インド雑感

今日は知り合いからチケットをいただいて、ベートーヴェンの生誕250周年を記念するコンサートを聴きに行ってきました。

広島交響楽団

久し振りに聴く生のオーケストラはやはりいいですね。
交響曲第三番「英雄」など、みずみずしくも迫力のある演奏に聴き惚れました。

今日はインドについて最近考えることを三つほど書かせていただきます。

ベートーヴェンを聴くといつもインドのことを思い出します。

インドのいつも行くホームは、インド最南端タミルナド州三ヶ所の施設を男三兄弟が運営していました。
昨年はインド亜大陸南端にあった長兄のスギルタンのホームが閉鎖され、今は二ヶ所になってしまいましたが、三兄弟には家族のように親しくしてもらい、だからいつでも自由にインドに行くことができるのです。

自分の年齢は、長兄のスギルタンと次男のスレッシュの間です。
この三兄弟と親しくしていると、本当は自分は彼らの兄弟として生まれる運命にあったのではないかと思うことがあります。
ホームの子どもたちもめちゃくちゃ可愛いですし・・・。

またそれが単なる勘ではないかもしれないと感じさせるのが、彼らの施設開設の礎を築いた彼らのお父さんが、自分と誕生日が同じであるという偶然です。

下の写真は、自分をインドに導いてくださった日本山妙法寺サンカランコービル道場の石谷政雄上人とそのスギルタンらの父親です。

石谷政雄上人とスギルタンらの父

そのお父様は自分と誕生日が同じ。
そして楽聖ぺートーヴェンもまた同じ誕生日です。

そのことを次男スレッシュの娘シーナに話したところ、彼女はベートーヴェンを知らないとのことなのでとても驚きました。

赤い屋根にてスレッシュ親娘

ジーナは二十代で大学で幼児教育の教鞭を執るインテリです。
その彼女がぺートーヴェンを知らないということは、インドではほとんど西洋クラシック音楽が聴かれていないのですね。

インド人は映画や音楽が大好きですが、彼らが好むのはインド人の国民性に合ったよりパワフルなものなのでしょう。
インドの風土に西洋クラシック音楽はマッチしませんし、実際そういった音楽を耳にしたことはほとんどありません。

これは今年子どもたちが最も好んで聴いていた曲のひとつです。
とってもポップなノリのいい曲で、日本に戻ってからも何度も聴いています。

二十日ほど前、インドで親しくしてもらっているスシルの友人が広島に研修で来るということで、その友人と仲間たち七、八人に夜の広島の街を案内しました。
彼らの目的はショッピングです。

彼らにとっては何を見ても珍しいのでしょう、とにかくいろんなものをじっくりと見て回り、
団体で行動してもなかなか自分のペースを崩しません。
それがインド人の特徴です。
と言うか、日本人が回りと合わせすぎなのかもしれません。

なのでなかなか買い物が先に進みません。
お菓子の安売り店では駄菓子っぽいのを大量に買い込んでいました。
日本のお菓子はインド人にとって珍しいものが多く、味も繊細です。
ウイスキーボンボンに興味があるようだったので、自分が一箱買ってみんなに試食してもらいました。
インドはお酒の規制が厳しくて、お酒の入ったお菓子はたぶん売られていないでしょう。

中古のiPhoneに興味があるというので、店を二軒案内しました。
けれど値段が高いようで、誰も購入には至りません。
日本はインドよりも物価が高いので、彼らに少し申し訳ないような気持ちになりました。

ドラックストアーではなぜか目薬を大量購入していました。
そしてそこに併設された百円ショップでもかなり買い込んでいた様子です。
日本のものは品質がいいのでお気に入りみたいです。
たとえそれが中国製でもインドで売られている中国製とはものが違います。

最も気に入っていたのはドンキホーテです。
千円の時計を嬉しそうに家族のお土産として買ったり、ビールやシャンパンなどのお酒もみんな何本も買っていました。

今回ドンキホーテで免税のシステムを初めて知りました。
免税品購入は専用のカウンタに行き、商品を透明な袋に入れて厳重に梱包します。
そして免税された商品のレシートはパスポートに貼り付け、税関で照合できるようになっています。

けれど一緒について行った日本人が自分たちのものも一緒に免税してもらい、日本で消費するという脱税行為もあるみたいですね・・・。

自分のひとつの目標が、インドにボランテイアに行くだけではなく、インドで何かビジネスをすることです。
その目標が、ほんの少しですが叶いました!

三日前、スシルから英語に翻訳して欲しいと日本語の文章が送られてきました。
Rate is 1.75Rs/English word.. ということで、英語一語につき約2.6円です。

けれどその送られてきた日本語がメチャクチャです。
たぶん音声を自動で文字変換したものだと思われます。

それをここで公開することはプライバシーの問題があるのですが、もうまったくそれ以前の状態の日本語なので、ここで最初の一節だけをご紹介いたします。

頂戴いたします覇者の塔とかと思ったんですけどもけどもまだ残ってるガチャでは手術のことであったりだとかあと実際に使えるですねお話とかそんなんだよちょっと教えていただけたらと思っております入って最初の1時間ぐらいであってその話を聞かしていただいてその後にあの司祭がそこに意味深な形で食べたようです

いかかでしょう。
これはどんな天才翻訳家でも、元の言葉を推察して英訳するのは不可能です。

そのことをスシルに伝え、この文章の元となった日本語音声も送ってもらいました。
かなり専門的な会話のようですが、なんとか聞き取ることができ、明日、明後日で英訳してみようと考えています。

来年のインド行きは、二月か三月になりそうです。
今もそのことを思い、日々準備に勤しんでいます。