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数年ぶりの大片付け

三日ほど前、ネットで「全捨離」というのがあるのを知り、
久し振りにスペースクリアリングへの意欲が燃え、
数年ぶりの大片付けをしています。

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全捨離とはモノの八割を手放すことらしいのですが、
そのレベルには到達していません。

上記の本は、今の片付けが終わったら読んでみようと思い、
まだ読んでいません。
自分なりの片付けを実践した後に読む方が心に響くのではと感じたからです。


大昔の自分と比べると、
部屋は劇的に片付き、整理整頓ができてはいますが、
ここ数年、意識してスペースクリアリングしたことがないので、
捨てきれないモノがかなり溜まっているところが複数箇所あります。
そのことを今回徹底的に片付けて気がつきました。

やはりモノも心も、
定期的に意識して大片付けをしない限り、
余分なものがどんどん溜まっていくのだということ、
そのことを以前にも増して強く感じました。


次に感じたこと、
これもこれまで当たり前として感じていたことではありますが、
モノを手放すことと感情を手放すことは強くつながっているということ、
このことも今回さらに強く認識することができました。

最近セドナメソッドで感情をかなり積極的に手放すようトレーニングし、
ある程度の感覚を得られるようになりました。
その感情を手放したことによって得られる感覚と、
モノを手放すことによって得られる感覚とが、
実によく似ているのです。

心身両面に感じるスッキリ感、
モノを手放すことによって、
自然と感情も同時に手放せているようです。

それはモノを手放すということは、
そのモノに付随している執着を手放していること、
また人によっては、モノにある邪気を手放しているとも表現されますが、
そんなことがあるからです。

セドナメソッドで余分な感情を手放すと、
心も体も、胸の奥あたりを中心に、
何かスコーンと少し軽くなったような感じがします。

今回いろんなモノをゴミ袋に詰め、手放すことで
セドナメソッドで得たその感覚と、
ほとんど同じ感覚を覚えました。

これは自分の中で一段階センサーが敏感になったのだと思います。

ですからやはり、モノの片付けと心の中の感情の片付けは、
同時平行してすることが、互いにいい影響を与えるのだと確信できました。

愛着(執着)のあるモノはなかなか手放すことはできません。
その愛着というのが感情ですので、
直接的にその感情でなくても、
まったく別の感情を手放すことによって心の中が軽くなり、
それがそのモノへの愛着という感情をも薄め、
モノを手放しやすくなるのです。

そしてまた逆も真なり、
様々な感情が手放せなくて苦しんでいる時、
思い切って身の回りの片付けをすると、
感情もまた手放しやすくなります。

本当に、これらはこれまでも十分感じていたことではありますが、
今回はそれを十二分に感じることができました。

やはりスペースクリアリングを実践するようになってもう十年以上、
その効果が自分の内面の感覚の変化となって表れたのだと思います。


もうひとつ、これもやはりモノと心は深くつながっているということですが、
モノを手放す時の感覚と感情を手放す時の感覚、
この流れのようなものまでよく似ているのです。
今回はそのことにも気が付き、
おかしさを感じるぐらい深く感慨に浸っています。

感情を手放すのはいいことだと分かっていても、
それを拒否する気持ちが心の中に芽生えることがあります。

例えば自分に危害を加えた人のことを思う時、
その人に対する怒りの感情を手放すと、
どうしても納得できない気持ちが残ってしまい、
“許せない” という気持ちになり、
感情を手放したくないという思いになるものです。

けれどその思いを懸命に抑え、
その人に対する怒りを手放し、それが上手くいった時、
「あれ?なんでさっきまであの人に対する怒りを懸命に抱え込んでいたんだろう」
というぐらい吹っ切れ、その後の執着も消えてしまうものです。

モノもこれとまったく一緒ですね。
愛着のあるモノ、まだ使う可能性がゼロでないモノを手放すのは大変です。
そのモノを手に取り、捨てようかどうしようか ・・・ 、
そんなふうに迷ったことは過去一度や二度ではありません。
これはたぶん誰にでも経験のあることでしょう。

けれどこれも感情と一緒です。
いったん手放すと決意し、ごみ箱に入れてしまえば、
後は意外なほど後悔も執着もなく、あっからかんとできるものです。

モノも感情も、手放すのを決意するまでが大変です。


スペースクリアリングという言葉が日本に入り、
その後断捨離の方が有名になりましたが、
いまだ片付け、断捨離ブームは収まる気配がありません。

書店にはたくさんの関連本が並び、
講師として片付けのアドバイスをしている方たちもたくさんおられます。

それは今の社会が、
人間にモノへの強い執着を植え付けることによって成り立っていて、
それが多くの苦しみを産む原因となっているのですから、
その真っ当な対処法として、断捨離が脚光を浴びるのは必然でしょう。

そして今回さらに強く感じたモノと心の結びつき、
これはまるで脳梁で結びつけられた右脳と左脳のようですが、
この強固なつながりがあるからこそ、
思い切ってモノとの関わりを大きく変えることにより、
人生そのものが転換するぐらいの大変化を体験する人たちがいるのです。


長い期間を空けて取り組んでいる久し振りのスペースクリアリング、
三日前から始め、まだしばらくはかかりそうです。

それはこの間溜まってたものがあるから、
そして以前よりもさらに深くモノを手放すことができるようになったからです。

今回こうして再びモノと対峙できるようになったのは、
ここ最近セドナメソッド等で感情を手放し、
内を見つめるトレーニングをしてきたからだと感じます。


思い立ったが吉日、まず実践すること、
そうすればそれは渦となって大きく広がっていくことでしょう。

『善意の一滴は、無限のさざ波を創り出す』
他人への善行も、自分への実践も、一粒万倍ということですね。

2017.9.21 Thurseday

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