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2018年7月8日 ・・・ 女性の時代
このたびの西日本を中心とした豪雨災害では大きな被害が発生し、
地元広島でも、8日午後6時時点で
死者は34人、心肺停止が3人、行方不明が44人に達していると
報じられています。
自分は今茨城にいて、
広島のことはニュース報道や知人からのメッセージでしか
知ることができませんが、
いたるところで道路が寸断され、孤立した地域が数多くあるようです。
広島市は大きな三角州を中心として広がっている都市で、
平野が狭く、山を切り開いたところにたくさんの住宅が建ち並んでいます。
他にも被害の大きかった呉、坂、矢野といった地区は、
広島から広島湾沿いに呉に向かっていくところに位置し、
やはり山際に多くの住宅が並んでいます。
そんなところですので、
昨今多発しているゲリラ豪雨のような大雨に見舞われると、
いつどこで大きな土砂災害が発生してもおかしくありません。
広島市は四年前に74名もの死者を出す
大雨による大きな土砂災害があり、
その悪夢が再び起こるとは、まさに想像だにしていませんでした。
このたびの災害を教訓とし、
同様の天災が起こっても、
被害を最小限に食い止める努力をしなければなりません。
広島、その他西日本で被災し、亡くなられた方々に対し、
心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。
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今は時代の大きな転換期、
その転換期に於いては、覇権を持つ国や地域が移り変わり、
人々の持つ価値観が大きく変わっていくと同時に、
渡り鳥が一斉に住処を換えるのと同様に、
民族の大移動や地域紛争が多発し、多くの血が流れてきました。
昨今の世界的な異常気象も、
科学を中心とした世界文明が終焉の時を迎え、
その過悪が生み出したものと言えなくもありません。
偉大な知恵と、巨大な力を持つ現代人に求められていることは、
今という大きな時代の転換期をいかにスムーズに乗り切り、
新しい持続可能な社会を築き上げるかということです。
今回の転換期が迎える結末は、
新しい価値観に則った理想の社会を創り上げるか、
あるいは破滅への道を歩むのか、
この二つにひとつしかないものと考えます。
そしてそのよりよい道を歩んで行くために求められるのが、
これから迎える新しい時代の理というものをいち早く知り、
それを体現した社会を早急に創り上げていくことです。
このたびの転換期は、
今あるものを改良、改革して技術発展させるといった程度のものではなく、
まったく新しい、人類の生き方を根本から変えていく
有史以来初めて体験する巨大なものになるはずです。
つまり、有を発展させるのではなく、
無から有を生み出す力が求められていて、
それは子どもを産む性である女性の力なのです。
宇宙は138億年にビックパンによって生まれたとされていて、
ビックバンは無限小から無限大に向かっていく拡張であり、
今もその状態は続いていて、これは陰性の理です。
宇宙は陰性の状態で始まり、
今も陰性なので、陰陽は陰から陽の順番であり、
陰性優位です。
宇宙誕生の理は陰性なので、
産む性、誕生の性である女性もまた陰性です。
女性は陰性の特徴であるふくよかでまろやかな肉体を持ち、
生殖器官である膣、子宮、卵管、卵子に至る道筋は、
上から下、拡張のエネルギーが示す通りの形をしています。
さらには卵子は体細胞の中で最も巨大(陰性)であり、
男性の精子が微少(陽性)で激しく動き回る(陽性)のに対し、
卵子は受精の時をじっと動かず(陰性)待っています。
かように時代はまったく新たな時代の幕開けを待ち、
そのための女性の理を求めているにも関わらず、
世界的に見て女性の地位は低く、
その本質的能力を十分発揮できる状態にあるとは言い難い状態です。
フランスのボーヴォワールが『第二の性』という著書で
抑圧された女性の待遇に対して書いたのが今から約七十年前、
その間社会は大きく変化したものの、
まだまだ女性の解放はいまだ途上です。
~ 女性の時代<2> へ ~
2018.7.8 Sunday
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