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2015年8月9日 ・・・ 英語から学んだ知恵<2>

前項は多少寝ぼけ眼で書いたので、
少しもらしていたことがあり、ここで追加します。


英語を学んでいて、特に学習効率が高いとされる音読をしていると、
頭がスッキリし、活性化される感覚があります。

音読を数十分間懸命にした後は、
確実に聴感覚が変わり、
英会話の音がそれまでよりスムースに耳に入ってきます。

英語に限らず、話す能力と聴き取る能力の関係について、
聴力を鍛え、知的、精神的可能性を広げるトマティスメソッドでは、
『自分の話せる音声しか聴き取ることができない』
と言われていますが、
これは英語を学習していて、実感として理解できます。

何度も何度も長い英文を、
ネイティブの発音を真似しながら、口に馴染ませ、
また英文が英文のまま文意が頭に入ってくるまで音読していると、
頭の中がクリアーになると同時に、
脳の中が、普段使っているのとは別の世界へ広がっていくのを感じます。

そしてその後でいつも聞いている英文の音声を聞き、
それがよりスムースに耳に馴染み、頭の中に入っていくのを確認し、
その効果を実感するのです。


日本語は “あいうえお” という母音をしっかりと発音し、
世界中の言語の中でも、その音声の聞き分けポイントが、
最も低音域に集まっている言語だと言われています。

日本人は元来農耕民族であり、
肚(はら)、足腰が丈夫であり、
その立派に発達した下半身から音を発するため、
必然的に低音域中心の日本語という言語が生まれたのです。

人体の中心軸である尾てい骨から背骨を通って頭蓋骨に至る道筋に於いて、
肚に響く低音は最も下の部分と相関関係を持ち、
少しずつ音程が上がるにつれて背骨の上に向かって上昇し、
最も高い音は頭蓋骨と関わりを持っています。

低い音は肚にズシリと響き、
中音の甘い囁きは胸に染み、
高くキンキンした音は頭を刺激します。


ですから、世界で最も音域の低い日本語を話す日本人にとって、
英語に限らず外国語を学び、聞き、話すことは、
普段使っているのとは異なる聴感覚を刺激することとなり、
それが知的、精神的可能性を広げることにつながるのです。

英語の聞き、話すことに於いて、
日本人は誰しも微妙な子音の違いで苦労します。
RとL、FとV、・・・
最近聞いたところでは、英語のネイティブスピーカーにとって、
RとLは明らかに違う音なのだそうですね。
これは日本人にとって驚きですが、
日本人でもそう聞き取れるよう練習することで、
新たな脳の世界が広がるということです。


大人の能力開発として、音読がとても効果があるということで、
一時期書店に音読用の教材がたくさん並んでいたことがありました。
それらはほとんどすべてが日本語の音読教材だったと思うのですが、
より音読の効果を高めるためには、
普段使わない脳の部分を刺激する外国語の音読の方がより望ましいのです。

英語を学び、人生の可能性とともに、
その他全般的な能力の可能性を広げることができるというのは、
実に素敵なことだと感じます。

ネットには英語の情報が無尽蔵にあふれています。
英語のニュースも、いろんな国のものを好きなだけ聞くことができます。

日本は文明大国ですから、
日本語だけできればそれで不自由することはありませんが、
それから先、未知の世界に触れてみるのも楽しいでしょう。


それと今考えているのは、
英語学習によって拓かれるクリアーな脳感覚というのは、
磁石すうじ盤をやった時に感じる脳の解放感とよく似ているということです。
  <磁石すうじ盤>

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磁石すうじ盤は公文式の古典的教具ですが、
このただ数字の駒を決められた盤のマス目に並べていくという作業が、
とても効果的に脳を刺激します。

これはその効果を実感した人にしか理解できないでしょうが、
この磁石すうじ盤は、決して数字を覚えたての幼児専用のものではないのです!

ですから英語学習とともに、
この磁石すうじ盤を毎日一回でもやり続ければ、
互いにいい相乗効果を生むのではないでしょうか。

すうじ盤は、100マスのもの、
表の数字が書かれている方でも、また裏のただマス目があるだけのものでも、
慣れてくれば、どちらも二分前後で置けるようになります。
早速しばらく毎日続けてやり、その効果を確かめてみます。


英語を学ぶことで、新たな世界を切り拓く意欲を培われました。 (^o^)v

2015.8.9 Sunday  
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