宮島サイクリング
暑さ厳しき今年の夏、お盆をだいぶ過ぎても暑さは一向にひく気配がありません。
毎日天気は心地いい晴れ模様、
暑いのが大好きな私ですので、気分はいつも絶好調です。 ^^☆

今日は再来週の土曜日、9月4日に行われる
宮島トイレ掃除の集いの準備のため、
可愛い友達であり息子のような清水十輝君16歳と宮島に行くことになりました。

十輝君とは前々から一緒にサイクリングをしようと約束していましたので、
今日は宮島まで自転車で行くことにしました。
宮島と行っても自転車で行くのはフェリー乗り場のある宮島口まで、
島の中は歩いて散策する予定です。
ルート検索すると、宮島口までは片道20キロちょっとです。

彼、そして彼の家族は千代田ホームスクールのメンバーです。
クリスチャンの人たちが共同で生活し、
子どもたちは基本的には学校に通わずホームで合同学習しています。

ホームの子どもたちは、
ちょっと今時の日本の子どもたちにはないようなクリアーな波動を持っていて、
とっても素晴らしいんですよ。
私は昨年からみなさんと懇意にしていただいていて、
みなさんもトイレ掃除の集いに参加してくださっています。

十輝君たちのホームは、
今年から広島市内中心部からほど近い府中町に引っ越してこられました。
今朝は十輝君と八時に我家の近所、南区民文化センターの前で待ち合わせをし、
そこから二人チャリンコを連ねて出発です。

国道二号線を西に向けてひた走ります。
途中目に入った広島市役所は、
南側の窓は、緑のカーテンで覆われています。
とても涼し気です。
だいぶ電気代の節約にもなるんでしょうね。

広島市役所

国道二号線、宮島街道を順調に走りながら、
見慣れた街並みを眺めます。
少し通らなかったら、沿線の店はずいぶん様変わりするのですね。
新しい店を発見するたび驚きの声を上げてしまいます。

道はほぼ平らですが、宮島口の2、3キロ手前にほんの少しだけ坂道があり、
それを登り切って下れば、海の向こうに宮島が大きく見えてきます。

十輝君が写真を撮りたいというので少し休憩しました。
左側が私のママチャリ、右側が十輝君のマウンテンバイクです。

清水十輝君は、宮島を見て大喜び。

宮島は、何度見ても威厳があり、懐の深さを感じさせます。

宮島口には、出発してから一時間半弱で到着しました。
自転車置き場に自転車を置き、フェリーに乗って宮島に向かいます。
フェリーはJRと松大汽船、ふたつのフェリーが並行して走っています。
私たちは出発時刻の早いJRフェリーに乗ったのですが、
JRの方が厳島神社の鳥居の近くを通るので、眺めがいいのです。

朝食 ・・・ でしょうか、十輝君が船の中でパンを食べています。
私も十輝君も、ここでもうすでに汗だくです。

パンを三つ持ってきてました。

フェリーの中で、観光客のアベックが互いに写真を撮りっこしていましたので、
私の方から声をかけ、二人の写真を撮って上げました。
そしてそのお返しに、我々のツーショットも撮ってもらいました。
本日唯一のツーショットです。
私の後ろにチラッと鳥居が写ってますね。

清水十輝君とのツーショット、少し画像を明るくしました。

フェリーから、こんなにきれいに鳥居が見えるんですよ。

厳島神社の鳥居はいつも観光客に大人気

宮島の桟橋に到着したのがちょうど10時、
ここから当日掃除をする公衆トイレ十カ所を見て回ります。

宮島は道路が複雑に入り組んでいるので、
目的地となる公衆トイレに迷わずに行けるよう、
案内マップを作るための写真撮影が今回最大の目的です。

桟橋を少し左に行ったところで右折するポイントがあります。
「こっちに曲がるんだよ〜」
十輝君がポーズをつけて示してくれてます。

全部の写真がポーズ付きです。

「今度は左だよ〜ん」
こんな写真を組み合わせたマップを作るのです。

道を間違えないように。

宮島に初めて車で渡られた方は、
目的地に行くまで、かなり複雑にクネクネとした道を通らなければならないので、
きっとビックリされるでしょう。

山肌を縫うように走るから、道がクネクネになるのです。

こんな風に一般車両は通れない道もあるのです。

一般車両通行禁止、でも掃除の車は・・・。

桟橋から歩くこと30分弱、
最初の目的地、紅葉谷・中公衆トイレに到着しました。

紅葉谷・中公衆トイレ ここは大きなトイレです。

このあたり一帯は紅葉(もみじ)谷と言うだけあって紅葉がとてもきれいなところ、
ロープウエイの乗り場のすぐ近くです。

ここのトイレは少しだけ汚れていましたね。
けれども今回見たトイレは、どこもきれいに掃除されているところが多く、
嬉しい反面、ちょっと困ったなというのが正直な感想です。

さっきのところから弥山登山道を少し登ったところにあるのが紅葉谷・奥公衆トイレ、
桟橋からは歩いてゆうに30分はかかるでしょう。
当日は車で移動、と考えています。

紅葉谷・奥公衆トイレ あまり利用者はなさそうです。

ここらは沢の景色がきれいなところなので、
水辺に降りて写真を撮りました。

山の水場は心を癒します。

このところ晴天続きなので水はほとんどありませんでした。
けどメダカはたくさんいましたよ。

紅葉谷から町中に入り、要所要所で写真を撮っていきます。
こんなきれいな花が目に入るとホッとします。

こんな花が大好きです。

ここは大聖院手前の荒神原公衆トイレ、
ちょうど掃除のおばさんが清掃中でした。

荒神原公衆トイレ おばちゃんがゴム手袋を付けて便器を磨いていました。

ちょっと大聖院に寄り道します。
ここは冷えた美味しいお茶が無料で飲めるのです。

大聖院に至る石段にはたくさんのマニ車が設置されていて、
それを回しながら登ると、そのマニ車に収められているお経を読んだのと
同じだけの功徳があるそうです。

近くにフランス人観光客がいましたよ。宮島は外国人観光客が多いのです。

美味しい薬草茶を飲みながらお昼ご飯を食べることにしました。
十輝君はお母さんが作った巻き寿司を食べています。

清水十輝君は食欲旺盛です。

昨日はお母さんの誕生日だったそうです。
ちなみにお母さんは、私よりも年下です。 (-。-)y-゜゜゜

私の昼食は、バナナ一本と炒り発芽玄米でした。
あんまりわびしいので写真は撮っておりません。 ……(つд`)

大聖院のお堂の中にあるとてつもなく立派な砂曼荼羅、
その大きさと色鮮やかさは圧巻です。

チベットのお坊さんたちが心を込めて作った砂曼荼羅です。

大聖院からの眺めはとてもいいのです。
ここに限らず、宮島は眺めのいいポイントがたくさんあります。

宮島ほど風光明媚なところはちょっとないですね。

大聖院を降りてすぐのところにある上中西公衆トイレ、
宮島の公衆トイレは、どこも建物がしゃれています。

上中西公衆トイレ 以前ここで蛇を見ました。

宮島はしゃもじが名物で、
こんな大きなしゃもじがいろんなところに飾られています。

こんな大きなしゃもじ、原木からどうやって切り出すのでしょうか。

大聖院から大願寺に向かう手前で車は左に曲がるようになります。

直角に左折します。通行している人には要注意です。

昔ここをロングボディーの4トンユニックで通ったことがあります。
道が狭いのでヒヤヒヤものです。

のんびり歩いているといろんなものが目に入ります。
この可愛い金魚の飾り物、大昔、母が家で作っていた記憶がかすかにあります。
母は手芸、編み物、そういったのがとても好きでした。

大昔の記憶が蘇り、胸が熱くなりました。

ちょっとピンボケですが、
こんなお社がお家の中にありました。
さすが宮島です。

一眼レフカメラのオートフォーカスが一時不調だったのです。

宮島は、焼きがき、あなご料理が名物です。

お花の手入れも大変でしょうね。

迷路のような道を抜け、
「ここは右だよ〜」と十輝君が言っています。

思い出の場所、解放の場所

上の写真右側が空き地になっていますが、
ここには以前お店屋さんがありました。

9年ほど前、宮島で世界聖なる音楽祭というイベントがあり、
私もボランティアスタッフとして四日間宮島に泊まり込んで、イベントの手伝いをしました。
その時東京からDVD撮影スタッフが十数名来ていて、
私が大きな箱形の荷台のついた2トントラックを運転して、
彼らを宿泊所のある包が浦キャンプ場から会場まで送迎していたのですが、
この上の写真の場所を夜中に右折する際、
すぐ先に乗用車が駐車していてとても苦労した思い出があります。

そして当時あった右側の建物の軒にギリギリかするようにして右折し、
少しだけ車の荷台を接触させたことがあり、
そのことがすごく記憶に残っていました。
けどもう建物はないのですね、少しだけ心が「解放」された気分です。

浜から鳥居が大きく見えます。
今日の干潮は午後3時、まだ潮の引かない海に、
若者たちが太ももまで水に浸かりながら入っていました。

鳥居の根本は腐食しないのでしょうか。

浜辺にある西松原公衆トイレ、とても古い建物ですが、
便器は比較的新しいものでした。

西松原公衆トイレ 昔の公衆トイレはどこもこんなでした。

来た道を少し戻り、水族館、大元公園の方へと向かいます。
水族館は現在立て替え中で、再オープンは一年後です。

一年後には大勢の人たちで賑わうでしょう。

大元公園の端っこに、大元公衆トイレがあります。
十輝君もだいぶお疲れモードです。

大元公衆トイレ かなり歩きましたね〜、お疲れです。

大元公園でちょっと一服、
十輝君は体は細いのに、水をよく飲みます。
ペットボトルを四本も持ってきていました。 (☆o☆)

清水十輝君は、近くの水道で水を補給していました。

ここは鹿がたくさんいましたが、
ここの鹿は比較的臆病で、近づこうとすると逃げてしまいます。

可愛い鹿たちがつかず離れず

鹿には縄張りがあるのでしょうか、
出合う場所によって鹿の性質が違うような気がします。

大元公園から弥山を少し登ったところにある奥大元公衆トイレ。

奥大元公衆トイレ こんなところに公衆トイレがあるとは知りませんでした。

ここはトイレの場所まで車は入れません。
登山道からも少し離れているので、たぶん利用者はほとんどいないでしょう。
桟橋から歩くと40分ぐらいかかる、このたびの会場の中では最も遠いトイレです。

木の上の方に巨大なキノコを発見しました。

何という名前のキノコでしょうか?

けど上の写真では、その大きさが伝わってきませんね。
ですので、再度写真を撮り直しました。

どうですか?
この大きさ、分かりますか?

あそこに腰掛けると眺めがいいことでしょう。

サルノコシカケぐらい ・・・ ではなくて、
人間でも十分に座ることのできる大きさですね。 (☆o☆)
山を歩く時は、キノコを注意して見てると結構面白いのです。

ここは八カ所目、木比屋谷公衆トイレです。
ドアがきちんと付いています。

木比屋谷公衆トイレ 外もきれいで中もピカピカでした。

宮島にある建物は、トイレでも民家でも、
みな鹿が入ってこないようきちんと扉(鹿戸)を付けているのです。

ここからは鳥居と桟橋がどちらもきれいに見えました。

鳥居、桟橋、フェリー、最高の景色です。

十輝君がアイスクリームが食べたいとのことで、
二人で同じスイカバーを食べました。
小さな種がチョコレートになっていて、なかなかナイスです。

ちょうど食べ始めた時に十輝君の携帯に着信が入りました。

スイカバーは100円です。

ハーフの十輝君は、日本語と英語のバイリンガルで、
外国人のお友達と日本語、英語チャンポンで話してました。

「次なるトイレはこっちだよ〜」

スイカバーが矢印になっています。

大聖院に行く道の手前を山に向かって登っていくと、
ここにはいつも鹿がたくさんいます。
ここの鹿はなぜか人を恐れず、
背負っているリュックサックに積極的にアタックしてきます。
食べ終えたバナナの皮が匂うのでしょうか。
カメラのレンズを向けても余裕しゃくしゃくです。

鹿はまつげが長いのです。

ここは藤之棚公衆トイレ、いよいよ後ひとつです。

藤之棚公衆トイレ 疲れているので、トイレを発見するとすごく嬉しいです。

ここから少し紅葉谷の方に向かっていくと、
最後の目的地、十番目の紅葉谷・下公衆トイレがありました。

紅葉谷・下公衆トイレ 最後のトイレを発見して大喜びした二人です。

いや〜、かなり歩きましたね〜。
桟橋から休憩時間を除いてもっしり二時間は歩きました。
気分的には弥山に登るよりもしんどかったです。
かなり暑かったですし。 (;^_^A

けど十輝君と一緒だったお陰で、
道中いろいろ話をしながら楽しい時間を過ごすことができました。
十輝君に感謝です。 (^o^)v

麓に下り、厳島神社の横を通って観光コースを歩いて帰ることにしました。
もう潮がかなり引き、鳥居まで普通に歩いて行けるぐらいになっています。

まだ鳥居の所に行くには足元がグショグショです。もう少しで潮は完全に引きます。

土産物屋さんがひしめく商店街は月曜日でもかなりの人手です。
日曜日に来なくてよかったです。

宮島に来ると、いつも最後にこの商店街を通ります。

商店街にはいろんな店があり、
変ったものにはつい目が引かれます。

ラムネもいろんな種類があるんですね。
キムチラムネ、いっぺん飲んでみたいです。 ^^☆

変わり種ラムネたち、お味の方はいかがでしょうか?

かき氷を売っている店もたくさんありました。
「かき氷250円」と書いてある店が何軒かあり、
「シロップかけ放題」のところもありました。

同じかき氷のカップで200円の店もあり、
桟橋近くの店はかき氷超大盛りで美味しそうだったので、
ここでアイスに続きかき氷も食べてみることにしました。

この暑さ、かき氷は大人気です。

店の前には何人か並んでいます。
とにかく目一杯超大盛りにかき氷をカップに詰め込むので、
ひとつ作るのに少々時間がかかるのです。

どうですか、この盛りの良さ、山盛りのかき氷の上にシロップをたっぷりとかけ、
さらにミルクは無料サービスです。 w(*゚o゚*)w

すごい盛りですね。氷を手で押さえ込みながらうず高く盛っていきます。

イチゴ、ブルーハワイ、・・・ シロップにはいろんな種類があり、
十輝君は待っている間じゅう、
「なににしようかな〜、どうしようかな〜」
と一人でブツブツ言い続けていました。

そして最後に意を決したように
「よし、レモンにしよう!!」
と宣言(?)していましたが、結局注文したのはメロンでした。 ε=((ノ_ _)ノコケッ
やっぱりさすがに16歳、まだ子どもですね。

メロン&ミルクかき氷

私のは宇治、もちろんミルクもかかっています。

こちらは宇治(抹茶)&ミルクかき氷です。

山盛りのかき氷は、最初はガバッと口で直接かぶりつくしかないのです。
ミルク、シロップがたっぷりかかっていましたが、
適度な甘みでかなりの美味でした。
これで200円とはかなりのお値打ち品ですね。


桟橋からは、行きと同じくJRのフェリーに乗って宮島口に向かいます。
フェリーの中で、何人かの知り合いにメールを送りました。
こういったところは割とマメなのです。 ^^☆

来た道と逆方向に向かってひたすらペダルを踏み続けます。
途中アルパークで休憩します。
最近できた新しい北館に入り、キュートなリップ型のソファーに腰掛けました。

全身をキスされています。

柔らかいソファーかと思ったら、硬いFRPのような素材でした。
でもこのデザインが気に入ったので、別のリップ型ソファーで瞑想ポーズをとりました。

まさに悟りの境地

脚が中途半端な格好になっているのは、
無理に脚を重ねると、ふくろはぎがつりそうだったからです。
筋肉の中にはかなり疲労物質が貯まっています。
それと写真で分かるぐらい汗だくですね。

十輝君情報によると、
今はマックで「ビッグマックが200円」というキャンペーンをやっているそうです。
ということで、アルパークを少し過ぎたところにあるマックに二人で入りました。

ビッグマック、通常価格550円のところが200円ですので、
かなりのお買い得です。

アイスコーヒー(S)120円と合わせて320円なり。

ビッグマックは子供の頃、憧れの食べ物でした。

ビッグマックを食べるのは久し振り、
もしかしたらこれが二回目かもしれません。
なかなかいけますね、美味しかったです。

水分はアイスコーヒー一杯では足りず、
水を二杯いただきました。
本当は、あと三杯は飲みたいぐらいでした。

ちょこっと腹ごしらえをしてパワーをつけ、
一気に広島市内中心部に向かいます。
平和公園に行き、資料館の中のトイレに入り、
備え付けのウオータークーラーで水をたらふく飲みました。

平和公園にかかる元安橋で、
十輝君がいつもストリートミュージシャンをやっているというので、
その場所に行ってみました。

この橋の真ん中あたりで、夜一人でギターを抱えて歌っているそうです。
後方右側は、被爆建物であるレストハウスです。

平和の祈りをこめて歌います。

反対の角度から写真を撮ると、向こう側に原爆ドームが見えます。
このあたりはまだ路面にガムがたくさんこびりついています。
今度はここを中心にガム取りいたしましょう。

よかったら聴きに行ってあげてください。

今日は自転車で往復40キロちょっと、晴天の宮島を歩き回り、
思い出に残る素晴らしい一日でした。
大汗をかきましたが、お陰でアイスやかき氷をすごく美味しく味わうことができました。
また十輝君と一緒にどこかに出かけたいですね。 ^^☆

あとは9月4日の宮島トイレ掃除の集いが無事成功することを祈るのみです。 (-人-)

2010.8.23 Monday



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