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一昨年の2月から3月にかけて訪ねた南インドに、
このたび二年ぶりに行くことになりました。
「インドってどんな国ですか?」とよく質問を受けるのですが、
それを一言で答えるのは困難です。
日本でも北の端から南の端まで気候風土は様々で、
その土地柄もずいぶんと異なります。
ましてやインドの国土面積は日本の約8.6倍、
人工は12億、言語の数が約400あり、
全国民が共通して話せる言語はないという国です。
大金持ちのマハラジャから道ばたで一生を送る路上生活者、
世界屈指のITテクノロジーを駆使したビルからバラックのようなあばら屋まで、
そのすべての面におけるダイナミックレンジの広さは、
中流意識旺盛な日本の比ではありません。
「一言では語れない国」、
これがインドの特徴を最も端的に表した言葉でしょう。
「南インドって国なんですか?」とも聞かれたことがありますが、
インドはひとつの大きな国で、
その南の地方を総称して南インドというのです。
南インドは気候が温暖で、
年中南国の果物のとれるとても住みやすいところです。
そのためか、そこに暮らす人々もとても穏やかな人が多いのです。
パパイヤ、マンゴー、ココナッツ、ジャックフルーツ、
バナナもたくさん種類があるし、
食べるものはとにかく最高です!!
日本の食卓ほどバリエーションはないものの、
新鮮で、体が喜ぶ生命エネルギーのあふれた食生活です。
一昨年は、南インドのお坊さんに法要に参列するということで呼ばれ、
一ヶ月かけて南インド、スリランカのお寺、
インド最南端カンニャクマリの孤児院等いろんなところを回りました。
これがその時の日記です。 ・・・ <素晴らしきインドとの再会>
今回は前回よりもさらに期間を伸ばし、
南インドに一ヶ月半滞在する予定です。
とにかく南インドの孤児たちが可愛くて可愛くて・・・、
あの可愛い子どもたちに会えるかと思うと、今から胸がワクワクです。 o(^-^)o
遠距離恋愛の恋人に会いに行く、そんな感じです。
これも最近気がついたのですが、
貧しい国であるインドの孤児院というと、
普通の人は貧民窟の収容所みたいなところをイメージされるようですね。
けれどもそれはまったくの誤解なんです。
緑豊かな広い敷地にコテージが点在し、
そこで規則正しい生活を過ごす、
明るくて、素直で、可愛くて、笑顔が素敵で、優しくて、人なつっこくて、・・・・
そんな子どもたちがたくさんいる超素敵なところです。
私にとっては「この世の楽園」というイメージに最も近い場所です。
これはけっして誇張したイメージではありません。
どんなリゾート地の高級ホテルに泊めてもらうより、
このホームにいる方が、魂からの喜びを感じるでしょう。
子どもたちのこの笑顔が何よりの証です。
なんて可愛らしいんでしょうか、この子たち。 (^-^)
まあ私がイケメン(!?)だということもあるんでしょうが、
こんなにフレンドリーになついてくれたら、
それこそ魂がとろけるように幸せですよ♪
特に私は超子ども好きなので・・・。
前回インドに行って、いろんなことを感じました。
その時書いたレポートです。
「南インドで学んだ喜びと幸せ」(PDFファイル)
我ながらよくこれだけのものが書けたと思いますが、
それだけ大きな衝撃を受けたということです。
今回これ以上のことを感じ、
さらに深い内容のレポートを書ける自信が正直言ってありません。
二年前と比べると英語力も進歩しましたが、
ハッキリ言って「猿からチンパンジーに進化した」といった程度ですので、
まだまだインドの人たちと十分なコミュニケーションが取れるまでには至っていません。
ある知り合いは、
「ただ行って、いろんなものを見て、感じて、それだけでいいんじゃない♪」
と言ってくれますが、
それでも多少のプレッシャーは感じます。
けれどもすべては「導き」でしょう。
前回も、本来ならば行けるような状況ではなかったのですが、
インドからの電話に思わず「行きます!」と言ってしまい、
それから準備期間一ヶ月の間にトントン拍子で事が運んでいきました。
そして行った先のインドで素晴らしい体験を重ね、
言葉にできない喜びをたっぷりと味わいました。
今回も同様です。
インドの孤児院オーナーから
「5月5日に息子の結婚式があるから是非参加してください」
という丁寧なメールが届き、
どうしようか思案しているうちに事は運んでいきました。
過去インドとの関わりは、すべてが大きな導きでした。
たぶん間違いなくこれからもそうでしょう。
「日本とインドを結ぶ架け橋になりたい」、
この夢を現実とするために、
また新たな一歩を踏み出します。
今回の旅はどんなことがあるのでしょうか。
4月21日からの一ヶ月半、今回はノートパソコンを持参しますので、
途中できればインドからホームページを更新したいと思いますか、
それだけの余裕とネット環境があるかどうかは分かりません。
インドの孤児たちのように、ただ明るい笑顔と眼差しで、
新たなるインドの顔、そして自分自身を見つめてきたいと思います。
インドの孤児院に、お土産となるものを持っていきます。
ボールペンのような文房具、日本の郷土玩具、名産品、
あまり重たいものは無理ですが、
キャリーケースに入れることが可能なかぎりいろんなものを持っていくつもりです。
もし何か南インドの子どもたちに対してのお志があれば、
私のところまでお送りいただければ幸いです。
責任持って南インドの子どもたちの手にお渡しいたします。
〒734-0007
広島市南区皆実町5−2−11−104
酒井伸雄
TEL : 082-252-7845
2010.4.8 Thuesday
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