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河内正臣 特別講演会 1/3

今明かされる、広島の偉大なる天命! 河内正臣 特別講演会
2009年12月23日(祝) 於:広島国際会議場

ただいまご紹介いただきました河内正臣でございます。
田端さん、本当にありがとうございます。
そして舞姫様、本当にありがとうございます。
今日は本当の天の岩戸が開く時でございます。

今日はですね、12月の23日、天皇様のお誕生日ですね。
実はこのお誕生日にはですね、天の深い深い諭しがあるんです。
これはどういうことかと言いますと、今の天皇様が誕生される前に四人のお姉様がおられたんですね。
昭和8年12月23日、この頃は天皇様中心の日本ですから、また天皇様は男しかなれませんからね、最初から全国民は男が生まれることを望んだんですね。
最初は女性の方でした、内親王とおっしゃられます。
二人目も女性の方でした。
三人目は、今度こそ男の子と全国民は必死で祈りました。
しかし女性だったんですね。
四度目、今度こそは、・・・しかしまた女性だったんです。
さすがに国民はがっかりしましてね、皇后様は女腹だと、男は産めないと言い出したんですね。
そしてそういう時に第五番目のご懐妊だったんです。
もう日本国民は必死で祈りました。
神社関係の人はね、水をかぶって祈ったそうです。
そういった全国民の祈りに応えて生まれられた方が今の天皇様なんです。
しかも一日前、昨日は冬至でしたね。一年で一番夜が長い日です。
それが極まって陽に転じる、誕生なさって8分後に太陽が昇りました。
明仁様、明るいという字は日と月、陰と陽ですね、この世の中はすべて陰と陽の現れです。
男と女、精神と物質、西洋と東洋、これが和合したら明るい世界になるということなんですね。
明仁天皇様は明るいという字が示します通り、まさに太陽が顔を出した、岩戸が開いたということなんです。
では岩戸開きとはどういうことなのか、太陽様ですね、天照大神が岩戸に入って真っ暗になったと古事記で言われています。
これはどういうことかと申しますと、夜の時代ということなんですね。
アメリカ、ソ連(ロシア)、中国、世界を動かしていると言われるユダヤ、みな国旗は星でございます。
その人たちが世界を動かしてきたんですね。
アメリカ、ロシア、中国の真ん中にあり、太陽の国旗に象徴される日本はまだ出ていなかった。
要するに夜の時代だったということなんです。
暗い時代、いろんな悪がはびこります。
特にその中でも一番の大問題が、夜の時代に価値があるとされた軍隊ですね。
やっぱり疑心暗鬼がひどいですから、自分の国を守ることが一番の正義とされたんですね。
だからどこの国も必死になって軍備を強化し、それに伴って相手国もまた軍備を強化し、悪循環ですね。
もう人間の意識の中からは平和がすっ飛んで、軍備で守ることばかりに集中するんですね。
それの行き着く先が戦争、それが二十世紀は戦争の世紀と言われた原因だったということですね。
そのような夜の時代が、今明けるんです。それが天の岩戸開き。
明仁天皇様は、その大変な天命を持ってお生まれになったということですね。

河内正臣先生

今日ですね、皆さんの前できれいな舞姫様が踊ってくださいました。
あの踊りは本当に素晴らしい踊りなんです。
霊的なことが感じられる人には分かるんですが、本当に神様が一体となって踊っておられるんですね。
本当に、霊が浮かばれるんです。
広島で原爆で亡くなった、恨み苦しんでいた霊、戦争で亡くなった人、浮かばれないかわいそうな霊がいっぱいおられますよね。
あの踊りによって本当に癒され、霊が浮かばれて、そうすることによって半分岩戸が開かれたんですね、このことは古事記に載っています。
後の半分は、手(田)力男命(タヂカラヲノミコト)が開くんです。
田に力、男ですね、この男性の力によって完璧に開くわけです。
これはどういうことなのか、これはあの大東亜戦争の価値が明らかになるということなんです。
今日それを明らかにいたします。

お忙しい中をたくさんの方々にお越しいただき、本当にありがとうございます。
皆さん方に私が一番訴えたいこと、それは世界の平和、これは実は誠に簡単、容易に実現できるということなんです。
これだけメディアが発達しているんですから、日本には世界の世論を味方にできる資格と条件があるんです。
これが原爆体験と憲法九条です。
最高の防衛とは何か、世論を味方にすることなんです。
今鳩山総理は普天間問題で苦しんでいますね。
これは明らかに天の諭しがあるんです。
もう日本は武器を持って基地を強化するといった、そんな低次元な幼いことは止めなさいということなんです。
日本は太陽なんです。太陽が出れば星は消えます。
本当の明るい世界、世界の軍事費用を福祉に回せる世界、こんな素晴らしい世界が来るんだ、明るい夢と希望を与える運動。
またもうひとつは、原爆を持って武器をたくさん持って威張っていることが恥ずかしいような、そういったところまで人間性を高めなければいけませんね。
これが本当の平和運動なんです。

ただ今までは、広島の原爆の平和運動は、怒りと憎しみと悲しみと恐怖を訴えてきましたね。
恐怖を訴えたならば、
「わ~怖い、あんなものを落とされては大変だ」
と、落とさせないためにはより強力な武器を持って守らなければならない・・・とこうなりますよね。
だから広島が原爆のことを訴えれば訴えるほど、核を持つ国は増えていったでしょ。
これは矛盾ですね。
そしてもうひとつは怒りですね。
「アメリカはひどいことをしやがった、とっとと帰れ」
そしたらアメリカの立場はどうなりますか。
「何を言いやがるか、先にやったのは日本じゃないか、リメンバー・パールハーバーだ」
と反発してケンカになるんですね。
ケンカとは平和を壊すものなんです。
平和とは、平らかに和やかに和する運動ですね、逆になっていました。
もうひとつは嫌悪感ですね。
皆さんは原爆資料館をご覧になったことがありますよね。
人間誰だって一度は恐ろしいものを見てみたいんです。
怖いもの見たさですね。
けど一回見たらまた見たくなりますか。
おそらくたいていの方は二度と見たくはないでしょう。
だから平和と言ったら善男善女は逃げてしまうんです。
名前を挙げて悪いんですが、一部の原水禁、原水協、社会党系、共産党系の人たちが広島に来ては平和、平和、反核と訴えながら、怒りと恐怖と悲しみと憎しみをアピールしてきたんですね。
これでは被爆者の方たちの心は明るくなりません。
なかなか病気も治らない、そういう状況できたわけです。
けれどそれが全部いけないとは言いません、やむを得なかった。
それはしかし平和運動ではないんです。
今までの運動は核戦争防止運動だったということですね。
ひじょうに陰性の運動ですね。
平和運動とは、人間の心を高め、明るい夢と希望を与える陽性運動です。
もう武器など持っていては恥ずかしいと思えるような人間にする、そして世界の莫大な軍事費用を福祉に回すことのできる世界を創ろうではないですか。
こんな素晴らしい世界、こんな平和な世界がもうすぐ来ますよ。
「わ~素晴らしい、本当にそんな世界を創りたい」そういう気持ちにさせるのが真の平和運動ですよね。
これからそういった真実の平和運動に変るんです。

今までの広島と長崎の訴えは、たったひとつ大きな功績があったんです。
それが核戦争防止の力だったということですね。
核戦争の危機は戦後何度もありました。
昭和25年の南北朝鮮戦争の時は、マッカーサーは原爆を使えと言ったんです。
けど使えなかった。
それは広島長崎の訴えのお陰ですよね。
それからベトナム、特にキューバは危なかったですね、寸前まで行きました。
ベルリンも危なかった、これまで何度も核を使う危機はあったんです。
それをかろうじて回避できたのは、広島長崎の訴えのお陰だったんです。
その意味に於いて、核戦争防止、全人類を生かしてきたという大きな功績が広島長崎にはあったんです。
しかしながら、今までの訴えでは絶対に平和は来ませんね。
そこで、いよいよ出てくるのが何か、それが憲法九条と原爆体験と天皇の真実なんです。
実は原爆体験にはものすごく深い天の計りがあるんです。

今から私が話すことの中には、天とか神とか神計りとかがしょっちゅう出てきます。
だからご説明しておきます。私の言う天とか神とはどういったものなのか。
たとえばこのマイクですね、これは誰かが作ろうと思ったからできたんです。
机もそうですね、誰かが作ろうと思ったからできたんですよ。
それと同じように、地球もそうでしょ、地球は元々無かったんですから。
科学者は地球46億年の歴史と言っておりますね。
それは46億年前にはなかったということです。けど今は球体としてある。
一日24時間で自転していますね。
一年365日で太陽の周りを公転していますね。
自転と公転、そして様々な星々は互いに支え合っていますね。
見事な和です。見事な秩序、法則です。
こういったものが、何の意志も法則もなしに生まれるはずがないでしょ。
宇宙には意志があることが分かりますよね。
その宇宙の意志が地球を作ろうと思ったからできたんです。
その宇宙の意志を私は「誠の神」と言っているんです。

この神が地球を創造なさり、人間もまたすべてこの神から生まれてきましたね。
私の上に親がいる、またその上に親がいる、そしてそのまた上にも・・・、これがずっと遡りますと、宇宙の意志に入りますね。
これは対を絶する、絶対神ということです。
黒人も白人も、私たち日本人も、みんなそこから生まれてきた。
この神様に心を結んで、はじめて世界平和が来るんですよ。
今までの唯物史観と排他独善宗教では、どんなに努力しても絶対に平和は来ません。
なぜならば、唯物史観と排他独善宗教では、個人のエゴと組織のエゴを一歩も超えられないんです。
戦争とは、国家のエゴ、民族のエゴのぶつかりでしょ。
だから真の平和を実現するためには、その国家のエゴ、民族のエゴを超えなくてはなりませんね。
それが誠の神なんです。
神国と言われた日本は、この真の神、誠の神を表す天命があるんです。
この誠の神の心はどんな心なのか、これは簡単なことですね、すべての親だから、差別のない、絶対の愛なんです。
今日はハッキリそれを自覚してくださいね。
これを自覚することによって、本当の神の道を歩むことができるんですよ。

ちょっとご参考までに言っておきましょう。今までの宗教の悪口を言うのではないんですが、分かっていただくためにあえて言うのですが、どの宗教教団も信者さんは凝り固まりますね。
“コ(狐)”はキツネでしょ、“リ(狸)”はタヌキですね。
教えを受けるから小利口になり小理屈を言うけれども、裏を返してみれば利己信仰、自分のこと、自分の属する教団だけのこと、これは利己信仰で本当の神信仰ではないですね。
もうひとつ、日本の神様は「示して申す」と書きますね。
日本の神様は分かってくると本当にすごいんですよ。
神の心は示し申されております。
この原爆のことについては後で申しましょうね。
差を取れ、悟れということなんです。
神の心と人間の心には大きな差がございます。
この差を取っていくと、神の心が分かってくるんですね。
さきほど田端さんがおっしゃられてましたが、私は昭和48年に、弊立(へいたて)神宮に初めてお参りしたんです。
数日後に禊ぎを受けました。身を削ぐ、罪削ぎということですね。
人間みな罪を持っているんですね、その罪を削がれた、それからいろんなひらめきが生まれだした。
もうその禊ぎの期間、半年間は一睡もできなかったんです。
それはもう本当に苦しかった、けどその時に何と祈ったか、私は無理矢理にでも「ありがとうございます」と祈っていたんです。
私はこの苦しみは、自分自身の業(ごう)の浄化なんだと知っていたからです。
今苦しいけど、今悪いものをどんどん浄化してもらってるんだと思ったから、また思えなくても意地でも思うようにしました。
それで「ありがとうございます」今つらいけれども悪いことをどんどん消してもらっているんだ、その消してもらった奥から本当の神性が現われるんだ、それを知っていたから「ありがとうございます」。
有り難ですね、難が有ることがありがたい、それを悟ることは、有ることが難い(がたい)ことですね。
それを言いつづけました、祈りつづけました。
そして半年後にそれが収まってきたら、私自身にいろんなひらめきが起こりだしたんです。
今日はそのことを申し上げるんです。

原爆は、上空約570メートルで横に爆発したと言われていますね。
これはウランの人体実験と言われています。
長崎は縦にドーンと、これはプルトニウムの人体実験と言われています。
これは十字架だったんです。
神が許されたことだったんです。
これがなかったら、絶対に日本は滅びていますよ。
もしあそこで原爆が落ちなかったら、絶対に日本は降伏していませんでした。
もうあの時点ですでに日本人は三百万人殺されていました。
もうこうなったら止められません、意地になりますね。
武士道は死ぬことと見つけたり、生きて虜囚の辱めを受けず、捕虜になることは恥ずかしいこと、私たちにはそういう意識がありましたから。
日本はもう絶対に負けると分かっていても突っ込みます。
そういう時に原爆が落ちたんです。
これでさすがに当時の軍人さんたちも「これでダメだ」と思ったんですね。
それが天皇様の終戦の御聖断という形になるわけです。
日本は救われました。そしてこの原爆は最大の悪と呼ばれましたね。
しかしながら同時に、人間に平和意識という最大の善を生んだんです。
これが6と9の意味なんですね。
広島の原爆は6日に爆発しましたね、この6を逆にすると9、これは長崎が被爆した日ですね。
裏と表があるということなんですね。
一面の悪、裏面から見ればこの原爆が平和運動を起こし、その訴えが今日まで核戦争を防止し、人類を生かしてきました。
これが9ですね、6と9。
この意味が分からない人のこと、一面しか見えない人のこと、これを6と9でないから「ろくでなし人間」と言うんですね。(笑)
これは実は動物人間という意味なんです。
真ん前しか見えない人、後ろの精神世界が見えない人、・・・もうこれからはその世界を卒業しましょうね。
これを分かった人を弥勒(みろく)菩薩、369と言うんですね。
3というのは、この世のすべての現れ、数霊なんです。
命の元があって、それが陰と陽に分かれて相対世界、これを結んで新しい命、これをくり返して万物が生まれました。
3とは万物のひとつの原理なんですね。
それを日本では大元造化、三神(さんしん)と言いますね、三つの神があってすべてが生まれてきた。
老子も「三は万物を生じる」と言っておりますね。
そのようにこの世のすべての現れは裏表があるよ、ということが分かった時に弥勒菩薩になれる。
いわゆる動物人間から神の子人間になれるということです。
原爆も一面悪ではあるけれども、裏面から見るとこんなすごい大きな意味があった、その意味が分かった時に、恨みの怨念がご恩の恩念に変るんです。
この時に初めて平和が来るんです。

河内正臣先生

広島の偉大な天命とは何か、忘れないうちに言っておきましょう。
ここでズバリ申し上げます。
「あの原爆を許す」と宣言することなんです。

人類は有史以来、繰り返し繰り返し悲惨な戦争を行ってきました。
その中で特に大きな衝撃を与え、絶対に許してはならないと言われたのが原爆なんです。
だから今日まで絶対に許さないということでずっとやってきましたね。
しかし今申し上げましたように、原爆にはそういった深い意味があったんです。
もうひとつ言いますね、原爆は相生(あいおい)橋の上で爆発しましたね。
この原爆は愛なる世界を生み出しなさい、愛に生きなさいという、その橋渡しだということをおっしゃっているんですよ。
8月6日8時15分、止む(86)、8月15日に止む、全部天は諭しておられるんです。
これが分かりますと、こう質問されました。
「だったら河内先生、原爆は神が落とされたんですか」
だから僕はこう答えました。
「いや、神が落としたんではないんです」
神が許されたということです。
神様は我が命をたくさんに分けられましたね、八百万の神々です。
好きにさせておられる、強制なさらない。
しかし人間が目覚めるためには、悪なる現象もないと分からないんですね。

ちょっと今忘れないうちに言っておきましょう。
アメリカのブッシュ元大統領は、大変辛い役をやってくれたと思っているんですよ。
損な役ですね。
あのブッシュさんがああいったことをやったお陰で、もうさすがにアメリカ国民も戦争が嫌になってきたんです。
ブッシュさんが大統領に就任した時は、まだまだアメリカ国民は威張ってました。
俺たちはこんなすごい原爆、武器を持っているんだと、一番我々が強いんだと。
けどブッシュさんがイラクへの侵攻をしたお陰で、泥沼ですよね。
さすがにもうこれはダメだと、初めてアメリカの国民にも戦争は嫌だという意志が大きく起こってきたんですね。
そこにオバマさんが出てきて、核廃棄宣言をしてくれたということですね。

このようにひとつの悪がないと、日本も目が覚めなかったんです。
だから日本の神の道、神髄(かんながら)の道というのはですね、悪とか敵を認めないんですよ。
悪や敵も荒ぶる神と言っているんです。神なんですね。
大変辛い役ということですね。
それが分かりますと、今申しましたように、広島というのはとても深い意味を持ってくるんです。
広島の原爆犠牲とは、まさに世界平和への道を開く重大な人身御供であったということですね。

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