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インドでは、どこの学校にも制服があり、
コスモニケタン日印友好学園にも素敵な制服が二種類あります。
ひとつは月・火・水、週のうち三日間着る白を基調としたもの。
もうひとつは、金・土の二日間着る赤を基調としたものです。
そしてあと一日の木曜日は、生徒全員私服で登校し、
色彩豊かなインドの服で、学校はとても明るい雰囲気に包まれます。
特に女の子の着る服は華やかで、
日本の感覚で言えばまさにドレスといった感じです。
子どもたちの着る服は、
日本のもののようにきちんと整っているわけではありません。
汚れがシミになっていたり破れていたり、
またボタンが取れてそのままになっているものもよく見かけます。
服だけではなくリュックサックなどもそうなのですが、
インド製のジッパー(ファスナー)は品質が悪く、すぐに壊れ、
壊れたジッパーの上から安全ピンで留めていることもよくあります。
壊れたものは壊れたなりに使う、それがインド流です。
コスモニケタンの子どもたちを見ていると、
日本の豊かさと日本製工業製品の品質の高さを感じます。
『ボロは着てても心の錦』
けっして豊かではない暮らしをしている子どもたちですが、
彼らの輝くような笑顔には一点の曇りもありません。
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