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基本の習熟




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久し振りに英語学習について書きます。
インド旅行をはさんで前回から8ヶ月以上経っていたのですね。
ちょっと休眠期間が長すぎました。

日々の学習は波があるものの、細々とは続けていたのですが、
7月末に愛用のi-Podを盗まれ、
その後しばらくはまったく英語からは遠ざかっていました。

その後しばらくしてi-Podは再び手に入れたのですが、
盗難にあったということ、そしていったん中断したという心の傷は大きく、
i-Podによるヒアリング学習は再開できても、
テキストを開いて学習することには大きな抵抗がありました。

それがセドナメソッドによる心の解放のワークをしてきた影響もあり
心が少しずつ軽くなり、10月ぐらいから時折テキストを開くことができるようになり、
ほんの一週間ほど前から本格的な英語学習を再スタートすることができました。


以前よりも英語力が落ちているのではないかと心配したのですが、
少しテキストを読み出すとすぐに以前の感覚が蘇り、
ほんの少しずつ英語の感覚が体に染みて理解できる喜びを感じられるようになり、
一安心しているところです。

英語学習に限らず、何かを一生懸命やっていたのを突然ストップし、
再びそれに取り組み始めると、
そのものを、以前とは違った新鮮な目で見ることができます。

久し振りに真面目に英語のテキストに取り組んで、
今痛切に感じているのは、やはり基礎が大切だということです。
そしてその基礎を徹底して習熟することによって得られる
知識以前の「感覚」のようなものが、
英語のような道具学問には必須だということです。


久し振りに何冊かの英語のテキストを目の前に広げ、
何から学習していこうかと考えました。
以前学習していた一番難しいところから・・・、
最初は当然そう考えたのですが、
やはりしばらくサボリ期間があったため、
実力ギリギリのところは難しく、
学習していても、知識が目の前にあっても体の中に入ってこない、
そんな感じがして、学習していてもまったく楽しくないのです。

「再スタートした時は最も基礎となるところから」
先のジェット機曲線で書いたように、
超ラクラクできるようなところから少しずつ学習を積み上げていった方が、
楽しく、効率よく、感覚を身に付けながら学習することができ、
将来空高く飛んでいくことができるのです。

英語は道具学問と言いましたが、
道具学問とは、使いこなせなければ役に立たないものという意味です。

英会話をする時に、
文法がどうのこうの、あの単語はどうだったか・・・、
そんなことを頭で考えていてはスムーズーなコミュニケーションは絶対にとれません。

大工さんがかんなやノコギリの使い方を体で習熟していなければ、
大きな一軒の家を建てることができないのと同じことです。


英語学習をはじめた頃のテキストに立ち返り、
再び音読したり英作文をしてみると、
簡単だからとても楽しく学習でき、
以前学習した時よりも深く英語が理解できるのを感じました。

学習を再スタートしてまだ一週間ですが、
基礎を再学習したお陰で、
学習を中断した数ヶ月前よりも今の方が英語に対する感覚が向上しているのを
実感できます。


英語を学習することで、
すべてのことに通じる何らかの真理をつかみたいと大きなことも考えているのですが、
そこで感じるのは、やはり基礎は大切で、
その基礎を徹底して習熟させ、
それを「体で身に付ける」というレベルまで高めることは、
どの分野においても何よりの宝なのだろうということです。

今は情報があふれかえった慌ただしい時代ですので、
多くのものを身に付けるということには注意を払っても、
ひとつのことを徹底的に習熟するというところにはなかなか至らないのが現状です。
その中で、あえて時間を割いて繰り返し基礎トレーニングをしていく、
それが結局は、ひとつのことを成し遂げる早道です。


現在の私の英語学習の柱は三つです。
ひとつは音読で、同じ文章をくり返し何度も声を出しながら、なるべく早く読んでいきます。

ふたつめは和文英訳です。
英文和訳は比較的簡単ですが、簡単な日本語を英文にする作業は、
練習していないとスムーズにはできません。
またある程度の英語力があれば、短期間の練習で力が付いてきます。

三つめはi-Pod によるヒアリングです。
外出する時はいつも胸ポケットにi-Podを入れ、
いろんな英文をその時の気分で聴いています。


音読は、この三冊のテキストを再びくり返し読み始めました。
もう150〜200回ぐらいは読んでいるかもしれません。

   

まず最初に英文を読んでみます。
それで意味が理解できたとしても、
すべてのセンテンスがしっくりと頭に抵抗なく入るわけではありません。
特に気になるセンテンスを集中して読んだり、
辞書を引いて調べたりしながら、
最低でも4〜5回は繰り返し読んでいきます。



読解の基礎は音読、それも習熟するための精読です。
それができ、次の段階が多読です。

このたび再び易しい英文を音読し、
また一段英語感覚がしっかり体に身に付いてきたことを感じました。
この感覚を音読、精読以外から得るのは難しいのではないでしょうか。


この三冊の再音読は、もう一、二週間で終わるでしょう。
これが終われば、以前三分の一ほどやりかけたままになっている
下の二冊をまた最初から徹底音読学習していく予定です。

 

これが終われば、今度は多読にも挑戦してみたいですね。


和文英訳も以前からのテキストを再学習していますが、
これも同じところを何度もくり返し学習していますので、
英訳の正答率もかなり上がってきていて、
日本語を見て、「えーと、文法は・・・」などと頭の中で英単語を右左に動かさなくても、
パッと瞬間的に英文が口から出てくることが多くなってきました。

繰り返し学習の効果を喜びとともに体感しています。

     

青い文型別の「ドンドン」はもう卒業しました。
今はランダムにいろんな日本文が出てくる緑の「スラスラ」を再学習中です。


まず答を隠して正解となる英文を考えます。
そして答合わせをし、分かりにくいものは何度も英文を読んでいきます。
1ページ10問が終わったところで、再度最初からもう一度解いていきます。



その間ひとつの英文を最低でも4〜5回は読むでしょう。
緑の「スラスラ」もこれを5、6回は繰り返していると思います。
だから正解率も高くなったのですが、
今度いったんこれが終わったら、次は同レベルのテキストである
白の「おかわりスラスラ」に行く予定です。

「スラスラ」をかなり徹底してやっていますので、
「おかわりスラスラ」は、初回からスムーズにいけそうです。


和文英訳テキストは、基本的な文型習熟を目的としたものと、
英語独自のフレーズに慣れ親しむためのものの二種類があるように感じます。

先の三冊のテキストは、
明らかに文型型、あるいは学校の教科書タイプといったものですので、
この次は、実際の日常会話に使われているフレーズが多く載っている
和文英訳テキストにチャレンジする予定です。

そのためのテキストは書店に行けば山ほどありますね。

 


i-Podで英語を聴いていると、
自分の耳がどの程度英語に馴染んできているのかがよく分かります。

まだ初めて聴くナチュラルスピードの英語がすぐに理解できるレベルまでには
至っていないのですが、
単語だけならかなり拾えるようになり、
部分的に分かる、その部分が拡大してきています。

とにかく耳をならすこと、そう思って、
外ではなるべく英語を耳に入れるように心がけています。


少しずつ能力が向上していくのは楽しみです。
英語を学習するための時間はなかなか取れないのですが、
「楽しい」という気持ちをもっと高めて、
家でゲームやテレビ、雑誌を見ているのと同じ感覚の「趣味」にしていきたいと
今考えているところです。

道具学問の英語は、とにかくやり、習熟すれば、
確実に力が付いていきます

2010.11.3 Tuesday

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