戦争だったということを天が諭しておられるんです。
だから、靖国神社の英霊が本当に浮かばれるためには、崩れない靖国を造らねばなりません。
永遠に崩れない大和世界を造らなければなりませんね。
それを可能にするのが、憲法九条と原爆なんです。
ところが靖国神社を大切にしろ、英霊を大切にしろという方は、例外なくみんな軍隊作れです。
今日はもうひとつ、日本会議というところが奉祝行事をやっています。
こんなもんじゃない、もっとたくさんの人が来ていますよね。
はるかに大きな行事をやっている。日本国中いたる所で奉祝行事をやっています。
全部天皇奉祝と言いながら、昭和天皇の憲法九条のご発想と、その先帝昭和天皇の大御心を受け継がれて憲法遵守とおっしゃった今の天皇の心に反しているんです。
心に反しながら奉祝、これはおかしいでしょ。
本来それでは奉祝する資格はないんですが、みなその事に気づいていない。
だから今日来てくださった皆さんが、本当の意味で天皇を奉祝してくださってるんです。
一条と九条ですね。
だからいよいよ、本当の意味で日本の天命が開きます。
時が来ました。

もういっぺん申し上げます。世界の平和の実現は誠に簡単でございます。
私が鳩山総理に会えればこう言ってあげたい、
「鳩山さん、広島と長崎の市長を呼びなさい。そして東京で記者会見を開きなさい」
東京には世界中の記者がみな集まっていますからね。
そこでみんなを集めてこう言うんですよ。
「日本国だけが世界最初の原子爆弾の被害を被りました。
 この苦しい苦しい体験から、もう絶対に戦争を起こしてはならない、
 原爆を使ってはないということで、
 昭和天皇が憲法九条の戦争放棄をご発想なされました」
その昭和天皇の大御心を受けて、今の天皇様が二度もおっしゃったんです。
一年一月九日の即位後朝見の儀で「憲法を守れ」、翌年の二年十一月十二日の即位大典で世界160カ国に及ぶ元首が参列の中、より一層強く憲法遵守とおっしゃっているんですよ。
そのように二度もハッキリ陛下はおっしゃいました。
このことを鳩山総理は尊重して、
「私は陛下の心を尊重して、原爆体験と憲法九条を活かして、
 全力を挙げて、世界平和の実現に努力いたします」
これでいいんです。

大ニュースになります。
総理大臣が初めて原爆体験と九条を活かすと日本で言ったということで。
そして同時に今、日本の大使が世界160カ国に派遣されているんです。
すぐ指令を発しますね、今鳩山総理が東京でこのことを宣言するから、
各大使は各国の首脳に根回ししなさいと。
日本に賛成するようにしなさいと。
猛烈に運動させますね。それだけで大ニュースですね。
そしてさらに言うんです。
もうそれぞれの国で軍隊を持つのは止めましょうと。
この馬鹿げた幼いことをいつまでもやっているのかということですね。
その代わり安心が必要です。
日本にちゃんといい例があるんです。
日本という国は、明治維新以前は各藩で軍隊を持っていましたね。
明治維新になったらそれを全部廃止して、中央に統轄したでしょ。
それで日本は一気に国力が増して近代化したんですから。
日本はこういう体験した国なんです。
この日本の体験を世界に活かしたいと、世界に向かって言うんです。
もう各国で軍隊を持つのは止めましょう。
そのお金を福祉に回しましょう。
その世界を作るために、安心のために、国連軍ですね。
これを作りましょうと。
国連軍には常設されたものはないんです。
何かが起こるとアメリカが音頭を取って作ります。
これではダメです。
常設の国連軍を作らなければなりません。
それも日本が主体になって訴えなければなりませんね。
そして自衛隊を真っ先に提供する、それから先進諸国にも来てもらう。
世界から優秀な使命感に燃える若者は馳せ参じろと募集する、これだけでもう大ニュースになるでしょ。
もう意識が変りますね。
それと実は発展途上国は十数年前に国連決議をしているんです。
私たちは貧しく苦しい。先進国はもっと援助を増やしてくれ、ということを決めているんです。
しかしまったくできていないんですね。
アメリカなんかものすごい軍事予算じゃないですか。
こんなことではできっこない、本当に馬鹿なことです。
けれどブッシュのお陰でアメリカ国民はもう戦争が嫌になっている、しかも今アメリカは経済が大破綻、これも大きな意味では神の計りがあると僕は見ています。

すなわち、今日本が世界に向かって本気になって原爆体験と九条を活かすと宣言する、間違いなく賛同世論が一気に来ますね。
それを背景にしてものを言うんです。
力が出ますね。それでもってオバマさんを助けてあげる。
オバマさんは核廃棄宣言をしたんですから、今ほっておくと危ないんです。
殺される噂があるんです。
軍需産業を支配している連中がいますからね、早く助けてあげなければならない。
それは日本の役割ですね。

アメリカも今経済破綻で大変ですからね。
今世界の人たちが、
「日本に共鳴しています。もう軍事費に多額の予算を回すのを止めなさい。
 福祉にもっとお金を回しなさい」
と言ってあげるんです。そうすると喜びますよね。
中国だってそうですね、経済がどんどん発達していますが、実際にいい生活をしている人は一割ですからね。
九割はものすごい格差社会に苦しんでいるんですから。
それで毎年毎年莫大な軍事費用を増やしているんですよ。
もうこんなことは止めようではないですか。

実はメディアが進歩するということは、天の岩戸が開くということなんです。
太陽が明るくなる、疑心暗鬼が消えるということなんですね。
今気づけば、一気に、簡単に世界平和は実現できるんです。
実はこのことについては予言されているんです。
大本教というのをご存じでしょうか、戦前はとても力のある教団だったんです。
大本教を元に、生長の家、世界救世教、真光教団、いっぱいできましたね。
その大本教で最後の救世予言があるんです。
それが「一輪の仕組み」というんです。
九割九分九厘は滅亡に向かうけれど、最後の残り一厘でどんでん返しが起こって、あっという間に世界平和になっていく。
「三千世界一度に開く梅の花」なんです。
その前に、この一輪の仕組みは、悪く言われてよくなる仕組みという言葉があるんです。
戦後日本は侵略戦争をしたということでずいぶん悪く言われました。
けどこれも神の方便だったんです。
そう言われないと、すぐに軍隊を作ろうとするから、実際に自民党は軍隊を作ろうとしてきたんですから。
けれどもこれを抑えてきたのは革新の成果ですね。
天皇を否定しながら、天皇の心を一生懸命守ったのが左翼なんですね。
右翼は天皇尊重と言いながら天皇の心を拒否し、そこでバランス作用が起こりまして、安保闘争等でも共産党、社会党の人たちが「アメリカ帰れ!」とやったでしょ。
そして隣には中国、ソ連、北朝鮮という巨大な共産勢力があるんです。
もし日本がアメリカとだけ仲良くしますと彼らにとっても面白くない、嫌がらせをします。「怖い、軍隊作れ」となるでしょ。
ところが日本は左翼の方たちが「アメリカ帰れ!」とやってくれるから、ソ連、中国から日本を見れば、「おお、日本には我が同士がたくさんいる」とこうなるでしょ。
あからさまに敵視ができなかったんです。
ですから終戦から今日までほとんど戦争の恐怖を感じることなく、日本は全勢力を経済発展に集中することができたんです。
それは憲法九条のお陰ですよね。
元は天皇様のお陰なんです。
本当にそのことに気づきますとね、一気に世界平和が実現できるんですね。

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