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子どもたちの足下を見ると、
靴を履いていたりサンダルだったり、
あるいは裸足の子がいたりして、そのスタイルは様々です。
同じ子どもでも、
昨日はサンダル履きだったのに今日は裸足ということもあり、
必ずしも何を履くというのは決まってはいないようです。
けれど靴やサンダルを履いてきた子どもでも、
外で遊んだりお弁当を食べたり、
行事で行進したりする時はいつも裸足です。
子どもたちは歩き始めた時から裸足に慣れているのでしょう、
どんなにゴツゴツした地面でも、
靴を履いているのと同様に裸足で歩いたり走ったりしています。
中には靴下を履いて外を走り回る子どももいて、
そんな子の靴下は、たいてい大きな穴が開いています。
たまに子どもたちの真似をして素足になり、
子どもたちと一緒にかけっこをしたりするのですが、
軟弱な日本人の足の裏は、すぐに悲鳴を上げてしまいます。
インドは少し前まで子どもはいつも裸足というのが常識だったのですが、
急速な経済発展とともに、近代化の波が押し寄せています。
けれど日本でも素足での保育を方針として掲げている幼稚園があるように、
インドの子どもは素手で直接ご飯を食べ、
素足で大地を踏みしめるからこそ、
逞しい体と豊かな自然観が育まれるのだと思います。
この文化、大切にしてもらいたいものです。
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