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2018年12月14日 ・・・ 新たな世界

『準備をしたところに奇跡が起こる』
これはSONYでCDの規格を考えられ、
犬型ロボットAIBOの開発にも携わられた天外伺朗さんの言葉で、
自分はこれを座右の銘にしています。



天外伺朗さんは学生時代パラグライダーに乗っていて、
いつも長い距離を飛びたいと願っておられました。
そのためには年に何度も遭遇しない強い上昇気流に乗る必要があり、
またその上昇気流に遭遇したとしても、
長い距離と時間を飛べるだけの装備をしていなければ、
その風とともに遠くへ行くことはできません。

そこで天外伺朗さんは、
いつその上昇気流に遭遇してもいいように、
常に万全の準備を整えていたところ、
ほどなくしてその気流と遭遇し、
念願の長距離飛行を果たすことができたとのことです。

「いつかああなればいいな~」
と思いつつその準備を怠っていれば、
いつまでもチャンスは訪れません。

逆にそのチャンスは必ずやって来ると信じ、
常にその準備と心構えをしていると、
チャンスは向こうからやって来るということです。


二十年近く前、会社を興し、脳力開発のCDを販売していました。
とても安価なCDで、それ一枚で様々な機能があり、
これなら大いに反響があるだろうと考えて作ったのですが、
安いというのは売り手の利益が少ないことであり、
多機能というのは買い増ししてもらうことがないということで、
商売というのは良心的すればいいというのではないということを
痛感しました。

それでもなんとかしてCDを売りたいと考え、
商品とパンフレットをカバンに詰め、
広島のビジネス街である八丁堀や紙屋町の会社を
一軒一軒セールスして歩きました。

けれどいくら歩いても簡単に売れるものではありません。
また売れる以前にパンフレットを渡し、
話を聞いてもらうだけでも大変です。

そんな成果のないセールスですが、
不思議なことに、セールスをして歩いた日には、
なぜかインターネットでCDの注文がよく入るのです。

最初は偶然かと思っていましたが、
そんなことが何回か続き、
やはり行動によって思いが変わり、
その思いによって縁を引き寄せるのだろうと感じるようになりました。


今現在、仕事は頼まれたことは何でも引き受けるというスタンスで、
いろんなことをやっています。
主にパソコン関係のことが多いのですが、
引っ越しの手伝いでもお皿洗いでも、
縁あるものは何でもやらせていただき、
空いた時間の大部分はボランテイア活動に費やしています。

今は営業活動というのはまったくしていません。
本当はテーマを絞ってやればいいのですが、
他人のアドバイスをするのは得意でも、
自分のことを計画立ててマネージメントするのはどうも苦手です。

そんな自分のことではなかなか動くことのできない人間ですが、
それでもひとつずつステップを踏んで自己表現をしていくと、
それがキッカケで縁が導かれるということを強く感じます。

この秋、29年間追い求めてきた生命について、
「新たなる生命の時代」というひとつの文章にまとめました。
これができたことで、
自分として天命の何分の一かは全うできた、そんな気分です。

これは自分にとって自己表現の大きなステップで、
これを縁に、これまでとは違った人たちと出会い、
また今まで関わりのあった人たちとも、
新たに大きな縁の広がりを見るようになりました。


自分の持っている天命は二つです。
ひとつがこの生命というものの探究と伝達、
もうひとつが貧しいインドの子どもたちへの支援です。

これまでいろんな場所でインドのことについてお話をさせていただきました。
先月も地元広島で行われた国際交流のシンポジウムで、
パネラーの一人としてインドの現状をお話させていただき、
その時に配るようにと、
初めて「南インドの子どもたちを支援する会 パンフレット」を作りました。



これまでパンフレットすらなく活動してきましたが、
作ろうと思って作業をすると、ほんの数時間で出来上がりました。
もっと早く作っておけばと後悔です。

そしてやはり形あるパンフレットを作ると、
ここから新たな縁が広がるのですね。

インドに送る物資や折り鶴を寄贈したい、
一度インドに行ってみたい、
自分も活動に参加してみたい等々、
いろんな声をいただくことができました。

形として一歩踏み出す、
これは自分自身を変え、縁を導くのだと再度強く感じています。


さらには、これも以前から考えていたことですが、
被爆都市広島は、
原爆が落とされたという過去の歴史だけではなく、
過去から現在に至る復興の道筋、
そして現在から未来に向けての平和、持続可能な社会の構築を目指す、
これらのことを統合して訴えていく必要があると考え、
これもこのホームページに書いたり、
レポートを書いて伝え続けてきました。



  <広島(ヒロシマ)の使命>
  <広島から発信する未来への希望と提言>

けれどなかなかこのことを理解してくださる方が現れず、
とても残念な思いを持っていましたが、
先日心を新たにし、いつも持ち歩いているカバンに入れる常用ファイルに
そのレポートを何部か入れたところ、
その数日後にすごく共感してくた方たちが現れて、
この広島への思いが広く伝わる道筋ができました。

つい数日前まではまったく考えてもみなかった、
まるで奇跡のようなことです。


思いや行動というもの、
また形あるものの力とは本当にすごいものです。

人間の本質は目に見えない霊的存在だと感じますが、
その霊的なものに触れ、
それを向上させていくためには、
肉体をはじめとする目に見えるものの存在が
大きな役割を持っています。


今は大きな縁の広がりを感じている時です。
この流れを絶やさないよう、
目に見える形、行動の世界にアクセスし続けようと考えています。

2018.12.14 Friday  
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