風速60メートル |
最大瞬間風速60.2メートル、時速に直すと約217キロメートル、 広島地方気象台始まって以来の猛烈な強風が広島市内を吹きぬけていきました。 今日一日、台風18号の接近に伴い大荒れの天気が予想されていましたが、 実際に強い風が吹き始めたのは昼前ごろから、 突風で停めてある自転車やバイクが倒れ、街路樹の枝が折れ、 道路には飛んできたダンボール箱や植木鉢などが散乱するようになってきました。 お昼を過ぎても台風の猛威はとどまるところを知りません。 ますます勢力を増大させ、午後2時、3時ごろのピーク時には大変なことになっていました。 「ピュ〜〜、ガシャガシャガシャ〜〜」 猛烈な風が吹いたかと思うと直後に隣家の瓦が束になって落ちてきます。 窓を開けるとすぐ下には粉々に砕け散った瓦の破片が、 あやうく部屋の窓ガラスが割れてしまうところでした。 仕事先にファックスを送ろうとしてもうまくいきません。 先方は停電で非常灯の薄明かりの元仕事をしているとのこと。 戸惑いながらも、少しうれしそうな若い女性の声が印象的です。 外に出ると近所の大きな交差点の信号が消えています。 その先の橋を渡ると、川には転覆、沈没したボートが。 商店の軒先のテントは、フレームごともげてしまっているものがあります。 大きな公園には折れた木々の枝が散乱し、 なかには根元から倒れてしまった大木の姿も。 我が家は幸い一時ネットが繋がらなかったぐらいでほとんど被害がありませんでしたが、 なんともすさまじい台風の猛威でした。 夜には台風一過、嵐の後の静けさを味わっています。 平穏な日常のありがたさを身にしみて感じます 2004.09.07 Tuesday |