我が魂の遍歴と新しい時代の理
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歴史の大転換期

今は800年に一度の文明の大対転換期、西の文明から東の文明へ、文明の覇権をバトンタッチする時です。
一年周期の気象に於いては5月末、11月末、南北半球のいずれかで木々の葉が一斉に落葉し、渡り鳥や回遊魚が新天地を求めて旅立つ時に相当します。

今回の大転換期は、過去の歴史の流れから、およそ1975年から2075年の百年間に行なわれるものと考えられます。
最近二回の文明の大転換期には、このようなことが起こりました。

  A.D.1200年前後 ・・・ 東の文明から西の文明への移行期
  東 : 日本王朝滅亡、鎌倉幕府の成立
       中国独立を失う、蒙古民族大移動
       インド独立を失う、回教徒インドに移動
       サラセン文明、アッパス王朝滅ぶ、蒙古民族の侵入
  西 : 十字軍の活躍

  A.D.400年前後 ・・・ 西の文明から東の文明への移行期
  東 : 古墳時代の始まり
       南北朝時代の始まり
       インド文学と芸術の夜明け
  西 : グレコ・ローマン文明滅ぶ、ゲルマン民族大移動

これは過去4800年前(B.C.2800)の西の文明の没落期、ピラミッド王朝が崩壊し、北方蛮族の進入によりエジプトで大動乱が起こった頃までさかのぼることができます。
つまり歴史上の事柄が明らかになっていて、人類が文明らしきものを築き上げた頃まで、すべての歴史の流れにこの法則は適応できるということです。


私たち人間(その他の生物も)は、世代交代し、生を受け継ぐことにより、長い時間をかけ進化し続けてきました。
ふたつの極(陰陽)を持ち、時の流れとともに循環する二重らせん構造というシステムは、環境に適応し、変化、進化をするための、最もシンプルかつ効率的なスタイルです。

二重らせん構造を持つ文明も、東と西の文明が交互に高度な文明を築き上げながら、文明全体の質を向上させてきました。 第一回西の文明期 (B.C.3600 ~ 2800) にピラミッド文明を作りました。

第二回東の文明期 (B.C.2800 ~ 2000) に文字を作りました。
第三回西の文明期 (B.C.2000 ~ 1200) に衣服の大発達をみました。
第四回東の文明期 (B.C.1200 ~ 400) に思想や宗教が大きく発達しました。
第五回西の文明期 (B.C.400 ~ A.D.400) にギリシャ・ローマのすぐれた文明を
                                  作りました。
第六回東の文明期 (A.D.400 ~ 1200) に詩と芸術の発達をみました。
第七回西の文明期 (1200 ~ 2000) にヨーロッパ文明が作られ、物質と工業化に
                                  大躍進をみました。

村山節著 『文明の交代について』 叶匠寿庵 より


今から文明周期ちょうど二つ前、3200年前の西から東への文明転換期は、アーリア民族群が西部アジア地域からヨーロッパへ民族移動し、古い文明の民衆をおそらく皆殺しにしてしまったと考えられます。
ひとつ前、1600年前の文明転換期は、ゲルマン民族群がローマ帝国文明の民衆を征服し、混血し、混合してしまっています。

このたびの西から東への文明転換期はどうなるでしょうか。
更に進化した人類が、より平和裏に東西文明の交代をすることを願うのみです。


文明法則史学は、過去の膨大な歴史データから帰納法的に立証を積み重ねたものです。
村山先生の60年に渡る研究、志を持つ多くの研究員たちの検証、そこから得られたデータは、すべてこの法則性の正しさを立証するものです。

そしてその導かれた文明の法則が、生命や地球、時空の構造とまったく相似であったのです。

     アースくん
落ちていく枯れ葉だって美しい。肥料にもなるし・・・。
    木はそのことを知っているのよ。
        ~ 坪田愛華 ~


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