|
共生と循環
四季の移ろい、食物連鎖、世代交代、エンジンのピストン運動、
これらはすべて循環の法則です。
宇宙は、陰陽に代表される共生の関係で成り立ち、
それが時の移ろいとともに変化し、循環していきます。
共生がひとつの陰陽関係であるのと同じく、
共生と循環もふたつでひとつの陰と陽の関係になっています。
遺伝子情報DNA、文明法則史学で示される歴史の形、
これらが二重らせん構造をしていることは、「陰と陽」のページで書きました。
人間の生命の形、歴史の生命の形、
二重らせんこそが生命、宇宙の基本形そのものです。
「陰と陽」のページでDNAの二重らせん構造についてこのように書きました。
DNAの二本の鎖は完璧な陰と陽、裏と表の
関係となっています。
らせんという形そのものも、
時間(陽)と中心(軸)から等距離を保った
(円)運動をする空間(陰)の関係
と捉えることができます。
少し分かりにくかったかもしれませんね。
こんな風に考えてみてください。
女性と男性、一組のカップルがいます。(陰と陽)
お互いに向かい合い両手を握り合っています。(共生)
二人のいる場所のちょうど真ん中を軸として
ぐるぐると回転をしています。 (循環)
二人はぐるぐると回転しながら、
少しずつ空に向かって昇っていきます。 (時間変化=循環)
陰と陽、共生関係のものが時間変化とともに循環していく、
これが二重らせん構造、生命、宇宙の基本形です。
これまでたびたび登場している太極図です。
これは陰と陽がフラクタル構造となって調和している図ですが、
この中の陰と陽のふたつの勾玉が、回転をしている形ともとれます。
大きな頭が前で、細い尻尾が後ろです。
これは元気よく運動する精子とフラクタル構造(自己相似系)になっています。
このたてと横、二次元平面上に描かれた太極図、
これに時間軸という高さを加え、回転させながら時間軸に沿って上に昇っていくと、
やはり二重らせんを描きます。
二重らせんの構造、ご理解いただけましたでしょうか。
宇宙の基本構造は、共生と循環、このふたつです。
この法則性が森羅万象、すべてに渡って貫かれているということです。
<共生>
陰と陽、すべてはバランスを保った状態で
成り立っています。
<循環>
時間の流れに沿って、一定のリズムで物事が移ろい、
変化し、繰り返している。
生々流転、諸行無常です。
<フラクタル>
原子、素粒子のミクロの世界から、
宇宙、時空のマクロの世界まで、
大きさ、時間・空間の概念を超えて、
すべては共通の法則性で成り立っています。
二重らせん、二重とは陰と陽、共生、バランスです。
らせんとは、時間軸に沿っての運動、変化、循環です。
二重は、空間(のバランス)、らせんは、時間(による変化)、
と捉えることもできます。
二重らせんとは、時空、宇宙のシンボルであり、
時空そのものともいえます。
神棚を飾るしめ縄は二重らせん。
歴史の興亡が、西洋と東洋で二重らせんを描く様に、
季節の移ろい、気温の変化は、北半球と南半球で相反するように
二重らせんを描きます。
人間の脳、大脳の右脳と左脳は、それぞれ左半身と右半身を司っています。
これは二本の神経が脳髄でねじれ、二重らせんの形になっているからです。
二重らせんの法則、最も根源的なものですので、
しっかりとご理解いただければと思います。
最近、一部内容が難しすぎるというお声をいただきました。
なるべくポイントのみ、短文で分かり易く、
ということを心がけておりますが、
何かご意見、ご感想等ございましたら、
お聞かせいただければ幸いです。m(_ _)m
御意見箱
|