尾道、鞆の浦、仙酔島、福山
11月18日(日)、19日(月)の二日間、
広島市から道のりで100キロ近く離れた尾道、鞆の浦、仙酔島、福山へと
一泊の旅をしてきました。
仕事とは関係のない完全なる余暇の楽しみです。

今回の旅は、福山に住む伊藤のさっちゃんという女性と会うことが目的です。
伊藤のさっちゃんは私よりほんの少し(!)年配で、
とてもオープンなハートの持ち主です。
初めて会った時からなぜかすごく意気投合し、
その時に症状のあった彼女の頭痛に引き受け気功をし、美波動を紹介したところ、
それも劇的な効果があり、
そんなご縁でこれまで細くハガキや電話での交流を続けてきました。

そしてこの春、広島のある会合で再会を果たし、
今度是非福山に遊びに来てくださいという話になり、
それを夏前頃から計画していたのがのびのびになり、
このたびようやく実現したということです。

ずいぶん先延ばしにしていた旅の計画ですが、
18、19日の二日間でここに来ることが必然だったのでしょう。
そう思わざる得ないような不思議で充実した時でした。

この二日間にいろんなことが濃縮してあり、
写真をこのページに貼り付けると膨大な数になってしまいました。
なるべく言葉を少なくしますので、
どうか最後までお読みください。 m(__)m


11月18日(日)、朝8時過ぎの高速バスに乗って尾道に向かいます。
バスが尾道駅前に着いたのが10時前、
尾道の町は11月中旬とは思えない温かくて穏やかな天候です。
昨日は午前中を中心に広島県内は土砂降りの雨だったのに、
とてもとてもラッキーです。 ^^☆



尾道駅前で福山から来たさっちゃんと出会い、
二人で商店街の方へと歩きました。



商店街入り口にある作家 林芙美子の銅像です。



尾道出身の彼女は、
「花野の命は短くて 苦しきことのみ多かれど ・・・ 」
というこの詩で有名です。



商店街を少し入ったところで、
さっちゃんの親友である半田のみっちゃんと偶然に出会いました。
急に声をかけられてビックリです。



左側がみっちゃん、右側がさっちゃんです。
バックの赤いセーターは現役時代の小錦にサイズを合わせた作ったセーターだそうです。
大きいですね。 (☆o☆)

みっちゃんの旦那さんはハガキ道の世界では有名な人で、
私も旦那さんから二十年ちょっと前にハガキをいただいたことがあります。
なぜそんな昔のことを覚えているかというと、
いただいたハガキにはものすごく立派な美術作品のような絵が描かれていて、
それがあまりにも素晴らし過ぎたので、
今も強烈に印象に残っているのです。

今日は旦那さんがこの尾道の会に呼ばれて来ておられ、
その会の間、奥さんは商店街を散策しておられたのです。

まったく知らなかったのですが、
今日は尾道の商店街で仮装大会のある日です。
なんだかとっても楽しそうです。
早速案内所でパンフレットをもらい、三人で見に行くことにしました。



商店街を東の方に向かって歩いていると、
ところどころに仮装をした人が目に付きます。

するとまたまた偶然にさっちゃんの知り合いが!!!
写真右側のはっちゃんです。
十年ぶりの再会だそうです。



はっちゃんは誰の仮装か分かりますよね。
戦場カメラマン渡部陽一さんです。

仮装パレードの出発点に近づくと、
こんな人たちがたくさんおられます。



「スパイターマンさ〜ん」と声をかけると、手を上げてくれました。



そしてキャンディーをプレゼントしてくださいました。



仮装をした人たち全員かな?よく分かりませんが、
それぞれ手にお菓子を持ち、パレードを見に来た子どもたちにお菓子を配っておられます。

こんな時代がかった人たちも、新撰組と誰でしょうか?



こちらはご存じ水戸黄門様です。
いや、花咲か爺さんかな?



このきれいな人はたぶん白雪姫でしょう。



パレードは11時から始まりました。
先頭をゆっくりと走るアンティークなベンツには湯崎広島県知事と平谷尾道市長が
乗っておられ、
湯崎知事は平清盛のコスプレです。



さっちゃんとみっちゃんは湯崎知事から紅白餅を手渡してもらわれました。
ご満悦のお二人です。



これは何のコスプレかな?
分からないのもたくさんありました。 (;^_^A



ちびっ子チームも何組か参加しています。



これもよく分かりませんが、
仮装は何か分からなくても楽しめるのがいいですね♪





フーテンの寅さんはなかなかきまっています。
女性たちはお姫様か寅さんのマドンナでしょうか。



このたび見事再選を果たしたアメリカのオバマ大統領もこの大会に駆けつけてくれました!
隣のゴルゴ13は護衛でしょうか。



オバマ大統領と記念撮影です。 (^o^)v





彼女はマリリンモンローかな?



とっても可愛いチャップリンです。
彼は華麗なステップを踏んでましたよ♪



こんな格好をした女性、広島の商店街でもたまに見るなあ ・・・ ・



こちらはミュージカル キャッツより。



こちらもよく分かりませんが、印象強烈です。



タイガーマスクさん寒そうですね。
けどなんでキャリーバッグを持っているのかな?



こちらは不思議の国のアリスです。



「ガイコツさ〜ん」と声をかけると、ポーズをとってくれました。



ゴレンジャー♪



ハロウィンの仮装でしょうか。



こちらは七福神、表情も福々しくて結構です。 (^^)v



桃太郎の一行です。鬼も一緒ですね♪



これが黄門様ご一行かな?
印籠を掲げているのでたぶんそうでしょう。



鳴り物入りのちんどん屋さんでもおられました。
私の子ども時代にはよく見かけました。



こちらはディズニーキャラですね。




パレードを見学しているうちに時間は11時半になりました。
今日は以前お伺いしたことのある石岡さんの喫茶店に行き、
そこでお昼をよばれる予定です。
  <喫茶「石岡」>

尾道特有の狭い路地を登っていきます。



過去二回訪ねた時とは違う道を歩くので、
地図を見ても場所がよく分かりません。
間違って一本上の筋を歩いていると、
下の方で私たちを外で待っていてくださる石岡さんの奥さんの姿が目に入りました。



だいぶ遠回りをして家を探したので、奥さんのお顔を見つけてホッとしました。
急な石段を踏み外さないよう慎重に降りていきます。

石岡さんのところからの眺めは絶景です。
今日も遠くに尾道大橋がよく見えます。



家に入ると、早速奥さん心尽くしの手料理でもてなしていただきました。
素敵な器で料理が映えますね♪



こちらは手長エビとカニの湯葉包みです。
あまりに美味しそうだったので、写真を撮る前に少しだけ箸を付けてしまいました。 (;^_^A



テーブルの窓辺には百合の花が生けてあります。



プラス露出で撮ったので外の景色が見えませんが、
ここからも尾道の海がよく見えます。

隣のお座敷にはこんな可愛いグランドピアノが、
音楽に合わせて鍵盤が動きます♪♯♭



デザートのケーキです。
きれいに盛りつけられていますね。
普段甘い物をほとんど食べないので、他になんと表現していいのかよく分かりません。
ε=((ノ_ _)ノコケッ



奥さんが一番こだわりを持っておられるのがコーヒーです。



この日はエチオピアのコーヒーを入れてくださいました。



普段飲む美味しいコーヒーは、
口当たりがよくて飲みやすい、雑味、えぐみがすくないといった印象を持つことが多いのですが、
このコーヒーはとてもこくがあり、強いコーヒーの旨味を感じました。
これまで飲んだどのコーヒーともちょっと違います。

豆の焙煎もご自分でしておられ、
深煎りだから味わいが深いのだということです。

その焙煎の方法をしっかりと見せていただきました。
これが焙煎する前、生豆の状態です。



煎るためのこのザルは、本来は銀杏を煎るためのものだそうです。

こうして遠火の強火で煎っていきます。
最初は生豆の水抜きのために火に当て、
そして豆が乾燥してきたら、ザルを持つ手の動きを少しずつ早めていきます。





煎り終わったら豆を風に当てて乾燥させます。



この煎り加減が難しいでしょうね。
たぶん何度もやらなければそのコツはなかなか掴めないでしょう。

こちらが香ばしい香りとともに煎り上がったコーヒー豆です。



焙煎方法の詳しいことは、下の図をクリックしてください。
大きなPDFファイルが開きます。



古く手入れをされた古民家の各部屋にきれいな調度品が並べられている喫茶「石岡」は、
それ自体がひとつの美しい作品のようです。










この手洗い場、なんだか風情があっていいですね。



帰り際、玄関の前で石岡さんと写真を撮りました。
石岡さんとはもう十数年来のお付き合いです。



門のところには小さなイーゼルに案内が乗せてあります。



ご覧のように、喫茶「石岡」は、とても尾道らしい心が和む空間です。
完全予約制ですが、尾道に足を運ばれた際は、
是非一度立ち寄ってみてください。

  営業時間  9時〜17時(基本)
  定休日    不定期(予約制)
  住所     〒722-0046 広島県尾道市長江一丁目18番13号
  電話     0848−37−7538
      ※ 禁煙です


より大きな地図で 喫茶 石岡 を表示


石岡さんに麓の商店街まで案内していただきました。
尾道の古い町は車もなかなか通れないような細い道が入り組んでいて、
ここに暮らす人には不便でしょうが、
昔の日本の風情を感じるには最高のところです。

ところどころに夏みかんの木がありました。



路地のちょっとしたところにはこんな飾りが。



こちらは通りがかった喫茶店の外壁に飾られた花、
こんなささやかな花がとても心を潤します。



麓のロープウエー乗り場のところまで降りてきました。
今日は秋晴れの日曜日、仮装大会もあり、たくさんの人でにぎわっていました。



ロープウエー乗り場から真っ直ぐ南に数分歩くと海辺に出ます。
尾道のすぐ向こうの対岸は向島です。



ここで石岡さんと別れ、さっちゃんと二人で駅の方に向かって歩きました。

尾道にはこんなしゃれた路地がたくさんあるのです。
尾道ぐらい古い日本の文化がしっかりと残っている町はほとんどないでしょう。



商店街の中にも存在感のある店がたくさんあります。
こちらは古い銭湯をお店に改造して使っておられます。



中は喫茶・食堂になっていて、カレーライスや名物の尾道ラーメンを食べておられました。



この中は外とはまったく気が違います。
言葉でうまく表現できませんが、
以前古い造り酒屋の蔵を展示場に改造したところに入ったことがありますが、
そこと同質の気を感じます。
今度尾道に行った時は、是非ここでお茶を飲んでみたいと思います。

駅を通り過ぎて二、三分行った海岸沿いに上屋倉庫というところがあり、
そこで仮装コンテストの審査発表があるそうなので行ってみました。



コスプレイヤーたちがたくさん集まっています。
みんなとても楽しそうです♪





倉庫の中では音楽に合わせ、舞台でコスプレパフォーマンスが行われています。



Googleさんもいましたよ。




今日はこの後で福山の鞆の浦に行き、そこから船で仙酔島に渡り、
仙酔島の国民宿舎に泊まることになっています。
当初はごく普通に尾道から福山までJRの在来線に乗り、
福山駅からバスで鞆の浦に向かう予定だったのですが、
今日は日曜日で、尾道から鞆の浦まで船が出ていると聞き、
その船に乗ることにしました。

尾道から鞆の浦までの一時間弱、
瀬戸内の島並を眺めながら鞆の浦に行けるとは、
本当に今日は最高にラッキーです。 ヽ(^o^)ノ



今日はとてもいい天気で、甲板に出て風を当たっていても、
まったく寒さを感じません。
潮風を受けながら素敵な尾道の町を後にします。



海の上から眺める尾道城、最高の気分です♪



この桟橋は、尾道を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」で、
主人公の女の子が海に飛び込んだところだそうです。



海岸沿い、少しの間隔を開けてアベックが座っています。
個人的には京都の鴨川沿いを思い出します。 (*^・^*)



千光寺とロープウエーも見えました。



船には舵を握る船長さん(?)と案内役、二人の乗組員の方が乗っておられますが、
今日は仮装大会に合わせ、二人ともコスプレをしておられました。 ^^☆



今日の乗客は私たち二人と若いアベックの四人だけだったのですが、
この海賊衣装の案内のお兄さんが、
鞆の浦に着くまでずっと左右に見える景色を詳しく案内し続けてくれました。
お陰様でとてもとても楽しい船の旅でした。
このお兄さんに感謝です。 ヾ(´ー`)ノ

尾道水道には、尾道大橋、尾道新大橋、二本の橋が架かっています。
これがしまなみ海道です。



このあたりは造船所のとても多いところです。
タンカーの未塗装部分に線が見えますが、
これが大きな鉄板を貼り合わせた溶接部分なのだそうです。



こちらは有名な常石造船です。



この写真左右いっぱいがすべて常石造船の造船所です。
ものすごく広いですね。





こちらは阿伏兎観音(あぶとかんのん)というお堂で、
手を合わせるため、船はこの前でスピードを落としてくれました。



海に浮かんでいる手前のブイは蛸壺が取り付けられています。
ここは海流が激しいので、美味しい蛸が捕れるそうです。
奥に並んでいるのは海苔網です。



夕映えの海は美しいですね。



目的地の鞆の浦に近づいてきました。
左手が鞆の浦、右手が仙酔島、ほんの目と鼻の先にあるのです。



その鞆の浦と仙酔島の真ん中には弁天島があり、
そこには福寿堂というお堂が建っています。



降りる時に船長さん(?)の写真を撮りました。
船長さんはサンタクロースです。



鞆の浦も尾道同様古い町並みが残っています。



ジブリの宮崎駿監督は、ここで崖の上のポニョの構想を練ったそうです。

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なぜか懐かしいボンネットバスがあったので、写真を撮ってもらいました。
鞆の浦の町並みとよく似合います。



これが鞆の浦で有名な雁木で、。
海の中まで階段が続いています。



タイムススリップしたような町並みですね。







こうして見ると雁木はとても絵になります。
海と人間の持つ知恵が統合されたひとつの象徴のように思えます。



鞆の浦は坂本龍馬といろは丸ゆかりの地であり、
こんな展示館があるのです。
  <坂本龍馬ゆかりの地「鞆の浦」平成いろは丸について>



ここにいると時間の流れを忘れてしまいます。







しゃれたお店が何軒もありました。
きれいなコーヒーカップを窓際に飾っているこの喫茶店は、
お客さんで賑わっていました。



とても静かな海です。



公衆トイレもきれいですね。



男女のマーク、これは龍馬と奥さんのおりょうでしょうね。




鞆の浦からは「平成いろは丸」に乗って仙酔島へと向かいます。
建造費八千万円だそうです。



船を待っている間、桟橋にいるとたくさんの猫たちが集まってきました。
おじさんがいろんな猫たちの名前を大声で呼んでいます。



出航の時刻になり船に乗り込むと、あっという間に仙酔島に着きました。
仙酔島は仙人も酔いしれる島と呼ばれ、
特別な気に満ちていて、パワースポットとして名高いところです。
知り合いのお坊さんもこの島で瞑想の研修会を行っていますが、
私はここに来るのは初めてです。

景色もとても美しく、鞆の浦と仙酔島は、
日本で最初に国立公園として認定されました。

桟橋から歩いて5分もしないうちに国民宿舎に到着です。
三階の部屋から浜がきれいに見渡せます。
  <国民宿舎仙酔島>



6時からは夕食タイム、さっちゃんと二人で乾杯しました。



ここはビールがサントリーのモルツというのが嬉しいですね。 ^^☆
私はビールはモルツが一番好きなのです。
けれど先日飲んだキリンの一番搾りとれたてホップも美味しかったな〜。 (^o^)v

鯛のかぶと煮が出てきました。
魚料理をきれいに食べるのは大得意です。



こちらが食後、
肉でも魚でも、骨の周りの身が一番美味しいのです。



8寺半頃までちっちゃんと歓談し、
さっちゃんは一人で船に乗ってご自宅に帰られました。



また明日、鞆の浦で10時に待ち合わせです。
今日は偶然が重なって、本当に楽しく不思議な一日でした。


仙酔島はやはり特別なところです。
静かで透明な気に満たされていて、
宿もそれを感じてもらうため、テレビもラジオも新聞も置いていません。

夜は11時に寝たのですが、
午前2時にはパッチリと目が覚めてしまいました。
ここ数日寝不足が続いていたのですが、
完全に仙酔島の磁場に飲み込まれてしまいました。

2時から5時までハガキを書いたり、
パソコンを持ってきているのでメールの返事を書いたりして過ごしましたが、
それでも朝風呂のはじまる6時にはまだ間があります。
しかたがないので小一時間横になり、
6時になると同時に一番風呂に入りに大浴場へと向かいました。

ここの大浴場は何種類もの浴槽があり、
国民宿舎としてはなかなかの設備です。
その中に潮風呂という海水のお風呂があったので、そこに入り、
この素晴らしい気の恩恵に浴するべく、
心の中でこれまでの人生でわだかまりを抱えたままになっている人たちの
顔を思い浮かべ、ホ・オポノポノの言葉を唱えました。

心身ともにリフレッシュ、心の奥から感謝の気持が湧いてきます。
まさに至福の一時です。


お風呂から上がって散歩に出かけました。
桟橋に行くと、龍の姿をした屋形船が止まっています。
いろんな船があるのですね。



朝焼けの海が日の光に照らされて輝いています。
爽やかな一日のはじまりです。



仙酔島の案内文を読みました。



「不思議です。初めて訪れたのに、何故か・・・故郷を感じました」
「何の為に生まれてきたか、気付かせてくれる島」
大げさな言葉のようですが、すんなりと心に入ります。

何度も言いますが、やはりここは特別な場所です。

海にはたくさんの漁船が出ています。
なんの漁をしているのでしょうか。



ここが宿泊した国民宿者です。



仙酔島にはここの他に何軒かの宿泊施設があり、
「人生感が変わる宿ここから」なんていうすごいネーミングのホテルもあるんですよ。



浜にクラゲが打ち上げられていました。



ホテルから桟橋とは逆方向にも散策するための長い遊歩道が設置されていて、
そちらに向かって歩いて行くことにしました。





さっき桟橋で見た龍の屋形船がゆっくりと動いています。



散策する道はこんな感じです。
この島は岩場が多いのです。



写真では分かりにくいのですが、
海面が朝日に照らされてキラキラと光っています。



黄金の朝、
黄金というよりもプラチナに近いかな?

ここは有名な五色岩、いろんな地層が折り重なっています。



朝の散歩をしたのでお腹がすきました。
空腹は最高の調味料、大盛りご飯を二杯しっかりといただきました。 ^^☆



部屋は洋室でベッドがふたつあります。
たぶんシングルルームなんてないんでしょうね。
設備も景色も空気もすべてが最高でしたよ。



仙酔島での一時は、短い時間でしたが忘れ難い一時です。
この島のホテルの名前ではないですが、
なんだか人生が変わりそうな予感です。


またまた龍の屋形船を目にしながら、
平成いろは丸に乗って鞆の浦へと戻ります。



鞆の浦に着くと約束の10時まではしばらく時間があったので、
仙酔島がきれいに見える対潮楼に行きました。



ここは鞆の浦の桟橋のすぐ近く、小高い丘の上にあります。
お堂の中にサザエさんの写真が飾られていました。



サザエさんもここ対潮楼や鞆の浦に来たことがあるのですね。 ^^☆

額に入れて飾りたいような景色です。



対潮楼から出てすぐの道や町並みも、とてもきれいに整備されています。



昨日の尾道にこの鞆の浦、そして仙酔島、
なんだか2012年の日本から飛び出してしまったような感覚になりました。



船具を売っている店がありましたが、
錨ってこんなに需要があるんでしょうか。



鞆の浦にはいろんなお土産物を売る店があり、
ここには鞆の浦名物の保命酒が並んでいます。



保命酒は養命酒と同じような味わいで、甘みと滋味が濃く、
いかにも効きそうな感じです。
おちょこで試飲させてもらいましたが、
あまりの強烈さに思わずむせてしまいました。




10時にさっちゃんとシーサイドホテルのロビーで会い、
さっちゃんの車でみろくの里に案内してもらいました。

子どもから大人まで楽しめるこの施設では、
入ったところにこんな昔の車が何台も展示してあります。



ここはかなり広大な敷地です。
現在は新しい温泉施設を建設中で、
「いつか来た道」という昭和30年代を再現した一角もあるのです。







私は昭和34年生まれ、小学校入学は40年ですので、
この教室よりはもっと近代的でした。



懐かしい町並みとともにその当時の音楽がかかっていて、
昔の日本は貧しくても活気があって元気だったんだな〜と思わされます。



物心が付いた頃の我家の洗濯機もこんなのでした。
のしイカみたいにローラーで洗濯物の水分を搾り取るのですが、
若い人は知らないでしょうね。



レトロなものといえば、やはりすぐにこの看板を思い出します。
もはや定番です。



紅葉(もみじ)の紅葉はピークを過ぎたそうですが、
今でもとてもきれいでした。





昔のレコードジャケットを見ると、
日本人の顔がここ二、三十年で大きく変わってきたことを思いしらされます。
たぶん食べ物の影響が大きいのでしょう。







外の紅葉の木々の間を歩きました。



赤や黄色に色づいた葉っぱはきれいですが、
最も美しいのは、それらの葉がグラデーションを織りなしているところです。
「みんな違ってみんないい」
金子みすゞの詩を思い出します。




みろくの里を後にし、福山市内へと向かいます。
昨日尾道で美味しそうな尾道ラーメンの店をたくさん見かけたので、
さっちゃんに美味しいラーメン屋さんに連れて行ってもらうことにしました。

福山駅すぐ近くに車を駐め、朱華園という店に入りました。
ここはちっちゃんの東京にいる息子さんが福山に帰ってきたら必ず寄る店だそうです。

尾道ラーメンは醤油、小魚、豚の背脂等がベースです。



逆光で撮ったのでスープが少し光っていますが、
それはそれだけ油っぽいということでもあるのです。
大きなチャーシューの他に背脂がいくつもスープの上に浮いています。

とっても美味しいラーメンを食べて大満足です。
満腹のお腹を抱え、駅の東側にある福山本通り商店街に行きました。

二十年ちょっと前、経営コンサルタントの仕事で月に何度も福山に足を運び、
この本通り商店街で仕事をしていました。
それ以来一度もここには来たことがありません。



二十年ぶりに歩く本通り商店街は、すっかりシャッター通りになってしまいました。
時代の波とはいえ、これはかなりショックです。
知っている店もなくなっていたりシヤッターを下ろしています。

ほとんど人通りのない通りを南に向かって歩きます。
アーケードを抜けると建物がなくなったところは駐車場になっています。



以前は建物と隣接していたであろう店の両脇に張られたトタン板が痛々しく感じられます。

本通り商店街をここまで南に向かって歩くのは初めてです。
あてどもなく歩いていると、道路案内には近くにばら公園があると書かれています。
福山はバラの街として有名ですが、
私はまだバラ公園には行ったことがありません。
これはもう行くしかありませんね。



道路の向こうにばら公園が見えてきました。
無料で入れるきれいなバラの花咲く公園といった感じです。



バラは春と秋に二回咲くということを初めて知りました。
春に咲くバラの方がきれいだそうですが、
今は秋に咲いたバラがまだきれいな花をつけています。



それにしても偶然いいところに来ることができました。
きれいなバラをたくさん見ることができ、
しかも今日19日のスーハことばは「花のある生活わチャクラを開く」です。



緑から黄色に少しずつ変化しながら色づいている木の葉が鮮やかです。





開ききったバラの花はバラとは別の花みたいですね。
ちょっと寒椿のように見えます。



たっぷりとバラの花を観賞し、
歩いてきた道を逆の方向に戻ります。


再び本通り商店街を歩いていると、
中ほどにある新しいストーンショップが目に入りました。
そのお店の看板には「グラビトン」の文字が書かれています。

グラビトンとは重力子のことで、
重力子は意識と物質を結ぶ働きをする大切な物質で、
これからの新しい心身一如の時代には、
この重力子グラビトンが大いに注目を集めるだろうと以前から考えていました。

そのグラビトンの文字が看板にあるのですから素通りするわけにはいきません。
けれど広島にも何軒かストーンショップはあるものの、
そういった店には一度も入ったことがありません。
ドアの前で中の様子は窺うものの、
入るのにはやはり躊躇してしまいます。
スピリチュアルおたくのような方がいたら嫌ですから ・・・ 。

ドアの前に立っていると、内側から可愛いい子犬がやって来ました。
ダックスフンドかな?そのワンちゃん可愛いさにつられ、
さっちゃんとともに店に入りました。





店にはオーナーの岩下純子さんという方がおられ、
コーヒーを出していただき、
結局一時間半ほどお店の中で話し込んでしまいました。 (☆o☆)

岩下さんは旦那さんとともに以前は学習塾を経営されていたそうですが、
子どもたちの教育だけではなく、
すべての世代の人たちにパワーをあげたいと考え、
この元気が出るストーンショップを開かれたのだそうです。

さすがに長年教育に携わっておられた方だけあって、
その話にはとても深い熱意と説得力が感じられます。
そしてそれとともにとても人の話を受け入れることのできる方で、
これまで勉強したり体験されたことを熱心に話をされているのを聴いていても、
その中に押しつけがましさというものがほとんど感じられません。
やはり人柄が一番大切ですね♪

さっちゃんと岩下さん、お二人の記念写真を撮りました。



ここで販売されている石は、
どんな小さなものでもすべて最初に浄化をし、
その上で波動を入れておられるそうです。



さすがは教育者です。
どうすればその石が持つ人にとって最も役立つものになるかを深く探求し、
それを実践されています。



お店のホームページがあるということで、家に帰ってから拝見したのですが、
かなりのボリュームなので驚きました。
ここにも岩下さんの熱意があふれています。


       http://www.kenbokai.com

以前福山本通り商店街でコンサルタントの仕事をさせていただいたのは、
この通りでファッションの店モードこだまを経営しておられる児玉社長のご縁です。
その児玉社長の話をしたら、岩下さんは懇意にしておられるとのことでした。

そうして話をし、しばらくしていると、
店の前をその児玉社長が通られて、岩下さんが声をかけてくださいました。

なんと思いがけないことでしょう。
児玉社長と二十年ちょっとぶりの再会です。
ずいぶん頭が白くなられました。



昨日に引き続き、今日もまたまた偶然の出会いに引き寄せられました。
これは一体どういうことなんでしょう。

う〜ん、この児玉社長との再会は、
このお店のパワーストーンの効果もあったのかもしれませんね。 ^^☆





グラビトンショップでの一時は、とっても不思議で楽しいリラックスタイムでした。
その上、懐かしい出会いとパワーまでいただいて、
とってもとっても感謝です。 ヽ(^o^)ノ

また福山に出向いた折は、
是非またグラビトンショップさんにお伺いしたいと思います。
お店の地図を載せときますね♪


より大きな地図で グラビトンショップJUNKO を表示


グラビトンショップで今日一日の満足感はもう十分にいただいた気分になりました。
店を出た後はさっちゃんと二人で駅に向かい、
帰りのパスチケットを金券ショップで買い、駅ビルの喫茶店でコーヒーを飲みました。

もう何と言えばいいのでしょう ・・・ 、
こんなに濃密な二日間を過ごし、
そこから何を感じ取ればいいのか、
今はただそれをボーッと感じ、受け止めるだけです。


やはり無為自然、流れのままに生きるのがいいのでしょう。
また明日からはやるべきことがたくさんあります。
それらをひとつひとつ着実に、今この瞬間に集中しながら取り組んでいく、
この感覚でいきたいと思います。

そしてそのための推進力を、この二日間でたっぷりといただきました。
本当に言葉がありません。
すべてのものに感謝、やはりこれにつきますね。
   ヾ(´ー`)ノ 。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'

2012.11.20 Tuesday



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