20日前夜祭のプログラムを終え、多くの参拝者の人たちと一緒にサンカランコービルのホテルに向かいました。
道場にも宿泊できる部屋はたくさんありますが、とてもそれだけではさばききれないほどの人数の参拝者が訪れていて、大型のバス二台を連ね町のホテルに向かい、翌21日早朝に再び日本山妙法寺サンカランコービル道場に戻りました。
本日2月21日の仏舎利塔落慶大法要のプログラムはこの通りです。
こちらの一団は隣のカルナータカ州バンガロールから訪ねてこられてた僧団で、先頭で三名の僧侶が掲げるお皿の上には御仏舎利を収めた器が載っています。
これからインド最南端カニャクマリの地に新たな仏舎利塔が建立されるので、そこに収められるものだと思われます。
なにせこの盛大な行事の中、細かなことを確認することができません。
こちらは仏像を抱えておられます。
これもカニャクマリに収められるのでしょうか。
粛々と行事は進んでいきます。
ひとつひとつの行事の意味はよく分かりませんが、荘厳かつ圧倒的迫力であることは確かです。
極めて厳格な修養生活を日々営んでおられる日本山妙法寺の方たちから発せられるエネルギーはすさまじく、自然と頭が下がります。
行事の随所で花を見立てた散華(さんげ)が撒かれ、その原色の紙片は熱帯の地をより美しく華やかに彩ります。
中央のサングラスをかけた方が、式典のメインゲストである駐印モンゴル大使です。
わざわざ遠くデリーから来られたとのことです。
式典の後、床に残った花もまた、その場所を美しく彩ります。
熱帯の南インドでは、行事でも髪飾りでも日本以上に生花をよく使い、マーケットのいたるところで花を使った飾りが売られています。
式典終了後は食事の時間です。
用意された食事以外にも、アイスクリームや果物などを業者が売りに来ています。
この光景はどんな行事も共通です。
このカットされたスイカは、ひとかけら口にした後ですが、カップひとつが20ルピー、約36円、とても甘くて美味しかったです。
だいたいカップに入った果物は、この価格が相場のようです。
式典の間楽しいのは、いろんな人たちと交流ができること。
カメラを向けるとみんな喜んでくれます。
彼らはみなスマホを持っていますが、一眼レフカメラで撮られるのが嬉しいらしく、彼らにカメラを渡すとお互い楽しそうに写真を撮り合っていました。
そしてそのデータをiPadに移し、世界で最もポピュラーなSNSツールWhatsAppを使って彼らに送りました。
便利な世の中になったものです。
このように、法要の前後にいろんな方と出会い、温かい気持ちと触れることができたのがこのたびの旅の大きな収穫でした。
にこやかな笑顔の庵主さんたち、とくに真ん中のガンガ・ライ庵主さんにはすごく親切にしていただきました。
サンカランコービルに着いた初日、足を引きずっていると横になることをすすめ、特製のジュースを作ってくださいました。
食事の際にも気遣ってくださったり、別れ際にはとてもよく効くからと塗り薬までくださいました。
庵主さんはダージリンの道場におられるそうなので、是非一度訪ねてみたいものです。
こちらはペグーさん、インド北東部アッサムの方で、最初は日本人かと勘違いしてしまいました。
21日の朝、ホテルで少し言葉を交わし、とても感じのいい方だったので、手持ちの折り鶴をひとつ差し上げました。
するとお返しにとインドのタオルをくださり、その後チャイまでご馳走してくださり、まさにわらしべ長者、何より美味しいチャイでした。
灼熱の南インド、心も体もホットホットの熱帯です。
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