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26歳、熱血社長、年商70億の男

26歳、熱血社長、年商70億の男―倒産寸前から、劇的なV字回復を遂げた男達の闘い
26歳、熱血社長、年商70億の男―倒産寸前から、劇的なV字回復を遂げた男達の闘い
杉本 宏之

第1章 ハングリー精神の原点。
第2章 独立。そしてどん底へ。
第3章 「闘う火の玉エスグラント」でV字回復へ。
第4章 環境が人を育てる。
第5章 業界に革命を起こせ!
第6章 初心を忘れるな!


ライブドア社長ホリエモンのブログからのリンク、リンクで
杉本社長のブログにたどり着き、彼の熱い文章に心動かされ、
この本を手に取りました。

読み始めたら最後まで一気にとどまることなく読み通しました。
途中気が付くと、周りの物音がまったく耳に入っておらず、
こんなにひとつの物事に集中したのは久し振りです。
この本には杉本氏の熱い血潮がみなぎっており、
その勢いに圧倒されてしまったのです。

幼い頃に父の会社が倒産し、極貧の中、愛する母を亡くし、
仕事をしない父、借金取り、その後も苦労の連続・・・、
そして社会人となり、憎んでいた父と同業の不動産の会社でトップセールスマン
となり、仲間と伴に独立し、成功へ・・・。

ストリーだけを見ると逆境を乗り越えた若者のサクセスストーリーですが、
その過程での彼の真剣な生き様、行動力、エネルギーが
半端じゃなくものすごいのです。

キャンセルを申し出たお客様と何時間にも渡って対話をし、相手の心を解きほぐす。
会社の部下には相手の可能性を信じ、涙ながらに叱りとばし、
会社が軌道に乗りだしてからも、創業時の地獄の苦しみを忘れまじと
厳しく真摯な姿勢を貫き通す。

セールスという舞台において、小手先のテクニックではなく、
人間として最も大切なものに価値を置く生き方は、
まさに人生の王道ではないのでしょうか。

『真剣に物事に取り組めば、どんなことでも成し遂げられる』
彼の生き様を見れば、現在の事業の成功など、そこから生まれ出た
ただひとつの結果に過ぎないのではないかと思えるほどです。

この本の最後には、彼の元で働く社員たちが杉本社長の熱い生き様を
語っています。
若者たちの文章は稚拙ではありますが、社長への尊敬の念、
「熱血集団」に属せることの幸せ、自らの情熱がとてもよく感じられ、
読んでいてとても心地いいものです。


この本から与えてもらえる苦しみを乗り越えて生きる勇気、元気には、
並みの「自己啓発書」は素足で逃げ出してしまうでしょう。

小手先のノウハウ、テクニックではない、生き様を学んでください。
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