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長寿の条件

十数年前に話題になった本、「41歳寿命説」西丸震哉著に、
日本における長寿村の存立条件というのが載っていました。

  @ 水・空気の質がよい
  A 気候がやや厳しい
  B 労働がややきつい
  C ストレスが少ない
  D 大食できない(摂取カロリーが少ない)
  E 美食ができない(摂取タンパクが少ない)
  F 野菜の摂取量が多い(イモ、海藻類を含む)

以上の項目から、逆に短命になる条件について考えてみます。

  @ 水・空気の質が悪い
  A 気候、住環境がよい
  B 労働がゼロに近い
  C ストレスが多い
  D 食べ物は飽食状態(化学薬品、添加物漬け)
  E 享楽的食生活(タンパク質の大量摂取)
  F 肉食中心、野菜不足

この短命の条件、恐ろしいことですが、ほとんどの現代の日本人に
ピッタリと当てはまるではないですか。
長寿を保つには、自然環境を大切にし、
昔からの日本の伝統的な生活習慣、食習慣を見直すことが必要なのです。

日本の伝統的食生活を守り、長寿村といて有名だったのが
山梨県の小さな山村棡原(ゆずりはら)です。
棡原の老人たちの主食は穀物、精製していない雑穀が中心です。
副食は煮物などの野菜食、肉や魚はほとんど食べません。
あとは味噌汁に漬物、そのほとんどすべてが
その季節、棡原近辺で取れたものばかりです。
棡原の老人たちは小柄でがっちりとした体格をしていて、
体も丈夫で頭もよく働き、寝たきりの老人はほとんどいません。
そして100歳近いお年寄りでも農作業に精を出しているというから驚きです。

しかしここ数十年、交通網の発達により山村の棡原にも文明の波が押し寄せ、
現代食を摂るようになった若者を中心に急速に短命化が進んだとのことです。
その結果老人の親が中年の息子や娘の葬式を出すという悲しい現実があります。

食文化の崩壊は、その国の文化そのものの崩壊と言っても過言ではないでしょう。
これからの日本、高齢化が進んでくることは避けようのない現実です。
しかしお年寄りが増えても、お年寄りたちが心も身体も元気一杯で
年齢に関係なくヤル気のある人には社会参加の機会が与えられる社会であるならば、
高齢化社会恐れるに足らずです。
これからはみんなでピンピン・コロリを目指そうではありませんか。

ピンピン・コロリとは、歳をとってもピンピン元気、寝たきりにならず、
コロリと昇天ということです。

長寿の心得
  還暦  六十歳でお迎えの来た時は、只今留守と云え
  古希  七十歳でお迎えの来た時は、まだまだ早いと云え
  喜寿  七十七歳でお迎えが来た時は、せくな老楽はこれからよと云え
  傘寿  八十歳でお迎えが来た時は、なんのまだまだ役に立つと云え
  来寿  八十八歳でお迎えが来た時は、もう少しお米を食べてからと云え
  卒寿  九十歳でお迎えが来た時は、そう急がずともよいと云え
  白寿  九十九歳でお迎えが来た時は、頃をみてボツボツ行くと云え


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