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スピードブレーカー

シヴァ神

インドには日本にはないものがあります。
そのひとつがスピードブレーカーで、日本でも横断歩道の手前などに速度を低下さすための警告として小さな金属の突起がありますが、あの激しいバージョンがインドにはあるのです。

インドでは、村の入り口、交差点の手前、住宅のたくさんあるところなど随所にスピードブレーカーと呼ばれるアスファルトやコンクリートの盛り上がりがあります。
以前知り合いにそのことを話したら、是非見てみたいとのことだったので写真に収めました。

形はこのようなかまぼこ形が一般的です。

 

かなり大きな出っ張りなので、車でもバイクでもスピードを緩めざるえません。
バイクはこれを回避して道路の端っこを通ったりもします。

こうでもしないと交通ルールを守れないのでしょうね。
必要悪の存在です。

こんな風に下に掘り下げているバージョンもあります。

これは結構衝撃を与えて、寝台バスに乗っていてもガックンと体が揺さぶられます。
インドもいつかこういうものがなくてもいいようになればといつも思います。

 

最近は少しずつ悪くなってきているとはいえ、日本の治安の高さは世界一でしょう。
インドでは、泥棒には窓ガラスは割られるものとして、すべての窓ガラスにこのような鉄枠、鉄格子が付けられています。

もっとすごいのは、境界に設けられた塀の上にこんなガラスの破片が埋め込まれていることです。

その上さらに鉄条網が張り巡らされています。

ここまでしたら、さすがにここから泥棒に入ろうとは思わないでしょう。
見ているだけで指先がイジイジとしてきます。
そしてほとんどの家がこのような対策をしているので、していない家は逆に狙われやすくなるのでしょう。

これらガラスの写真は今回の旅行で撮ったものですが、以前も同様の写真をホームページに上げたことがあり、その写真を見た東京のテレビ局から番組で使いたいと連絡をもらったことがあります。
東京のキー局からは過去三度ほどホームページの画像使用のことで連絡がありました。
明石家さんまや所ジョージの番組だったと記憶していますが、なにせテレビを持っていないので、その放送を確認したことはありません。

ついでにこんなのもありました。
ガラスの破片ならぬ釘バージョンです。

 

治安がよく、道徳心の高い日本に住めることの有り難さを感じます。