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2017年10月19日 ・・・ ブレインダンプ

何事も、内にたまっているものを出す、
出し切るというのは実に気持ちのいいものです。

そう言うと、まずはトイレに行った時のことを思い出しますが、
どんなものでもあのスッキリ感は同じです。

言いたいことがあってそれをずっと我慢していた時、
それを思い切って口にした後は、
「あ~言いたいことが言えてスッキリした!」と実に爽快な気分です。

ガラクタを処分する断捨離、スペースクリアリングも、
大切にしていたものを処分する時には少し躊躇するものの、
いったん手放してしまえば、
後は未来への期待のようなウキウキ気分でいっぱいです。

呼吸も同じです。
呼吸法の極意は吸う息よりも吐く息を意識すること。
そして吐く時はゆっくり、肺の中の空気をすべて吐き切ることです。


つい先日、知り合いの経営者の方から事業についての相談がありました。
その方は会社の創業者ですが、
今は一線を退いて息子さんに社長を譲り、
フリーな立場でいろいろと活動しておられます。

本業は事業所で使うものの販売やリースで、
その現在の販売ルートに則って何か新しいものをとのことでした。

その方とお話をしているとたくさんアイデアが湧いてきます。
確立したハードの販売ルートがあるのなら、
それに付随したソフトサービスはいくらでも考えることができます。
元々ソフトに関しては得意分野で、
以前していた経営コンサルタントの時の感覚が蘇ります。

これからはソフトの時代、
そのことは多くの人が感覚としては理解していても、
なかなか以前からの販売手法や業態は変えられないものです。
特にある程度の歴史のある会社ならなおさらです。

せっかく湧き出たたくさんのアイデアを
単なる雑談で終わらせては意味がありません。
そこでそれらのアイデアを分かりやすく提示するために、
およそ十年ぶりぐらいですが、
たくさんのアイデアを脳の神経回路、シナプスのように図示する
マインドマップに描き上げてみました。
  <Guru Mindmap - マインドマップ - Wikipedia>

実際に描いたものをここに載せることはできないので、
Wikipedia にあるマインドマップを載せてみます。



こんなふうに色とりどりのペンを使って系統立ててアイデアを書いていくと、
頭の中が自動的に整理され、
さらにまたどんどんとアイデアが浮かび上がってきます。

大きな枝から細かい枝へと枝分かれし、
細かい枝を書くと、さらにその先、
より細かく具体的なところにまで思考が広がります。

マインドマップの図は脳の神経回路のようであり、
また樹木の幹と枝、根っこのようでもあり、
その形が自然の摂理に則ったものであるからこそ、
そこに力(生命エネルギー)が生まれ、
自然と自己発展していくのです。

約十年ぶりにマインドマップを描き、
そこに秘められた偉大な力をあらためて感じ取りました。
これは生命法則の具現化です。

マインドマップは十年ぐらい前に随分と話題になりましたが、
この生命的思考ともいえる手法は、
今これからの時代、ますます価値を増していくでしょう。


マインドマップは大きな白い紙と何色かのペンがあれば実践できます。
パソコンで描くためのソフトもいくつか出ていますが、
実際に自分の手を使って描く方がより脳の中に染み込むので、
自分は手で描いていくつもりです。
  <マインドマップ ソフト - Google 検索>

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ペンは最初は百円ショップで買った色鉛筆を使ってみましたが、
百均のものは発色が悪いですね。
そこでネットでいろいろと調べ、今はこのペンを使っています。
道具がいいと描くのが楽しくなります。




マインドマップのいいところは、

  ・ 描くのが楽しい
  ・ 短時間で描くことができる
  ・ どんなものも対象にできる
  ・ どんどんとアイデアが湧いてくる
  ・ そのアイデアを統計的に見ることができる
  ・ 全体像を一目で把握できる
  ・ 人にも見て理解してもらいやすい

といったところにあります。

自分の脳の中にあるアイデアをスッキリと出し切ると、
やっぱりこれは快感ですね。
久し振りにマインドマップを描き上げて、
断捨離した時と同じような充足感を覚えます。

そして描いたマインドマップがこれから有機的な働きをするのかと思うと、
それもまた大きな喜びです。


久し振りにマインドマップを描き、
脳の中味を出し切る快感を覚えたので、
その流れで、以前から気になっていたブレインダンプを
してみることにしました。

ブレインは脳、ダンプはダンプカーのダンプで降ろすとか投げ出すという意味、
つまり脳の中にあるものをすべて吐き出してしまおうというものです。

マインドマップは最初から頭の中にあるものを
すべて有機的な図で描いていきますが、
ブレインダンプはまずはテーマに沿ったのを無作為に書き出し、
後でそれを整理するという手法です。
  <ブレインダンプ - Google 検索>

ブレインダンプはポピュラーな手法のようで、
ネットにもいろんなやり方が出ていますが、
少しずつ述べられていることが異なります。

概要はこういったことです。

大きな白い紙とペンを一本用意します。
そこに決められたテーマで思いついたことをどんどんと書き上げ、
それを後で整理し、まとめ、
そのまとめたものをノートや手帳に入れるなり、壁に貼るなどし、
常に意識し、行動指針とする、
そしてこれを定期的に行うとなおいい、というものです。

紙はA4、もしくはもう少し大きめなもの、
自分は百均で買ったB4判のスケッチブックを使いました。

ペンはボールペンでもシャープペンシルでも大丈夫です。
自分は青い細字のボールペンを使いました。

テーマは、

  ・ 自分の欲しいもの、手に入れたいもの、こと
  ・ やらなければならないこと
  ・ ビジネスアイデア
  ・ 借金
  ・ やりたくないこと
  ・ 恐れていること
  ・ 自分にできること  等々です。

これらすべてをやる必要はありません。
上の二つはするべきでしょうが、
あとは自分の感じるままに加えていけばいいと思います。

書く時には制限時間を設けます。
そうしないと脳が真剣に働かないからです。
ネットでは五分としているところが多いようですが、
自分の場合、上二つの項目は、
どちらもとても五分では書き切れませんでした。
さらに五分延長し、それでもまだ足りない気分です。

そしてこれを整理して頭に刻み込むことを、
二週間とか一ヶ月に一回行うといいとのことです。

自分は上の二項目でまずは十分と感じ、
そこに書いたことを年内いっぱい、
二ヶ月ちょっとの間にやりあげることを目標としました。

そしてそれが実行された来年の年明けに、
再度ブレインダンプをしてみようと思います。

今日は思ったことをランダムに書き上げただけで、
それをグループ分けしたり、優先順位を付けることはまだしていません。
明日10月20日午前4時13分が新月なので、
それを過ぎてから整理し、頭の中にインプットする予定です。


手放す、出し切るというのは本当に快感です。
心理学者のフロイトによると、
人間を欲求という尺度から見ると、
最初に母親のお乳を吸う口唇期を経て
次に排泄を司る肛門期の段階へと移行すると言われていて、
“出す” という行為は、人間の生命に直結した生理的快感なのだと感じます。

出したものは自分の内側にあるものです。
それを図や文字にし、明確化し、秩序立てるということ、
これは未来への道筋を明らかにするとともに、
不安や恐怖を打ち消すために極めて大切なことです。

不安や恐怖はほとんどが漠然としたものです。
ですから未来への道を明確にすることで、
それを打ち消すことができます。
またそこに意識が向かなくなります。

もし重篤な病など不安、恐怖が明確なものであったとしても、
できることをすべてを目の前に明らかにし、
それを着実に実行していく決意をしたならば、
恐れは確実に減り、また現実を受け入れる大きな力となります。


大切なことは実に簡単なことばかり、
それをひとつずつ実行していく、これしかないですね。

答えはすべて自分の内側に持っています。



2017.10.19 Thurseday  
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