年末に思う
今年も残すところあと十日となり、
例年のように過ぎてゆく年のことを思い、
やり残すことのないようにとほんの少し気ぜわしくしています。

今年中にやりたいことをリストアップし、
それらをすべてやり遂げるべくひとつひとつ実行に取りかかっています。

また師走ですので外でお酒を飲む機会も多く、
なかなかホームページの更新もままなりませんが、
今日はこの年末に思うことをいくつか書いてみます。


年末年始、年の変わり目は一年の節目です。
本当は宗教用語なのですが、
『節から芽が出る』という人生の真理を言い表した言葉があります。

節から芽が出る

この写真のように竹は節目から芽を出します。
人生もまた、何事もなく順調に物事が進んでいる時ではなく、
苦節を味わっている時、転機を強いられる時など、
人生の節目となる時に自己改革が起こり、新たな成長の芽となるものが育ちます。

頭の中、身の回りを整理し、
年の終わりに向けていろんなものを身ぎれいにしたいと思い行動している今も、
自分を振り返る大きな節目だと思います。

身も心も清め、新しい手帳のページに最高の気分でペンを下ろせるよう、
今年の残された日々を慌ただしくも懸命に動いている今は幸せな時です。


忘年会等でいろんな人とグラスを交わす機会が多いのですが、
その中には当然初めてお会いする方もおられます。
いろんな話をする中には悩み事のようなものもあり、
世話好きな私は、あの人にこのことを教えてあげればいいのだけれど・・・、
と思うこともよくあるのですが、
席が離れていたり話すタイミングがなかったりで、
実際にそんなアドバイスをできることはほとんどありません。

人の出会い、その深まりは縁ですね。
何か悩みのある人がその解決策を求めていても、
それがどれだけ真剣なものなのか、
また胸襟を開いて真摯に求めているのか、
普段からいい縁を持てるような種まきをしているのか、
そういったことで人との縁は作られていきます。
これは周りの他の人間が介在してどうにかできる問題ではありません。
すべて自分自身の思いと行動が導くものです。

振り返ってみて、これは自分自身についても言えることです。
自分の後ろ向きな思い、偏見、身勝手な行動で、
身近にあるいいご縁を逃していることが多々あるのかもしれません。

多くの人と交わる中で、その人たちの生き様、人との交わり方を感じ、
我身を反省し、より謙虚に生きていきたいと願うこの頃です。


心が楽になると、それに伴って目に映る景色が変わってきます。
「自然と同調する」に書いたように、
スーハや「心が安定・安心する7つのことば」を意識するようになってから、
周りの景色も、そして空気も以前と違ってのんびりとしているような気がします。

だからといって日々奇跡の連続といったことはありません。
ほんのささいな出会いがあり、それが嬉しいのです。

昨夜は知り合いの家に遅くまでいて、
その知り合いと一緒に近くの繁華街にある銭湯(天然温泉)に行きました。

湯舟に入ると、斜め右と左に二人の先客がおられて、
その右側の若い男性は昔この銭湯によく通っていた頃に何度か話をしたことがある人で、
その人と久し振りにいろいろと話をしていると、
突然左側のおじさんが私に声をかけてきて、
「オニーサン、私、お宅のことを知ってますよ」と言われます。
聞いてみると我家の近くで居酒屋を営んでいて、
夜中私のいつも行くスーパー銭湯に行くので私をよく見かけるのだそうです。
私は眼鏡を外してお風呂に入るので、その人のことは記憶になかったのですが、
先方は私のことが印象にあるそうです。

「私は背が高いしいつも半身浴だから目立ちますよね」と私が言うと、
「いやいや、オニーサンは男前だから印象に残っているのよ」
と嬉しいことを言ってくださいました。 (^o^)v
近日中にお二人のお店にお伺いする約束をしました。

そうしたらもう一人フラフラしたジーサンが湯舟に入ってきて、
目を瞑ったままで鼻の辺りまでお湯に浸かってウトウトしているような感じでした。
たぶん酒を飲んでいるのでしょう、
このままだと溺れるかもしれないと思い声をかけ、何言か話を交わしていると、
右側の若い男性がこのジーサンのことを知っていると言い出して、
なんだか湯舟の中は知り合いだらけになりました。

それでもジーサンは相変わらずフラフラして溺れそうなので、
受付にいる銭湯の社長さんに声をかけて、
ジーサンを湯舟から出してもらいてました。

なんだか分かりませんが、
日常の中のこんな濃密な出会いがよくあるのです。

今日の昼、食事をしようと自転車を走らせいてると、
ふといつもと違う店に行きたくなり、ハンドルを切って、
古い商店街にある定食屋さんに行きました。

するとそこに数年ぶりに会う知り合いがいたのです。
その店にはたぶん数百回は行ったことがあると思いますが、
そこで知り合いと会うのは今日が初めてです。

思いひとつで周りの流れは変わりますよ。


広島の地下街に、障がいを持つ人たちが勤める作業所で作ったものを売っている
「ふれ愛プラザ」というところがあり、
プレゼントを買ったりする目的で、よくここを利用させてもらっています。

昨日買った100円のしおり、短い言葉ですがとても心に染みます。



大きいみかんも小さいみかんも、最近のものは甘くて美味しいですね。
私はみかんが大好物です。 ^^☆

2011.12.21 Tuesday


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