今回の旅は移動が多く、写真とともにたくさんの思い出はできたものの、パソコンに向かう時間がありません。
また時間はあっても部屋の電源が切れていたり照明が付かなかったりと様々な環境で、それもインド旅の楽しさのひとつです。
チェンナイではスシルの家で二晩泊り、その後チェンナイのホームであるスレッシュのところに行きましたが、残念ながら現在子どもたちはみな田舎に帰っていて子どもたちと会うことはできませんでした。
インドでは学校関係トラブルでこんなことが起こるのです。
ホームで二泊した後、日本山妙法寺サンカランコービル道場の仏舎利塔落慶大法要に参加すべく夜行バスに乗りました。
日本と違ってインドの夜行バスは寝台バスで、乗車中ずっと横になっていられるので快適です。
こんな形で通路をはさんで五列二段の寝台が並びます。
進行方向に向かって左側がシングルで、右側がダブルとなっています。
横になって寝られることはいいのですが、毎度問題になってくるのが途中休憩の少なさです。
日本のほとんどの長距離バスのように車内にトイレは設置されていません。
にも関わらず、トイレ環境が劣悪なインドで暮らすインド人はトイレに行く回数が少なく、トイレ休憩の時間間隔が長いのです。
従って寝台バス乗車前は極力水分を控えますが、それでもかなり大変な思いをすることがしばしばです。
今回も平気で三時間以上ノンストップだったので、いつ停まるか分からない時を待つのはとても長く感じられます。
熱帯で生まれ育ったインド人は、炎天下でも激辛料理を食べてもあまり汗をかかず、水分をあまり摂りませんが、日本人はそんな訳にはいきません。
それでもどうしても我慢できなければ途中停車をしてくれます。
今回も中年の女性と年配の女性が途中でバスから降り、横の道端にしゃがんで用を足しておられました。
やはりインド人は逞しいです。
トイレ問題以外は快適ですが、交通ルールがめちゃくちゃなインドは様々なトラブルがつきものです。
とっさのことで写真は撮れませんでしたが、日付が変わった午前1時過ぎ頃、たまたま車窓から外を見ていると、道路のすぐ横でバスが炎上していました。
中型バスの前側から後ろまで、ボディーのすべてが炎に包まれ、その横に乗客らしき人たち数十人が立っています。
みな慌てた様子はあまり見られず、こんなことは慣れっこなのか、やはりインドはスゴイです!!
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