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渡印前にページを更新してから二ヶ月が過ぎてしまいました。

今回のインドの旅は、カルナータカ州とタミルナド州、
南インド二つの州を周り、学校とホーム(児童養護施設)を訪ねてきました。
旅の前半は移動が多く、
また落ち着いて過ごせる宿泊環境ではなく、
日々日本の猛暑、酷暑に匹敵する暑さにさらされ、
いい言葉で言うと自然と一体化した、
悪いように言うと汗と埃にまみれた衛生環境がいいとは言えない環境で、
もうすべてがどうでもいいという“大らかな”な気持ちになっていきました。

これはインド人お得意の「ノープロブレム」という感覚で、
今回はたっぷりインドの雰囲気を味わおうということで、
パソコンのスイッチを入れることはほとんどありませんでした。

旅の最後二週間ちょっと滞在したタミルナド州の州都チェンナイでは、
同行してくださった飯田さんと初めて別室に泊まることができ、
部屋の環境もとてもよかったのですが、
インド的感覚の延長ということ、
そしてチェンナイは昨年12月に大きなサイクロン被害に遭い、
倒木の片付け等その後処理が今も続いていて、
その手伝いを炎天下の中日々行い、
体力的にもほぼ限界近くまで疲れ果て、
やはりパソコンを触る気力は残されていませんでした。



そんな疲れ果てた状態で帰路についたので、
機中泊をはさんで大荷物を抱え広島の自宅にたどり着いた時は疲労困憊、
その後も長期間日本を離れていたため仕事や所用が山積していて、
まったく体を休める暇もなく時が流れていきました。

そして少し疲れが取れ、旅の感想をホームページをアップしようと思った矢先、
今度は愛用のデスクトップパソコンの調子が悪くなったので、
Windows10を最新版のCreatorsにアップデートしました。
そうすると細かい不具合はほぼ解消されたものの、
長年このヨガナンダのページ更新に使っているホームページビルダーが
パソコンが新しくなったものと勘違いし、認証エラーを起すようになりました。

今回はインドに行く直前から不思議な導き、シンクロニシティーが多発し、
インド滞在中も、頭に思ったことがすぐ目の前の現実となって現れるという
現象が何度もありました。
そしてそれは帰国後も続いていて、
ホームページビルターのエラーによってホームページが更新できなくなったことも、
自分の心の中を探っていくと、その原因になるものに心当たりがあり、
それを反省し行動に移したところ、
ビルダーのエラーの問題も無事解決されました。


南インド訪問も八回目となり、
街の景色などはすっかり見慣れたものとなりました。
もうインドは異国というよりも第二の故郷といった感じですが、
それでも新たに感じるものは多々あります。

子どもたちの様子も環境や年齢の変化とともに少しずつ変わっていきます。
今回は三年前に駐在したコスモニケタン日印友好学園と
三ヶ所のホームを訪ね、
子どもたちが周りの環境から受ける影響や
外国からの訪問者である自分と子どもたちとの関係、
そういったものがより客観的に見られるようになりました。

いろんなものが変わっても、子どもの純真さは変わりません。
特に年齢の低い子どもの心はピュアーでありストレートです。
それはインドの子どもに限らず、
どんな国の子どもであっても同じでしょう。

『幼子のようにならなければ天国の門を入ることはできない』
幼子は、人間の魂の持つ本質的な輝きをそのまま持っています。
そしてそれを日常の中でいつも表現しています。



その幼子も年齢を重ねる従って少しずつ身の回りの社会から影響を受け、
知恵を付け、分別をわきまえるようになり、
輝きも少しずつ色褪せていってしまいます。

それでも自然に根ざして生きているインドの子どもたちは、
大きくなってもとびきりの笑顔を持っていて、
その笑顔にこれまでたくさん癒やされてきましたが、
急速に経済発展するインドにおいて身の回りに電子機器が多くなり、
子どもたちの興味もそういったものに少しずつ傾いて行っているようで、
それがほんの少し残念でした。

やはり日本は、経済発展した先進国としてのひな形を
世界の多くの国々に示す役割があるのだと今回も強く感じました。


インドの子どもたちの笑顔が永遠であるよう、
また多くの苦しみを抱えた子どもたちに笑顔が宿るよう、
これからも自分にできることをしていきます。





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