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鏡の法則<4>

鏡に映った自分の姿に信念を込めた言葉をかける対鏡法は、
誰にでも簡単に、今すぐにでも実行することができる極めて優れた方法です。

しかしあまりに簡単すぎ、その素晴らしい効果を信じられないのでしょうか、
なかなか実行に移す人が少ないのが現状です。

早い人(素直な人?)なら翌日から、どんな人でも最低二週間続けて実行すれば、
日常生活の心の持ち方、考え方に、
確実に変化が生じてくるのを感じ取ることができるはずです。


もう少し対鏡法の具体的方法についてご説明しましょう。

対鏡法は、鏡に映った自分の姿に断定的な言葉を投げかけます。
その時の姿勢、心構えが効果に大きな影響を与えます。

対鏡法は一回に何分も時間をかけるものではありません。
ごく短時間に集中して行うものです。
ですからその時は真剣勝負、そのことをよく心得ておいてください。


まずは姿勢を正し、3、4回深呼吸を行います。
背筋を真っ直ぐに伸ばし、頭のてっぺんが風船で上に引っ張られているようなイメージです。
肛門を締め、おへその少し下、身体の内側にある丹田(たんでん)に力を入れます。
肩の力を抜き、下半身は充実、上半身はリラックス、
意識は丹田に置き、気を鎮めます。

鏡を見つめ、視線は鏡に映った自分の額中央にある眉間に持っていきます。
額中央は、A10神経という思考を司る大切な神経が走っているところです。

ここに言葉を投げかけます。
言葉に力を込め、霊的存在であるあなたの真我から、言葉(言霊)の力でもって
鏡に映ったあなたの肉体、心をふるわせるようなつもりで、
あなたの伝えたいメッセージを力強く投げかけるのです。

これを夜眠る直前と、朝起きてすぐ、一日の内で最もまどろみ、リラックスした、
潜在意識にメッセージが届きやすい時間帯に行ってください。

夜寝る前は、「私は信念が強くなる」というような未来形で、
朝起きてすぐは、「私は信念が強くなった」というような過去形で語ってください。

何度も繰り返し数多く語りかけるよりも、
一回、もしくは少ない回数で気合いを込めて実行した方がより効果的です。


この宇宙は、『より深い真理ほど身近で簡単なものの中にある』
という法則性を持っています。

そうった意味でも、この対鏡法、鏡の法則は、
きわめて深い真理を秘めた素晴らしいものです。

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