日本山妙法寺サンカランコービル道場の仏舎利塔は、二十余年の歳月をかけ、天空を突き抜けんばかりの高さ40メートルの威容を誇ります。
2月20日、日本山妙法寺サンカランコービル道場の仏舎利塔落慶大法要の前夜祭はこのようなプログラムで行われました。
インド国内、世界各地から大勢のお上人さん、庵主さん、各派各宗の僧侶の方たちがこの日のために集まってこられました。
自分が初めてこの地を訪ねた17年前の2008年は、道場の完成と仏舎利塔の基礎に御仏舎利を収める式典の時でした。
あの時の式典も盛大に行われましたが、このたびの式典はその規模を超え、日本山妙法寺がこの地でますます大きな影響力を持っておられることを感じます。
式典の最初はキリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、ガンディー主義の人たちによる、それぞれの宗教スタイルによる祈りを捧げます。
この宗教の分け隔てなく、他宗教の式典にも自分たちの様式で祈念できるという宗教の垣根の低さがインド的で最高に素晴らしく感じます。
これはインドが元々すべてのものに神を見出す多神教的ヒンドゥー思想が根付いているからなのでしょう。
日本では考えられないことですが、自らを絶対とすることなく、異教の教えをも尊ぶ姿勢は学ぶところが大きいものです。
式典会場の裏、階段の下にはキレイなレンゴリが描かれています。
これもインドでは宗教、宗派を問いません。
前夜祭のイベントでインドの伝統舞踊を披露してくれた女の子と記念写真を撮りました。
このエキゾチックで美しい装飾と化粧は、ちょっと神々しさを感じるほどです。
その間も式典は進み、お上人さんたちにショールがかけられます。
結婚式でも同様に参加者にショールがかけられて記念撮影が行われるので、インドの祝い事での歓迎の印なのでしょう。
これはインドの古楽器による伝統音楽の演奏です。
演劇用の衣装を着た子どもたちが舞台裏で待機しています。
みんなとてもフレンドりーで、カメラを向けても言葉をかけても快く応じてくれました。
劇の内容はよく分かりませんが、左から三番目の男の子は仏陀を演じるようです。
女の子もそれぞれの役に応じて着飾っています。
特に左のお姫様(?)がキレイですね。
男の子と女の子、何組かのグループに分かれ、棒術のようなパフォーマンスを披露してくれました。
これもインドの伝統芸能でしょう。
劇はいろんな音楽や効果音を交えながら進んでいきます。
言葉はまったく分かりませんが、その場の演じ方でなんとなく雰囲気を楽しみました。
子どもたちはここの学校から大きなスクールバスに乗って来てくれました。
マザーテレサの絵があるので、キリスト教系の学校なのでしょう。
にも関わらず仏教の式典でパフォーマンスを披露するとは、やはり日本では考えられないインドの素晴らしさです。
心のこもったパフォーマンスをありがとうございました。
盛りだくさんの前夜祭、後半は子どもたちの笑顔とパワーで大いに盛り上がりました。
世界様々な国から、様々な宗教の人たち、そして一般の子どもたち、このすべてを包み込み受け入れるような融和性が、世界をひとつにする宗教の持つ大きな役割のひとつだと強く感じます。
イベントの最後は伝統衣装を身にまとった彼女のインド舞踊です。
彼女の踊りは衣装、装飾、化粧の美しさ以上に素晴らしく、長時間踊りを披露してくれている間、多くの人の注目をひとつに集めていました。
長い時間みなさんお疲れ様でした。
ナンドゥリ(ありがとう)!!
(^^♪
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