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想念の力<2>

想念の力を高めるもうひとつの有効な方法は、
対鏡法という鏡を使ったイメージ法です。

中村天風によって有名になったこの方法は、
このホームページでも過去に紹介したことがあります。

鏡に写った自分の顔を見つめ、
「○○になった」という断定的な言葉を、
鏡の自分に投げかけるのです。

これも簡単ですが効果があります。
私も何度か実践し、その効果を確認しています。

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中村 天風

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大切なことですので繰り返し何度でも言いますが、
深い真理や効果的な方法は、
実はとっても簡単であったり、お金のかからないものの中にあります。

多くの人はどうしてこのことが体で理解できないようです。
頭で知ったつもりになっても、
「どうせこんな簡単なことで効果が出るわけがないし ・・・ 」
と早々に思い込んでしまいます。

『いいものは、難しくて高価である』という価値観を、
子供の頃から徹底的に教え込まれてきたわけですから、
なかなかそれが簡単には頭から抜けないのでしょう。

深い真理ほどシンプル、
シンプルなものほど効果がある、
これはこれからはじまる新しい時代の真理です。


その対鏡法の素晴らしい効果を、
さらに高めるポイントがふたつあります。

ひとつは、これも以前書いたことがあるでしょうか、
鏡の中の自分を見つめる時は、目を見るのではなく、
額の眉間のところを見つめることです。

眉間の奥には松果体と呼ばれる大切な脳の一部があり、
それに向かってメッセージを唱えてください。


ふたつ目は、・・・ ここでちょっと余談を。

20年ほど前、ある気功師の方から気功法のセミナーを受けました。
その先生が「これは秘伝ですが ・・・ 」と言って、
手の動作の中のちょっとした指の曲げ方を教えてくださいました。

本当に簡単なことなのですが、
その先生の言われた通りに指をほんの少し曲げると、
体全体の気の通りが明らかにスムーズになりました。

その先生はこんなことを言われました。
「秘伝は、先人が苦労して編み出したものであり、
 その秘伝の中には先人の苦労という念がこもっていて、
 それを簡単に人に伝えるのはその念に反することであり、
 修行なり何なりの段階を経た人にしか伝えてはいけないものなのです」

ですからどんなに素晴らしいものであっても、
まだそれを知る段階に至っていない、
それを知っても活かせない、その価値を理解できないといった人に
やみくもに伝えることは、
意味がないだけではなく、
そのものとの素晴らしい出合いを阻害することにもなり、
誰にとってもとても罪深いことなのです。

対鏡法のふたつ目のポイントというのも、
本来ならばその秘伝に相当するものだと思います。
けれども時代はどんどんひとつの極に近づき、
人間の想念力がますます高まりつつある現在、
この秘伝はもう広く公開してもいいものではないかと考え、
ここに書かせてもらうことにします。

実は私もこのことはネット上で知ったのですが、
それを見た瞬間、これはものすごいものだと強烈に感じ、
それを紹介した人にすぐに問い合わせをしました。

けれどもその人はのんきな顔で微笑みながら、
「確かにこれはものすごいノウハウだけど、
 ネットでこれを見た人の1%もそのことに気づかないから ・・・ 」
と言われました。
たしかにそうかもしれません。
本当にすごいものとはさりげないものですから。


その方法とは、大きな鏡に向い、
その鏡に向かって両手を前に伸ばし、鏡にぎりぎり付くようにし、
両方の手のひらを左を上にするようにして重ね、
ちょうど自分の手、鏡の中の自分の手が、メビウスの輪のような形にします。

そしてその状態のまま、
鏡の中の自分に向かって言葉を投げかけるのです。

なぜこれがすごいのか、
言葉で説明しろといってもなかなかできるものではありませんが、
これが時空の理に則っているということを、私の体が知らせてくれます。


大昔、ガラスや金属の鏡がない時代は、
鏡といえば水鏡のことでした。
水面に映る自分の姿を鏡として利用していたのです。

ですから鏡は水の理です。
今は日々水の理が急速に深まりつつある時代です。
その流れに沿うように、鏡の持つ力も以前よりも増してきているように感じます。

己を映し出す “かがみ” 、
その鏡に映る姿から我(が)を取って、神(かみ)の世界に近づきましょう。

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2011.7.15 Friday  
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