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感情の解放再び<3>

感情の解放

家の大掃除は年末、あるいは年度替わりに定期的に行なわれることが多いものですが、心の中にある感情の大掃除は目に見えないので、溜まっていても気付きにくく、ついついほったらかしになってしまいます。

また手放したい感情があったとしても、それを手放したくないという逆の感情もあり、
「これを手放せばスッキリするのに」
と頭では思っていても、何かと理由を付けて先送りにすることがよくあります。

これは、現状を変えたいと願う裏で働く「現状維持バイアス」によるものです。
人間は、変化することによって得られる利得より、変化による損失の方により大きなウエイトを置くものです。

現状維持バイアス

不満があっても、今のそこそこ快適な状態から抜け出したくないとするのが人間です。
けれどこの快適な状態(コンフォートゾーン)というぬるま湯から抜け出さなければ、いつか抜け出すことのできないゆでカエルになってしまいます。

毎回感情の大掃除をしようとする時は、この現状維持バイアスを手放すところからスタートします。

 

感情を手放す方法として、これまでセドナメソッドタッピングをご紹介してきましたが、ここ数年よく目にしているさとう式リンパケアの佐藤先生のチャンネルにユニークな負の感情を手放す方法がアップされていましたのでご紹介いたします。

視ていただければ方法は実に簡単です。
身体全体で負の感情をはき出して、その後で自分を労るように撫でてあげる、リンパケアをしてあげるというものです。
実際にこれをしてみると実に心地いいですね。

これは同じく佐藤先生が紹介された原始反射を取り除く方法と通じるものがあります。
生来持っている根本の感情、感覚から解放されるこのワークは、実に素晴らしい手法です。

こういった簡単な方法、お金の一切かからない方法にこそ深い価値があります。
それを知ることができるのはネット時代の恩恵です。

 

セドナメソッドでは、負の感情だけではなく、勇気、受容、平安といったいい感情をも手放すことを勧めています。
テキストでは、いい感情は解放することでより広がると書かれていて、ここから思うことはたくさんあります。

願望実現の手法では、まず目標を明確にすると同時に、それを具体的なものとして常に頭の中に意識しておくことが大切だと説くものが多くあり、またその反対に、いったん決めた目標は、頭の中から消してしまうべきだと説くものもあります。

この違いはどこから生じるのでしょう。
それはどちらが正しいかではなく、その人の心の段階によって異なるのだと考えます。
それは自己探求、悟りのプロセスを描いた十牛図を見るとよく分かります。

十牛図

まずは牛という潜在意識を手なずけ、操らなければなりません。
けれど最終段階に近づくにつれ、自然の成り行きに任せ、ただ穏やかな気持ちで日々を過ごすようになります。

いい感情もまた、究極は自由に解放してあげる方が真の価値を生み出すというものです。

 

量子力学では、すべての量子は粒子と波動の二重性を持っています。
そして観測していない時は不確定な波の状態を取り、観測すると同時に粒として状態を確定します。

このことを当てはめると、目標を強く意識する、いい感情を抱えたままにするというのは、観測して状態を確定するに等しい行為です。
逆に目標を意識から外す、いい感情を手放すということは、観測していない波の状態で、確定はしていないものの無限の可能性を持っています。

もし目標意識やいい感情を手放すことで、心の中に残っている負の感情に目が向いてしまうのであれば、それらは持ち続けた方がいいでしょう。
けれど真に解放され満ち足りた心の感覚を持ち続けられるなら、それらは手放して、広く静かな無限の可能性に身を委ねる方がいいというものです。

これはなかなか感覚的に理解しづらいかもしれませんが、そのことを下の動画では
「神よともに見てください」
という言葉で分かりやすく説いています。

人生の歩みは十牛図そのものです。
ともに楽しみながら歩みましょう。