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輪廻転生

人間は死んだ後、霊的存在としてあの世へ行き、数十年後、数百年後、
再びこの世に生を受けて戻ってくることがあるのでしょうか。

生まれ変わり、輪廻転生の存在は、多くの人の議論の分かれるところです。
最近はこのブログでも書いているように、
真なる宇宙の基本法則というものが明らかになりつつあり、
またそういった神秘的、精神的なものに興味を持たれる方が増えてきています。

この大きな精神世界ムーブメントの中、数十年前と比べると、
魂の永遠性、輪廻転生の存在を信じる人の割合が少しずつ増えてきているように感じます。

仏教では輪廻転生を認めています。
現在のキリスト教は転生に否定的ですが、発生初期の頃は今より寛容であったようです。

当然のことながら、科学的データで検証するのは不可能なことですが、
私は輪廻転生は存在するものと考えています。

そう考える理由はふたつあります。

ひとつは、前世を記憶する人たちが世界中に膨大な数存在し、
その前世の記憶の確かさや、偶然の一致を越えた不思議な現世と前世の関係が
数多く明らかになっているということ。

もうひとつは、輪廻転生があると考えた方が、様々な自然現象との整合性を考えた上で
自然で無理がないということです。

輪廻転生、前世に関する本は、数多く出版されています。

前世を記憶する子どもたち
前世を記憶する子どもたち

幼い子供が前世を記憶しているという割合は非常に高いものです。

ある学習塾の調査では、言葉を話せるようになったばかりの2、3歳児だと、
前世を記憶している割合が3割以上だという調査結果が出ています。

言葉や知識を覚え始めると同時に、前世の記憶も薄れていくようです。

前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘
前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘

前世の記憶が誰しもの心の奥に眠っていて、
その記憶が今世での行動を規制する原因になっていると言われます。

その記憶を呼び戻し、心を解放するする治療、それが前世療法です。

日本でも前世療法を受けられるところが増えてきています。

生きがいの創造―
生きがいの創造―
飯田 史彦

大ベストセラーになった生きがいの創造、経済学者の飯田史彦氏が、
これまで様々な本や文献で紹介された前世に関する情報を一冊の本にまとめ、
そこから人間の生き方を説いています。


私自身、「ヨガナンダ」のところでも書いている通り、インドに強く惹かれます。

不思議な出会いも数々あり、いつかの過去世にインドにいたものと
確信しています。

前世の光景を記憶していたり、
前世で使っていた言葉を少し覚えているという知り合いもいます。

九州の友人N氏、彼はある超能力のある神主さんの導きで、
自らの口で前世、ある源氏の武将であったことを語りました。

その武将についてまったく知識のなかった彼は、
図書館に行き、何冊にも分かれている人名辞典を見つけ、
ある一冊を何気なく手に取り、ページを開きました。

するといきなりそのページに探していた武将の名前が現れ、
そしてその武将が生きていた時、転々と移り住んでいた場所の記載を見ると、
彼もまったく同じように引越しを重ね、それらの場所すべてに住んだことが
あったとのことでした。

彼が広島に来た時に、一緒に酒を飲み、最後にラーメン屋に行きました。
すると彼の座った席の後ろの壁には、その武将が描かれた手ぬぐいが・・・。

そんな偶然が頻繁に起こるのだそうです。

最近話題の不思議研究所の森田健さん、森田さんは中国で前世を記憶する人が
たくさんいるという「生まれ変わりの村」を発見し、その調査をしています。

何か土地の磁場のようなものが関係するのでしょうか。


自然の法則、サイクルから見て、
輪廻転生は自然の営みのひとつとして考えることができます。

宇宙の基本形は二重らせんです。

赤ん坊として生まれ、少しずつ成長し、晩年は衰え自然と滅していく、
そして霊的存在のあの世でも成長し、再び肉体を持つ生への準備を進める。

こうしたあの世とこの世を往復する波、この波が多くの人の波と重なって、
複雑な多重らせんのような形を描いていると考えられます。

あの世とこの世の関係は、労働と休息、準備の関係、リズムと一致しています。

根をつめて仕事をしている時でも、フッと外に目をやり、手を休めることがあります。

一日の労働時間の中で、昼や10時、3時には、食事や休憩の時間を取ります。

一日24時間の中で、労働時間は8時間内外、
それ以外は睡眠であったり、その他個人の生活時間です。

一週間の内、普通は1日か2日は休日です。

一年の内、G.W、お盆、年末年始などはまとまった休みを取ります。

40年前後の労働に従事する期間の中で、
まとまったワーキングホリデーというものを取れる企業が増えてきています。

一生の内、働ける期間は数十年です。
幼い頃は、勉強したり遊びが仕事、歳を取れば仕事はリタイヤです。

労働と休息、準備、これはどんな時間範囲で見ても、
一応に等しいリズムを持つフラクタルなものです。

この範囲をさらにもうひとつ広げて、
あの世とこの世もお互いに、労働(行動、実行?)と休息、準備の期間であり、
それを何度も波の様に繰り返すと考えた方がより自然の法則に合致しています。

波のようなリズムのフラクタル構造を持つ人間の一生が、
生を受けた今世一回限りで終わり、波が途切れてしまうと考えるのは、
実に不自然です。

素粒子のミクロの世界も、大宇宙のマクロの世界も、
すべて統一された同じ法則性で動いています。

永遠のフラクタル性、これが宇宙の法則なのですから。


もうひとつ、あの世とこの世の関係は、
起きている時と寝ている時との関係にも非常によく似ています。

起きている時がこの世、寝ている時があの世です。

起きて寝るのは一日、24時間サイクル。
あの世とこの世は、たぶん数百年サイクルでしょう。

起きている時と寝ている時は、意識状態はまったく違います。

肉体存在のこの世と霊的存在のあの世でも、
たぶん意識状態は、まったく異なるものでしょう。

実際に、寝ている時は霊的なものとコンタクトをしていると言われる方も多くおられます。

寝ている時に見ていた夢は、起きると数秒、数分の内に忘れてしまいます。

これも幼い頃は覚えているという前世の記憶と同じです。

寝て起きる、一生の内でこれを何万回と繰り返すように、
生まれ変わりも何度も何度も繰り返すのではないでしょうか。


輪廻転生を信じ、
その上でこの素晴らしき生を全うしたいものです。
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