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2018年9月6日 ・・・ スキマ時間の活用<2>

スキマ時間の活用を意識するようになって、
いろんな面での作業効率が大幅にアップしました。
これは自分にとって大いなる意識革命です。

スキマ時間の活用というのは、
厳密に言えば短時間集中法といった方が的確です。
この短時間の積み重ねが、より長い一日、一週間、・・・
となっていきます。

長い距離、時間を走り抜くのは辛いものです。
往年の名マラソンランナーであった君原健二は、
現役時代一度もレースを棄権したことがありませんでした。

走っていて苦しい時は、
「まず次の電柱まで走ろう」と自分に言い聞かせ、
そこまで走りきったら、また、
「その次の電柱まで走ろう」と、
目の前の短い目標をひとつずつ積み重ねていったのだそうです。
これも短時間集中ということですね。


自分の場合、集中する目安を15分間に設定しています。
これは人それぞれ自分に合った時間があると思います。

家では時間の計測にこのタイマーを使っています。



このタイマーは、
10分前なピピピピと短い音が四回鳴り、
5分前にはさらにピピピピ、ピピピピと八回音が鳴るようになっています。
つまり15分にセットすると、
5分ごとに三回鳴るということです。

15分を三分割して意識すると、
最初の5分はスタートダッシュ、
次の5分は波に乗ってできる時間、
そして最後の5分はラストスパートと、
15分間飽きることなく意欲を継続させることができます。

まるで子どもの遊びか躾のようですが、
大人でも充分活用できるアイデアだと思います。
決められた時間内に何かをする、
あるいは何か時間を計りながら事を行うというのは、
工夫次第で誰にとっても楽しいものです。


この短時間に集中することのメリットを項目に分けて書いてみます。

1.集中力アップ

いままで集中して行うことができなかったものでも、
15分という短い時間なら集中できます。
この自分が集中してできる時間を見極めるということが第1段階です。


2.取りかかりやすい

何か数時間にわたって物事に取り組もうとすると、
まず最初の取っかかりを得ることが大変です。
怠け者はここで、ちょっとお腹が空いてるから、頭が痛い、
他の用事がある ・・・ 等々の言い訳を考えて、
なかなか取りかかろうとしないものです。

けれどわずか15分だったら一気にやってしまおうという気になり、
取りかかりがとてもいいのです。

子どもでも勉強嫌いの子は、まず机に向かうのが大変で、
一度机に向かうと少しは勉強しようという気になるものです。
それが短時間でもいいとなると尚更です。


3.時間の大切さを知る

わずかな時間でも集中すると、意外と大きな成果が上がるものです。
その成果の大きさを知ると、
バスや電車の中、人を待っている間、
そのわずかな時間、ほんの5分、10分でも、
手元の本を集中して読んでみようという気になります。

これは意欲の向上というよりも、
何かチャレンジ精神みたいなものです。

わずかな時間の大切さ、可能性を知ると、
それを活かそうという気持ちも膨らみ、
さらにその価値が大きくなります。


4.記憶が定着しやすい

エビングハウスの忘却曲線というのは有名です。
覚えたものは、時間とともに緩やかな曲線を描くように忘れていき、
この曲線を意識し、タイミングを見ながら復習することで
記憶が定着しやすくなるというものです。
  <エビングハウスの忘却曲線 - Google 検索>



短時間集中して何かに取り組んだ後は、
その集中力を持続させるため、短時間でも必ず休憩を取ります。
そして休憩後、さっきまで取り組んでいたことを少しの時間を開けて
再度見直すことにより、記憶の定着がよくなります。

何かを学ぼうとしている時、
この短時間集中を繰り返す方法は最高です。


5.苦手なことにも取り組める

やらなければならないけれど、
嫌だからやらずにそのままになっているというものを、
たぶん多くの人が持っていると思います。

これもまずその取っかかりを見つけることが大変で、
それを完璧にやり遂げるとなると大きなプレッシャーですが、
ほんの少し、短時間だけでも取り組めばいいとなると、
そのハードルは一気に低くなります。

そのわずかな取っかかりが得られたら、
その先の見通しが見えるようになってきます。

まずはそういった苦手なもの、放置しているものを、
15分、あるいは5分、10分でも取り組むことを決意しましょう。
『まずは最初の一歩から』です。


『千里の道も一歩から』
千里の道を進むのに、
千里先を見て元気よく走り出せる人もいれば、
1Kmぐらい先を見るのが歩きやすいと言う人もいて、
また足下の一歩一歩を見なければ不安で歩けない人もいます。

それぞれ自分に合った歩み方をするのがいいのだと思います。
自分で考え、試し、そして感じてみてください。

2018.9.6 Thurseday  
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