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2018年2月22日 ・・・ 倫理法人会
『早起きは三文の得』、これは昔からよく言われ金言とされていることです。
全国で会員が17万人以上、6万5千社が参加している
倫理法人会という組織があり、
その組織は、早朝6時にスタートするモーニングセミナーという学習会を
毎週全国各所で行っています。
<一般社団法人倫理研究所>
身近な知り合いにその会員になっている人がたくさんいて、
自分も強く参加を勧められるのですが、
深夜型のライフサイクルはなかなか変えることができず、
いつも不定期に夜の会合などに参加させてもらっています。
広島県は広島市内に三ヶ所、周辺都市に二ヶ所、
広島県の西部地区には計五ヶ所の会があり、
これまで四回ほど講師としてインドの話をさせてもらいました。
倫理法人会は倫理と名が付くだけあって礼儀作法、様式に厳しく、
会の進め方、会則や理念の唱和方法が厳密に決められていて、
その規律ある運営方法が参加者の学びになり、
会員の方たちの心を引きつけているようです。
自分はどちらかというと非倫理的人間で、
規律正しくというよりも、自由奔放、無為自然な生き方を好み、
倫理法人会の流れにはどうしてもついていくことができません。
それでも時折会に参加させていただくと、
普段の自分の住む世界とはまったく異なった雰囲気が味わえ、
それはそれで感じるところがあっていいものです。
今日は午後6時半から、
いつもなら早朝6時にスタートするモーニングセミナーを
疑似体験してもらおうという会があり、
そこに参加してきました。
参加者の三分の二ほどはすでに会員になっておられる方ばかりで、
規律正しく、元気よく会は進行していきます。
どんな会でもそうですが、
参加して話を聞くと、必ずためになるいい知識が入ってきます。
入ってはきますが、それは実践として活かさなければ意味がありません。
自分はどんな会に参加しても、また話を聞いても、
心がけていることはひとつです。
『たったひとつでもいいものを見つけ、それを実践して活かしていく』
これだけです。
今日は主に講師として二人の若い経営者の方が話をされ、
どちらの方もいろんなところで
普段からバリバリと講話をされている方ではないものの、
だからこそごく身近でリアリティーのある人生の歩み、
苦労話を聞くことができ、とても興味深いものでした。
どちらの方の話も細かくメモを取りながら聞きました。
メモは要約てあり、ポイントを記さなければならないので、
自然と話のポイントを探る聴き方になり、
話の内容が身に染みこんできます。
今日印象に残ったこと、興味を持ったことは二つです。
ひとつは「クレショフ効果」ということ、
この言葉はこれまで聞いたことがありませんでした。
クレショフ効果とは、連続して映像を見せた時、
人はそれを勝手に結びつけて判断してしまうということ。
たとえばきれいな花の写真を見たすぐ後に見た女性は、
実際よりも美しく感じるというようなことです。
<クレショフ効果 - Wikipedia>
これはとても面白いですね。
いろいろ事例を調べ、自分に活かしていきたいです。
ついさっき見たニュースで日産が、
女性の免許証写真は背景をピンク色にしたら可愛く見えるので、
それをすすめていると報じていました。
これは厳密にはクレショフ効果とは言えないでしょうが、
類似した効果だと思います。
もうひとつは働きやすい職場の環境作り、
特に女性従業員に対しての取り組みとして、
ワーク・ライフ・バランスが大切だということを知りました。
その言葉を自分の会社名にし、
小室淑恵さんという方が働き方改革を提唱しておられ、
「残業を減らすと業績が上がる」のだそうです。
彼女の記事は過去ビジネス雑誌で何度も目にしたことがあったものの、
その取り組みを今回初めて知ったので、
掘り下げてその内容を学んでみたいと思いました。
このTEDのスピーチがとてもいいそうです。
会の最後の方でベテラン会員の方が、
『失敗とは、いい話を聞いても実行しないことだ』
と話しておられました。
それには100%賛成です。
だからこそ自分はいろんな会に参加することなく、
ほんのわずかな知恵を大切に育んでいきたいと考えているのです。
上記の参考になったものというのはあくまでもひとつの例です。
このようなものひとつひとつを大切にし、
自分のものとし、いつかそれを実際に活かしていきたいと考えています。
2018.2.22 Thurseday
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