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魂に響く歌声

YouTubeでたまたま見たショート動画で歌心りえさんという歌手の存在を知り、他の動画を検索して何曲か聴かせてもらい、その歌の世界の虜になりました。

上手いとかスゴイとか・・・、そんな言葉では表現できません。
ただただ驚愕、その一言です。
特にこの「道化師のソネット」などは、初めて耳にした時には涙腺が崩壊してしまいました。

調べてみるとこの番組は、韓国のケーブルチャンネルであるMBN放送局が制作した「韓日歌王戦」という番組で、韓国ではかなりの高視聴率を記録しているようです。

韓日歌王戦という番組名から分かるように、日本と韓国それそれ7名の歌手による対抗戦で、韓国はすでに人気のある現役歌手、日本は『トロット・ガールズ・ジャパン』というオーディション番組から選ばれた無名の歌手たちです。

日本人歌手たちが歌っている歌は80、90年代あたりの往年のヒット曲、あの頃は日本に力があり、音楽に限らず様々な文化が花開き、やはり「歌は世につれ世は歌につれ」、あの当時を懐かしく思います。

今のマイナス成長、人口激減社会の日本では、当時のような音楽文化が生まれることは期待できません。
けれどその陰で歌心りえさんのような素晴らしい実力を持った歌手が存在するということに、明日の日本への希望を感じずにはおれません。

 

歌を通して伝わる感動というのは言葉の壁を越えるのですね。
彼女の動画に寄せられた韓国語のコメントは賞賛するものばかり、感動した、涙が出た、嫌いだった日本が好きになった、・・・過去ありがちなヘイトコメントは皆無です。

韓国チームは現役人気歌手、日本側はオーディションで選ばれた無名の歌手という人選もそうですが、歌王戦における各対戦はどうも韓国側に有利になるよう仕組まれているようです。
そして不可解な審査で日本チームが敗れることがあり、その審査結果に対して判定がおかしいと日本を擁護する韓国語コメントが並んでいるのには心底驚かされました。
近年の日韓関係でこのようなことは前代未聞です。

中には「日本は歌心さんに勲章を授与すべきだ」というものもあり、まさに彼女ほど日韓関係改善を進め、国益に資する働きをした人は稀有でしょう。
自民党裏金議員の歳費をすべて彼女に渡して欲しいものです。

その昔、ビルマ戦線で日本軍の歌う「埴生の宿」に、敵も同じメロディーの「ホーム・スイート・ホーム」を歌い、双方肩を組んで合唱して戦いを止めたという話があり、その現代版といった感じです。

 

歌心りえさんの魅力は言葉では言い表せません。
ありきたりの表現をするなら、言葉ひとつひとつに思いがこもっているとでもいうのでしょうか。
そしてそれが言葉の通じない韓国の人たちにも伝わるというのは素晴らしいことです。

ここに彼女の動画をいくつか張ろうと思って検索し、5日前にアップされたばかりの「未来予想図II」を見つけました。
やはりこれも聴くと涙、涙・・・です。

どの歌も最高です。
どうぞご自身で検索してみてください。
<歌心りえ – YouTube>

 

歌心りえさんと同じく人気があるのが日本チーム最年少の住田愛子さんです。
「ギンギラギンにさりげなく」、懐かしいです。

彼女の魅力はパンチのある歌声と安定感だと感じます。
そしてその源は、陸上の投擲選手のような強靭な身体、体幹力、その腹から発せられる豊かで安定した低音、さらにダンスもまたブレのない中心軸から伸びる手脚の動きがとても心地よく目に映ります。
これは本来農耕民族である日本人が近年失ったものそのものです。

 

今の日本は、政府、メディアが一体となって日本国民の生命、財産を奪おうとしています。
それを文化、芸術で覆すことができるのではないか、心豊かに希望を持ち続けます。