明るくとらえる<4>

いいと思えることを着実に実行するには、
「できれば実行する」、「極力実行するよう努力する」ではなく、
「必ずする」と決めてしまうことです。

食事制限がいい例で、これまで何度も厳しい断食、半断食を経験してきましたが、
「24時間水しか口にしない」と明確に目標を決めてしまうと我慢するのはさほど辛くはありません。
けれど「極力食事の量をへらそう」では誘惑に負けてしまいます。

本当にやってみたいことがあるのなら、「毎日必ずする」と決めてしまうこと、そしてその実行する時間帯を朝食後とか帰宅後すぐとかに定め、生活リズムに取り入れることです。

超劣等生の自分でも十年、二十年続けている習慣がいくつもあるのは、もうそれが歯磨きと同じで生活の一部になっているからです。

そして自分自身の感覚に敏感になり、その効果がハッキリと体感できるようになると、喜びとともに実行することが義務ではなく楽しみになってきます。
この善循環を築くまでが勝負です。

「毎日必ず実行する」と決めたら、絶対に例外を作らないことが長続きのコツとする人もいれば、自分のように「適当に息抜きも必要」と考えるタイプの人間もいて、それはその人次第ですね。

またこうしてホームページでカミングアウトするのも、自分を“やらざる得ない状況”に追い込むいい方法です。

先行きのことが不安なのは、それが漠然としているからです。
漠然としているから起きてもいない悪い妄想に駆られ、望ましくない未来想像をループのように形作り、その中を行ったり来たりしてしまいます。

それを解消するには、今の自分を起点に出来ることをすべて明確にすることです。
どんな危機的状況であれ、出来ることは必ずいくつかあるはずです。
それを言葉にして書き記すと先のことが明確になり安定し、不安に揺れていた心の揺れが治ります。

そして先の見通しが明確になることで、より細かいこと、より先のこと、またはまったく別のアイデアが見えてきます。
これは写真を撮る時に被写体にピシッと焦点を合わせるのと同じことで、より情報量が増えるのです。

文字の力に書いたように、今自分に出来ることやしたいことを箇条書きにして書いてみましょう。
それだけで腹が据わり、気持ちが随分と楽になります。
さらにはまだ出来るのに実行していないことがたくさんあることを知り、逆にワクワクした気分になってきます。

この方法などを参考にしてください。
ノートとペンを用意して “自分を深掘りする旅” に出かけよう。

自分はここインドにいて、最初はノートに思いを綴っていましたが、「思いを整理する」でご紹介したPost-itアプリを使ってまとめるようにしました。

ポストイット iPhone

これはまさに神アプリです。
思いを明確にすると同時にそれをいかようにも整理することができ、整理されたものを見つめているだけでまた更なる思いが湧いてきます。

作ったものを少しの時間を開けて見直すと、必ずまた新しいものが浮かんできます。
自分の思いを整理された状態で文字としてアウトプットし、それを再び目を通して自分の中に入れると、自分の中の思いが再整理され、それが発展していくという形です。

思いという目に見えないアナログ情報は、文字という目に見えるデジタル情報ととてもいい陰陽共生の関係で、循環してお互いを高め合うことができます。

不安からは目を逸らすのではなく、しっかりと文字にして明確にしていきましょう。

これはすごく大事なことなのでもう少し説明を加えます。

思いという漠然としたアナログ情報と文字という明確なデジタル情報は、顕在意識と潜在意識の関係と同じです。
昔の知り合いの名前を思い出そうとし、「あれ誰だったかな?」としばらく考えて思い出せなくても、ある時ふと何かの拍子に思い出すことがあります。
これは顕在意識で考えたことが潜在意識に入り込み、そこから新たな情報を引き出しているからです。

意識ということでは、起きている時と寝ている時の関係とも同じです。
睡眠は、休息とともに起きている時に入った情報を整理する時間と言われています。

また少し前に書いた節目である厄年の働きも同様で、陰と陽の見事なまでの調和の関係は、かくもあまねく広がっています。

『思うだけじゃダメで、実行しなければ意味ありません』とよく言われます。
それと同じく
『思っているだけじゃダメで、文字という形で示さないと思いを力は持ちません』
ということです。

文字として書いた思いを自由に配置し、色分け、グループ分けも簡単なPost-itアプリは最高のツールです。

自分はこれを大型のiPad Pro12.4インチで使っています。
最近は読書もネット閲覧も手軽なスマホですることが多くなりましたが、Post-itアプリはやはり大画面の方が扱いやすく感じます。

けれど別にアプリでなくてはいけないということはありません。
リアルな紙のPost-itを使っても十分です。

作ったものを眺め、自分の思い、決意を新たにする。
そしてまたそこから湧いてきたアイデアを書き足し、これを繰り返すということ。

思い → 文字 → 新たな思い → ・・・
思い → 行動 → 新たな思い → ・・・

この循環です。

明るくとらえる<5>