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サイクロン被害


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三ヶ所のホームがあるインド最南端タミルナド州、
その州のほぼ北端にある州都チェンナイは、
昨年12月12日、記録的な大型サイクロンによって甚大な被害を受けました。
  <CNN.co.jp : サイクロン直撃で10人死亡、暴風雨被害広がる インド>

強風吹き荒れるサイクロンの様子は動画で見るとよく分かります。



大きなバスがカメラの目の前でひっくり返っています。



ニュースサイトには「12日上陸した時点での風速は約38メートル」
とありますが、動画を見る限り、上陸後さらに勢力を増したものと思われます。


チェンナイの街の中でも、
大きな被害のあったところとそうでないところがあり、
ホームのあるマライマライナガールの町外れは周りに風を遮るものがなく、
ホームの中の樹木ほぼ半数が倒れるという大きな被害がありました。

幸い建物はほとんど無傷だったようですが、
敷地全体を囲むフェンスはほぼ全壊し、
小さな道路を隔ててあった広いキュウリ畑は強風にやられてしまい、
きれいな更地になっていました。

自分たちが行った時にはサイクロンが去って三ヶ月経っていましたが、
被害に遭ったのが昨日のことのように、
いたるところで木が倒れたままになっています。







けれどこれでもかなり片付けが進められているようで、
倒木を細かく切って集める場所には、
こんなにたくさんの木が積み重ねられていました。



今回滞在した19日間でも片付けは少しずつ進んでいき、
積み重ねられた木の山はさらに大きくなりました。

自分も毎日少しずつでも片付けを手伝うようにし、
日差しの強い南インドで日中の作業はサウナの中で仕事をするようなものなので、
スレッシュからは何度も早朝か夕方以降に作業をするよう言われ、
なるべくそれを守るようにしました。

ホームには電動のチェーンソーが一台あり、
それをスレッシュが使っていましたが、
ほんの少しの手違いでスレッシュが指を切ってしまい、
使用中止になりました。
自分も少し使わせてもらいましたが、
久し振りに使うのと、
周りで手伝いをしてくれる子どもたちと言葉で上手く連携を取ることができないので、
チェーンソーは危険なのであきらめ、
斧を貸してもらってそれを汗だくになりながら振りました。

これは子どもが撮ってくれた写真です。
ふざけて変な顔をしたら大受けでした♪



子どもたちも登校前や学校から帰った後は手分けして片付けをして、
みんなの連携作業でほんの少しずつでも確実にきれいになっていきます。









倒れた木は子どもたちのいい遊び道具にもなっています。






子どもたちの片付け作業を、
スレッシュは「コミュニケーション・ワーク」だと言っていました。
たしかにみんなで協力し合って懸命に作業する姿は美しく微笑ましいものです。

子どもたちがするのはサイクロンの復旧作業だけではありません。
炊事場から出る雑排水をためるますの中の泥も
みんなで力を合わせてキレイにしました。



キレイになったますに入って記念撮影♪





作業に使うインドの道具は日本のものと違って使いにくいです。
慣れもあるのでしょうが、
やはり日本の道具の方がきめの細かな配慮がされています。
それにインドの道具は頑丈ですが重たいです。
スコップも日本のものより少し大きくてずっしりと重く、
空のスコップでも持っているだけでくたびれます。
インド人は体力があるんですね。


最後におまけ。
自然豊かな南インドでは、可愛く走り回るリスをよく見かけます。
リスの脚はものすごく速いのですが、
まだ赤ちゃんの時はほとんどじっとしていて、手の上に乗せても逃げないのです。

リスの赤ちゃんを左手に乗せて右手のiPadでビデオを撮りました。
青のマニキュアは女の子に塗られたものです♪
男の子がリスに紅茶を与え、なんと、それを飲んでいます!!



豊かな自然と暮らすには、自然の脅威にも耐えなければなりません。
そしてその中からたくさんのことを学ぶのです。



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