第27回参議院議員通常選挙が7月3日告示、7月20日投開票でスタートしました。
今回は、コロナ、ワクチン問題でともに闘ってきた谷本誠一前呉市議が無所属連合から立候補するので、それを応援すべく少し前から動いています。
選挙応援というのは初めてで、いろいろ学ぶことがあります。
6月13日、参議院選挙に立候補を予定している候補者に対する説明会があり、そこに谷本候補とともに参加してきました。
説明会には立候補予定者とともに支援者二名の計三名が参加でき、選挙管理委員会の人たちやメディア関係者から約二時間半の説明を受けました。
資料はそれぞれの陣営に三部ずつ用意され、それに基づき選挙に関するルールの説明を受けました。
その資料だけでも膨大で、一部約640グラムもあります。
選挙のルール、仕組みは多岐にわたっていて、知らないことばかりです。
NHK、民放各社での政見放送は、各社ごとに別撮りしてもいいしNHKのものをすべてに流用することが可能、通常の街宣活動で必要な道路使用許可書も選挙活動では不要だということ等々。
選挙活動で最も手間を要するのが掲示板へのポスター貼りです。
広島選挙区は広島市内だけで2000、県全体で8000を超える数があり、これらすべてにポスターを貼るには支援者の多大な労力、または業者に依頼する場合は費用が必要です。
候補者によってはポスターを用意しなかったり一部の掲示板のみに貼る方もいるようですが、谷本誠一候補は多くの支援者によるボランティアで県全域すべての掲示板に貼る計画です。
自分は住まいのある広島市南区の担当で、南区役所に行き掲示板設置場所の地図と一覧表を受け取ってきました。
広島市南区の掲示板は232か所、大きなA0判(A4の縦横各4倍)の大きな地図とA4判5枚の一覧表を受け取ってきました。
地図はモノクロ印刷なので掲示板設置箇所にマーカーで印を付けました。
南区はポスター貼りを手伝ってくださる方が他に三名いて、地区を四つに振り分けました。
自分が担当するのは83か所で、初めての経験でどの程度時間がかかるかまったく予測できませんでしたが、印刷単価の最も高い裏面全面がシールになっているポスターなので、意外と簡単にキレイに貼ることができました。
たぶん他の候補者も同じく全面シールタイプだと思われます。
貼ったのは公示日である7月3日、朝の9時過ぎに掲載番号が5番と決まり、その直後からポスターを自転車に積んで走り回り、炎天下で途中何度かの休憩をはさんで7時間弱で75か所に貼り終えました。
残る担当エリアは似島と金輪島という二つの島で、これは後日フェリーに乗って貼りに行きます。
似島は安芸小富士という名山があり山登りで行ったことがありますが、宇品港から目と鼻の先にある金輪島は、恥ずかしながらその存在すら知りませんでした。
選挙応援のお陰で初めての場所に行くことができ、少し嬉しい気分です。
そのポスターですが、今回はそこに大きなトラブルがありました。
デザイナーが原因か印刷業者が原因か、まだよく分からないのですが、出来上がったポスターの画像も文字も表示が粗く解像度がとても低いのです。
特に一番小さなフォントの掲示責任者、印刷責任者の表記が読み取り不可能なレベルでつぶれていて、業者から届いた公示日前々日にすぐに選挙管理委員会に持っていったところ、これでは掲示できないと指摘されました。
もう再度印刷している時間的余裕はなく、その部分だけを修正したシールを作り、それを貼って対処することにし、選管にもOKをいただきました。
その印刷したシールの両面テープを剥がしてポスターに貼り付けるだけでもものすごく大変な作業でした。
こんなトラブルは前代未聞でしょう。
けれどこれを乗り越えて支援者同士の結束が高まった気がします。
公示日前日の7月2日には、谷本候補とともに政見放送撮影のためにNHK広島放送局に行きました。
自分はカンペを持つ役目だったのですが、結局カンペはなしで、手元に原稿を置いて読む形になりました。
収録時間は5分30秒、ポスタートラブルで谷本候補が原稿を作ったのは当日の朝で、収録前、一階のロビーで読み上げ練習をしたところ7分半もかかり、あわてて原稿内容を削除するというドタバタぶりです。
けれど二回の収録を終え、無事堂々たる力のこもった政見放送が収録できました。
さすがNHK、その過程での撮影の流れが実にシステム化されていて、興味深いことばかりでした。
到着して控え室に入り、担当ディレクターから説明を受けると同時に顔色をよくするためのメイクをしてもらいます。
撮影スタジオでは座る位置、高さを何度も修正し、それを画面で確認します。
数メートル先のカメラ少し手前の床の上には、撮影された映像を映す大きなモニター画面とともに時間を表示するタイマーが置かれ、収録二分前のカウントダウンから収録15秒後までの時間が表示されます。
収録時のタイマーは、ゼロから5分30秒へと向かうカウントアップ、5分30秒からゼロへと向かうカウントダウン、どちらがいいかを候補者が選択します。
こんな形で手話通訳者との撮影を二回行い、どちらかいい方を選びます。
今回は二回目収録の方を選び、それをきちんと書類に記してすべて終了しました。
今回の選挙は今後の日本の行く末を決める極めて重要な選挙です。
長く日本の経済を低迷させ、LGBT法案や税制、違法外国人、派遣労働等で国民を苦しめ続けてきた与党政権の人気は凋落し、与党惨敗が予測されます。
そしてそれを回避するために、組織票の多い彼らは投票日を三連休中日の7月20日に設定し、投票率低下を狙っています。
なんと卑劣な・・・、自分たちの既得権益を守るためなら何だってするのでしょう。
それとともに思うのが、下のFacebookの投稿にもあるように、なぜそれぞれの候補者が全掲示板を回ってポスターを貼らなければならないのかということです。
ポスター貼りは極めて手間のかかる作業で、今回はそれを実感しました。
この労を費やす、あるいは費用を払うことのできない候補者は、ポスター掲示を諦めるしかありません。
これは資金的にも余裕のある既存政党が有利になるよう、わざわざこんな手間のかかることをさせ続けているのだと思わざるを得ません。
今回の選挙は極めて重要な選挙です。
必ず投票に行きましょう。
明るい日本の将来を築くために。
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