江田島市サイクリング
この11月1日、江田島、能美、沖美、大柿、4町が合併して、
新生江田島市が誕生いたしました。\(^o^)/

それを記念して、と言うわけではないのですが、
今日は愛用のママチャリを駆って音戸を通って江田島市まで行き、
古鷹山登山を楽しんできました。
広島市南区の自宅を出てから海田を通って呉、音戸、
音戸大橋を渡って北に向かって早瀬大橋へ。

早瀬大橋を渡ってしばらく行くまでは
前回の「能美島サイクリング」とまったく同じコースです。

そこから先、今回は左方向の能美島には行かず、右方向の江田島に行き、
ついでに古鷹山に登ってこようという計画です。

家から走ること約一時間弱、呉ポートピアパークに着きました。
まずはここでひと休憩です。



以前ここは広島市近郊では数少ないアミューズメントパークでしたが、
残念ながら遊園設備はすべて撤去され、
今は楽しい広場として無料開放されています。

ここと同じく第三セクター方式で運営されていた
大阪ドームが先日事実上の経営破たんとなりました。
第三セクターというのはなかなか上手くいったためしがありません。

けれども残っている建物、ホテルカリフォルニアみたいで
なかなか雰囲気があってグットです。



家族ずれでにぎわい、遊んでいる子供たちもとても楽しそうです。
この方がお金がかからなくていいかもしれませんね。

呉の中心部まで走ると、ちょうどゆめタウン呉の道路向かいの工事現場で
びっくりするようなものを発見しました。



「しんかい」とボディーにペイントされていますが、
あの深海を探索するしんかいの仲間なのでしょうか。
でも、なぜ工事現場に???

さすが軍港呉、変わったものがあります。

海上自衛隊の係留所に停泊している潜水艦も見学しました。



子供の頃は、男の子はみんな軍艦や戦車が大好きでした。
今もその記憶が残っているのでしょう、こういうものにはつい目が行ってしまいます。
けど、やっぱり、戦争は恐ろしいです。

音戸大橋の駐車場で休憩です。

ここの景色はいつ見てもいいものです。
特にG.Wの頃はツツジが満開で最高です。



休憩している時に、ふと美味しい日本酒「華鳩」(はなはと)
のことを思い出しました。

華鳩の蔵元「榎酒造」はこの音戸大橋を渡ったすぐ先にあるはずです。

これまで何度も行ってみたいと思い、
近くを通りながらも一度も足を運んだことがありません。

今日は突然ですが、蔵の場所まで行ってみることにしました。



やはり祭日はお休みです。

鍵はかかっていないものの、閉められた門扉の前で約五分間、
気の弱い私は立って中をのぞいていました。

けれどもせっかく前まで来たのだから・・・、
意を決し中に入り声をかけてみました。

中から経営者の榎真理子さんが出てこられ、
事情を話し無理を言って蔵の中を見学させていただきました。

ありがとうございます。

もう今年の仕込みは始まっているそうで、
これから本格的な日本酒のシーズンです。

大きなタンクがたくさんあり、いろんな部屋も見せていただきましたが、
どれも写真が上手く撮れていません。

せっかくご案内していただいたのに、本当にごめんなさい。m(;∇;)m



こんな写真だけです・・・。(T。T)

貯蔵タンクはホーロー製で年代物です。
熟成用のオーク樽もいくつかあります。

ものすごく広い木造の建物は、まさに「日本の職人の仕事場」といった雰囲気です。

榎酒造のお酒「華鳩」、広島の隠れた銘酒です。
香りがよくて旨味が濃い、その上押し付けがましくなくて品がいい。

これはきっと酵母がいいのと杜氏さんのお人柄でしょう。

先週の松茸ツアーで、華鳩とともに酒どころ新潟の銘酒「越乃○梅」、「久○田」も
いただきましたが、
私個人の意見としては、華鳩の圧勝でした。

先月、知り合いのMさん(妙齢の美女!!)に華鳩をおすすめしました。

Mさんからいただいたケイタイメールです。
華鳩の感想をお聞きしようと思って
私からメールをした直後に返事をいただきました。

   ありがとうございます。
   今メールをしていたところなんですよ。
   v(^-^)v最高です。純米酒も吟醸酒も
   今朝も早く起きて少し飲みました。
   最高、こんなにおいしいお酒はじめてです。
   いつも何を買っても辛くて・・・、
   華鳩って酒井さんみたいに素敵です。
(*^o^*)

        最後の一行捏造です。<(__)>



酒蔵の入り口に販売コーナーがあります。
華鳩のお酒が各種、それとともにタカラみりんやサントリーオールドがあるところが、
ちょっぴり田舎ちっくで和めます。(o^∇^o)ノ



左側のお酒が「ひやおろし」、春に造って夏を越し、秋口に売り出される
味わい深くて美味しいお酒です。

   「今飲むならコレ! 間違いない!!」
             (ポスターのコピーより)

とのことです。

華鳩、絶対おすすめの銘酒です。


華鳩の酒蔵を離れ、一路早瀬大橋、江田島方向へ進みます。

江田島に入りしばらくすると、前方にきれいに古鷹山が見えてきました。



古鷹山は、横に稜線がでこぼこしていて、
それが鷹が羽を広げているように見えることからこの名前がつきました。

太平洋戦争開始の合図「ニイタカヤマノボレ」、
これはこの古鷹山からきたというのは有名な話です。

古鷹山のふもとに海上自衛隊第1術科学校があります。

その正門近くにある店の看板を見て思わずシャッターを切りました。



「Books & Foods」、本と食料品、なかなか力技の看板です。

本と文房具、本とビデオ、または酒と食料品
というのなら見たことがありますが・・・。

店内はさすが自衛隊の前、男性雑誌と軍事関係の本がたくさんありました。
けっこう繁盛しているようです。


ここから少し行くと、登山道の起点となる小用の町です。
ここに自転車を置き、リュックを担いで登ります。

もう午後2時40分、少し急がないと日が暮れてしまいます。
前の晩夜更かしして、家を出たのが10時ですからしかたがないですね。

山の中腹まではきれいに舗装された車道を歩きます。
道の脇にはたわわに実ったおいしそうなみかん畑が。



江田島はみかんが名産です。
今はちょうど時期ですね。

歩き出して30分弱、車道のピーク地点に来ました。
ここからは山道を歩きます。



この場所、この景色、私にとって忘れられない思い出の場所です。

6年ぐらい前だったと思います。
一人で古鷹山に登った時のことです。
この場所に佇み、遠くの素晴らしい山並みを眺めていると、
胸の奥からなんとも表現できない歓びの感情がこみ上げてきました。

その歓びの感情、胸の最も深いところから湧き上がる
「生きててよかった」
というような、絶対幸福感とでも表現するのが適切なような感覚でした。

生まれて初め、何か魂の、存在の原点を見つけたようです。

それ以来、山に行ったり自然と触れていると、程度の差はあれ、
この絶対的な幸福感が味わえるようになりました。

本当に山や自然が好きなのです。

途中登山道から撮りました。



海沿いに見えている町が、登り始めた小用の町です。
カキの養殖いかだもたくさん見えます。
カキもこれからが本格シーズンです。

古鷹山は標高376メートル、たいして高い山ではありませんが、
稜線づたいにアップダウンが多く、
歩きやすいものの、けっこう道のりがあります。

頂上までの所要時間は約一時間ちょっとでした。

頂上を少し下ったところでティータイムです。

自慢のコンロです。



ボンベから取り外し、羽(?)をたためば、
ショート缶の缶コーヒーほどの大きさになります。

ボンベも持ち運ぶときは、鍋の中にすっぽりと入るようになっています。



足場の悪い中で写真を撮ったら斜めになり、
画像を編集したらちいさくなりました。(;^_^A

飲むものは選り取りみどり、今日はスープを何種類か袋に入れてきました。



その時の気分でこの中から選びます。
これがまた楽しいのです。

本日選んだのは、「鳴門産若布がたっぷり わかめスープ」です。
たしかに若布がたっぷりでした。(^-^)

帰りの山道、倒木が道を塞いでいます。



やはりここにも台風の爪あとがしっかりと残っています。

登り下りで約2時間、小用の港に着きました。
フエリーの切符を買おうとしたら、ここでは自転車を積んでは乗れないとのこと。
トンネルを6、7個くぐった向こうの切串港まで行ってくれとのことです。(☆o☆)

一旦ホッとした後で自転車こぐのはけっこうしんどいです。
一生懸命ペダルを踏んで、20分弱で切串港に着きました。

トンネル6個でした。
幸いに船の出航時間ジャストでタイミングよかったです。



船に乗った頃、ちょうど日が沈みはじめました。

「今日も一日楽しかった!」
船から夕景を眺めると感慨ひとしおです。

外で身体を使うといつも思いますが、やっぱり健康が一番ですね。

最近はこのホームページでご紹介している様々な健康法を実践し、
最近ますます健康ですが、今日もまたそのことをつくづくと実感しました。

前回2ヶ月前サイクリングの時よりも、
今回の方が疲れ知らずで快調に飛ばすことが出来ました。

さきほどお風呂に入って、
しっかりと身体との対話をしてきました。

今日一日の感謝を込めて、いつもよりしっかりと語りかけます。

そうすると、その分身体からもたくさんメッセージが返ってきます。

今日という素晴らしき日に、
健康な身体に感謝です。

2004.11.03 Wednesday




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