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心の大掃除

しあわせはいつも 相田みつを

先の年頭に思う 2025」に書いたように、感情を手放すセドナメソッドに取り組んでいます。

再び取り組み始めた理由は大きく三つあります。
ひとつは先に書いたように年頭であるから、心新たに一年をスタートさせたいからです。

二つ目は、最近知り合いにセドナメソッドを勧めたこともあり、自分も再度その効果を体感し、分かち合いたいと考えたからです。
人によって動機づけは様々です。
自分は性格診断エニアグラムの「タイプ2 愛を与える人」であり、周りの人に親切にすることで自らの喜びを高め、またともに成長するキッカケとしていくタイプです。

九つの性格

三つ目は、来月に10回目のインド旅行を控えているので、その前に自分の心をよりクリアーにしたいと考えたからです。
今から12年前の2013年、4回目のインド旅行の直前に「ザ・マジック」を読んで28日間の感謝行を行いました。

ザ・マジック

これはとても心に響くものがあり、生きていること、すべてのものへの感謝が心豊かに生きていく上で最も大切な基本である、そんなことに気づかせてくれました。

南インドのホームで日々明るい笑顔で暮らす子どもたちは鏡のような存在です。
そんな彼らと接すると、己の心の有り様を如実に映し出してくれて、ホームに行く直前に「ザ・マジック」の感謝行を行えてよかった、12年前にそう感じたことが強く記憶に残っています。
なので今回も、また別の方法で自分の心を見つめ直したいと考えました。

「ザ・マジック」はあまりにもいい本なので、そのインド旅行の直前に、インドの活動を支援してくださっている方に差し上げてしまいました。
これは近日中に再度購入し、二度目の28日間の感謝行をするつもりです。

セドナメソッド

感情を手放すセドナメソッドと出合ってから十年以上が経つでしょうか。
何度やっても手応えを感じるということは、繰り返し行っていかなければならないということで、やはり掃除と同じです。

今回は1日かけて最後まで一気にやり切ろうと思いましたが、心に積もったものがあまりにも重く、最初の九つの感情を手放すところまででストップしてしまいました。
これは心の掃除のしがいがあるということですね。
急ぐ必要はないので、少しずつ楽しみながら進めていきます。

今回あらためて感じたのは、セドナメソッドで感情を手放すことで、心の中のノイズが減るということです。
心をある空間に見立てるならば、そこの空気がより清浄になったという感覚で、何気なく日常を過ごしている時に自然と湧き上がってくる様々な思考が明らかに減少したのを感じます。

これは最近話題のネドじゅんさんが言われる「頭の中の自動思考をストップさせること」に通じます。

感謝行

「ザ・マジック」とはまた別の方法で感謝行を行いました。
それは下の動画を視たからです。
ここで体験を語っておられる伊志田智子さんのお話しはスゴすぎます!!
これは必見動画です。

自分は両親に対するわだかまりはありません。
愛情に恵まれ幸せに育ったことに感謝していて、特に母親については深い思いがあるものの、比較すると父親への思いが薄いので、伊志田さんに習って父親から受けた愛情を振り返ってみました。

父は一部上場企業の営業マンで、父が安定した収入を得てくれていたお陰で大きな苦労をすることなく成長することができました。
それをこれまではごく当たり前のことのように思っていましたが、それは今思うと限りなく有り難く、ただただ感謝しかありません。

それを目を閉じ部屋を暗くして感じていると、目から涙がとめどなく溢れてきます。
父が他界して四十年が過ぎ、父を思って涙したのは初めての経験です。

良感情への変換

自分の心の奥深くで自分に最も影響を与えているのは、両親、家族への思いです。
その次が過去深い関わりを持った人、特に嫌悪感、怒り憎しみを感じている人の存在は心に色濃く残っています。

このたび、そんな人たちへの思いもクリアーにすべく、そういった人たちを一人一人頭の中に思い浮かべてみました。
そして心の中で和解をし、悪感情を感謝や愛情といった良感情へ変換していくことを試みました。

『身の回りで起こることは、すべて自からの意識が創造し引き寄せたものである』
この潜在意識の鉄則は、年齢を重ねるごとに深く得心できるようになります。
なので良感情への意識の変換も、以前よりは抵抗なく行えるようになりました。

嫌悪感を覚える人を目の前にイメージしたら、その人の外観に意識を向けるのではなく、その人の心の奥深くに焦点を当て、その人の持つ過去様々な経験や心の傷が、自分との嫌な関係を持ってしまう原因になったのだと感じ、それを癒してあげる気持ちで思いを傾けます。
そしてその癒しの行為をさせていただけること、その人との不快な思いから学び取ったことを思い浮かべることで、その人への嫌悪感は少しずつ薄らいでいきました。

これはどこかで学んだり聞いた方法ではなく、心が自然と動いた結果です。

この両親やすべての人に感謝の思いを傾けることで、セドナメソッドで清浄となった心の空間が、ほんわかと暖かな空気で包まれる、そんな感覚を得ました。
これは最高の快感であり喜びです。

この感謝行を行う時は、自分と向き合うためにリラックスできる環境で行うことが理想です。
自分はEMDRという心理療法を活用したこの音楽をイヤフォンで聴きながら行いました。
左右に揺れる音源が、まるで胎児か赤ん坊に戻ったかのような気持ちにさせてくれます。

怒りのジャーナリング

自分の夢や目標をペンでノートに書き続けるというジャーナリングがいいということはよく耳にしますが、それと同様に、心の中の嫌な思いをすべて吐き出すように書き綴り、それをいったん自覚することで、それらをそれ以上膨らませないということが下の動画で述べられています。

こういったことは聞いたことはありますが、実際行ったことはありません。

これはちょっと怖いことでもあり抵抗がありますが、何事も経験してみなくてはその真価は分からないので、A4のレポート用紙を用意して、腹立たしいことを思いのままに書き綴ってみました。

怒りのジャーナリング

紙に青いボールペンで怒りをぶつけていくと、ペンの勢いが止まりません。
小さな文字で書き綴り、アッという間にA4一枚が文字で埋まりました。
まだ書き切れていない思いもありますが、キリがないのでいったんストップです。

反日売国政治家、官僚、既得権益に対する怒り、身近な制度や組織、個人に対する憤り、それを文字にして表すと、確かに自分の心の有り様がよく見えてきます。
けれどこれで思いがスッキリしたかというと・・・多少は風通しがよくなった気はするものの、少し時間が経たなければ本当の効果は感じられないように思います。

そうしてこの書き殴った(!)文字をしばらく眺めていると、これらひとつひとつをセドナメソッドでクリアーにしたい気持ちになりました。
これらすべては手放すべき感情なので、すぐにセドナメソッドで解放しても問題はないはずです。

ここに書き綴ったのは全部で約20項目ほど、それらを解放するにつれ、心は実に晴れやかになってきます。
この効果は確実で、セドナメソッドで感情を手放す時は、いったん文字化して明確に意識に入れた方がいいのかもしれません。

本当に解放されたかは、少し時間が経ってから以前こだわりがあった事柄を思い浮かべてみるとよく分かります。
例えば今回は『天下り官僚への憤り』が心の中にありましたが、解放後に振り返ってみると、解放前と同様に心には『天下り官僚が存在する』という認識はあるものの、そこに載っていた『憤り』という感情が消えているのです。
これはかなり大きな変化です。

人間は感情が高ぶると正常な判断力を失って、物事とそれに付随する感情をごっちゃにし、その場の感情に翻弄されてしまいます。
それを分離して捉えることは、正しく物事を捉えられるだけではなく、心の安定、幸福感を得るための大切な要素です。

さらに今回もうひとつ感じたことは、紙に書き切れずに解放しなかった感情までをも薄れてきているということです。
これはひとつひとつの感情が完全に分離しているのではなく、互いに関連し合っていることの証です。

このことはセドナメソッドの「新版 人生を変える一番シンプルな方法」p78にも事例として紹介されています。
長年家を掃除できないことが課題だった女性が、他の感情を解放することで掃除に取り掛かることができたと書かれています。

解放は続く

感情を手放し、心の解放、心の大掃除をするための方法は様々あり、これは生きている限り楽しみながら続けていかなければなりません。
そしてその結果がすぐに現れ、自らの幸福につながるのですから、こんなに楽しくて愉快なことはありません。

また今は時代の大きな流れを受け、人間の精神エネルギーが高まっていて、心の変化が現実世界に反映されやすくなっているように感じます。

自分の心の中にある真の幸せを見つけましょう♪

しあわせはいつも 相田みつを

2件のコメント

考え方… 自分の都合の良いように組み立てて良いんですよ! とお声掛けを頂いてから徐々に気持ちが楽になり、悪いと感じていました復讐心に燃えるもう一人の心の中の自分に『あなたは悪いわけではありませんてした、私の為に復讐に燃えてくれてありがとう』と唱えると、存在が薄れ消えてゆく不思議な体験を感じております。

人の人生を変えて下さった恩人なんて初めてでした。 ありがとうございました感謝。

心が楽になられてよかったです。
自分にとって、憎い相手ほど学びが多く、気付きを与えてくれる存在はありません。
辛い思いを抱えたままでは誰も得をしませんが、なかなか思いは切り替えられません。

いろいろご苦労はあったとは思いますが、人生が変わったと感じられるまでになられてよかったです。
これからも、少しずつ少しずつ心を解放していってください。
ともに歩みましょう。

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