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6月24日 ビレッジピープル<2>


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朝目を覚まして外に出ると、聖書を抱えた女の子たちが礼拝堂から帰ってきます。
時刻は6時43分、インドの朝は早いのです。



制服を着た彼女たちはイングリッシュ・ミティァムに通っています。
いつも英語で授業を受け、垢抜けた制服を着て、
ちょっとだけ恥ずかしがり屋で上品です。

男の子たちも自分たちのコテージで勉強に励んでいます。





イングリッシュ・ミティァムの女の子たちは外国からの訪問者に興味はあるものの、
恥ずかしくってなかなか自分からは近づいては来てくれません。



今日は一人ずつそばに呼んでネクタイをきちんと直してあげました。

右側のちっちゃな女の子は、
先日抱っこをしてあげるとすごく恥ずかしがっていましたが、
今日は彼女が別の子を指さして、
「キャリーキャリー」と、その子を抱っこするようにささやいてきます。

言葉に従ってその子のそばに近づくとその子は照れて逃げまくり、
今度はその子がまた別の子を指さして
「キャリーキャリー」と抱っこをするように話かけます。
恥ずかしがり屋の女の子の心理って面白いですね。

今度はお掃除タイムです。
自分たちのコテージの周りを丁寧に掃き清めます。



彼女たちの体の動きはとてもきれいで見ていて飽きません。
完成された肉体バランスを持っているインド人たちの動作には無駄がなく、
しなやかであり、その合理的肉体の使い方は、
日本の道(どう)に通じるものがあると感じます。

インド風の腰のないほうきを日本の子どもたちに使わせたら、
たぶんへっぴり腰でまったくさまにならないでしょう。

恥ずかしがり屋でも写真を撮ってもらうのは大好きです。




スレッシュの自宅の前でも子どもたちがテキストを広げています。



この子の勉強しているのは数学ですね。
コンパスを使って図形を描いています。



礼拝の時間になりました。



礼拝では毎回違った子どもがタミル語の聖書を読み上げ、
他の子はそれに従って復唱していきます。



礼拝の後もまた掃除です。
可愛い子は掃除の動きも可愛いのです♪



男の子もリクエストに応え写真を撮ってあげました。



もうすぐ朝ご飯の時間です。
キッチンにはご飯の用意ができています。
  ※ 写真は傾いていたのを修正したので角に余白ができちゃいました。



今日の朝食にはバーナップラム(バナナ)がつくのです。
バナナの種類はたくさんありますが、このちっちゃなバナナが最もポピュラーです。



子どもたちの名前をたくさん聞きましたが、
タミル語の微妙な発音の名前はなかなか覚えられません。
けれどこの写真左側の一番親しくなついてくれるこの子の名前だけは覚えました。
正確なカタカナ表記かどうか分かりませんが、ダッチャニーという名前です。

これまで撮った写真は彼女が写っているものが一番多いと思います。
彼女からは何度も「日本に帰るな、インドにいろ」と言ってもらいました。



今日も楽しくセクハラさせてもらました。



インド人の女の子の髪の毛はとても豊かでつややかです。
いつもココナッツオイルを塗って手入れをしています。

ダッチャニーがビデオを触ってみんなに撮ったビデオを見せています。
カメラやビデオは最高のコミュニケーションツールです。



タンビからは小さな子どもにカメラやビデオを渡すと壊されるかもしれないから
注意しろと言われたのですが、
こんなに喜んでくれるのだったら、
機械が壊れるぐらい安いものです。

今回はデジタル一眼レフ、コンパクトデジカメ、ビデオカメラ、
計三台の機材を持ってきましたが、
その三台いずれも写真とビデオ両方を撮ることができます。
技術の進歩はすごいです。


今日も女の子のコテージで朝食を食べます。
ありがたいことにお皿もコップもすべて彼女たちが準備してくれるのです。



この料理は何だったかな?
名前を忘れちゃいました。



食べている時も周りにたくさん集まってきてくれます。
嬉しいですね〜♪



バナナを美味しくいただきます♪



子どもたちはいろんなことを次から次へと話しかけてきます。
けれどその言葉のほとんどを理解でないのですが、
子どもですからそんなことはお構いなしです。

「ホワッッ・ユア・グランドマザー?」
おばあさんはどんな人かと聞きながら、腰を曲げ杖をつく格好をして、
おばあさんの真似をしています。 ^^☆



今度はおじいさん、あごひげを生やしているのを手で表現しています。



そうこうしているうちに学校に行く時間となりました。
今日もみんなでバスに乗り込みます。



まずは第一陣が学校へと向かいましました。
バイ、バ〜イ♪



第二陣を乗せるためにバスはホームへと戻ります。
ホームのすぐ隣の敷地にはイングリッシュ・ミティァムの学校があり、
いつもそのスクールバスと行き交います。
後ろの席に座っている子どもたちがこちらを見て手を振ってくれました。 ヽ(^o^)ノ



ホームのイングリッシュ・ミティァムに通う子どもたちは、
すぐ隣なので歩いて通学するのです。



バスを運転するラジ、彼からは時々写真を撮ってくれ頼まれます。
逞しくも明るいインド人です。



第二陣も無事学校へと向かっていきました。
今日も元気でね♪



その後どんな用事があったのかは分かりませんが、
バスは二度目に下ろした子ともたちのいる学校(タミール・ミディァム)へと向かい、
ラジやティチャーとともに学校の中へと入りました。



子ともたちがみんな校庭で並んで座っています。



ホームの子どもたちが駆け寄って来てくれました。
学校の中でもやっぱり明るく元気です♪



ラジにキッチンを案内してもらいます。
日本風に言えば給食室ですね。



子どもたちみんなに元気に挨拶をしました。
突然の来訪者にみんなおはしゃぎです。
ワナッカム〜♪(こんにちは)



インドの子どもたちってなんでいつもこんなに楽しそうなんでしょうね♪




しばらく校門のところで待っていると、
一緒にバスに乗ってきたこの男の子、カンナダラサムが、
近くの村を案内すると言ってくれました。



そのことを当然ラジは知っているものと思ってついていったのですが、
後で「サカイはどこに行った〜?」ということで方々探してくれたということを聞きました。
けれど大らかなインドですからノープロブレムです。

彼は14歳とのことでしたが、
イングリッシュ・ミティァムに通っているので英語がとても流ちょうです。
ほとんどネイティブの子どもと変わりなく、
会話でも瞬時に正確な発音で英語の会話語で返してきます。

あまりに英語が上手なので何年英語を学んでいるのか聞いてみたら、
まだ二年とのことで心底ビックリしました。

日本の英語教育、絶対に間違っていますよ!

彼にまずはヒンズー寺院に案内してもらいました。



中で丁寧に礼拝させてもらい、
神様の像に水をかけようとしたのですが、
それはここのお坊さんだけができるらしく、
自分が酌んだ水をお坊さんが代わりにかけてくださいました。

こんな衛星放送のパラボラアンテナが見えました。
Airtel と書かれています。



これは神様の顔ですね、グマルーとか言ってきました。
日本でいえば鬼瓦でしょう。



あれがニームの木だと教えてくれました。



ニームは薬用石けんの原料にもなるとても役立つ木で、
以前その石けんを使っていたことがあります。
この木はホームにもたくさんありますが、これがニームとは知りませんでした。
こんな実がたくさんついています。



こんなトカゲがいてビックリです。
カメレオンでしょうか。
インドではワナーと呼ぶそうです。
さすがインド、トカゲもリアルです。



遠くの建設現場の人たちが声をかけてくれました。



近づいて写真を撮ろうとしたら、
休憩している人もみんなで作業ポーズをしてくださいました。



ここで飛び入り参加です。
頭に荷物を載せるのは難しいな〜。



インド人のフレンドリーさでハッピー気分になりました。
楽しく仕事ができるっていいですね。


インドにはきれいなプー(花)がたくさんあります。
これからなるべく花の写真も載せますね。



このあたりの田舎道は、こんな風に砂利を道路脇に置いている風景をよく目にします。
これから少しずつ道路が整備されていくのでしょう。



今度は女の人たちから「フォト〜」と声がかかります。
カメラマンとしての仕事の依頼です。 ^^☆



二人で石を使った遊びをしています。
カランガーというそうです。



ここにも飛び入り参加、片手で石を何個も持ち、
お手玉みたいにして石を投げたり拾ったりしていました。
なかなか難しいものです。



このおばあさんはバスケットを編んでおられました。



ここでもめっちゃフレンドリーな一時を過ごしました。



夕方にもう一度来いと言われたのですが、
行けなくてごめんなさいね。
けどこの写真をプリントして持って行きますからね♪

カラフルな洗濯物は見ていて楽しいですね。
明るい原色はインディアンカラーです。



幼児の人口比率が高いのがインドの特徴です。
ちっちゃな子がいたからお願いして写真を撮らせてもらいました。
けどやっぱり怖がられますね。





インドにも竹があるんですね。
日本での生え方とちょっと違いますが、うっそうとした竹林です。



今回はまだパパイヤを食べていません。
またパパイヤの木も見ていません。
チェンナイにはあまりないのかと思っていたのですが、
この村にはたくさんパパイヤがありました。



こんなふうにして撮るとちょっと芸術的かな?



派手な飾りと服装が、インド人の生き方にマッチします。



インドの田舎の人はみんなのんびりと時間の流れを楽しんでいます。



犬だって暑いのはこたえます。
日中はのんびりとお昼寝です。





またトカゲを見つけました。
ホームではまったく見かけたことがないのに、
この村には生息数が多いようです。



ホームにはトカゲはいませんが、
部屋の中のヤモリは毎日見かけます。
は虫類が苦手な人はちょっとイヤでしょうね。

カメラを向けると笑顔が返ってきます☆



洗濯物は、生け垣だって石の上だって、
どんなところにでも干してしまいます。
熱帯の南インドは洗濯物がすぐに乾くのです。



ヒンズーの祭壇を囲んで何かお喋りしておられました。





カンナダラサムがいろいろと村の様子を解説してくれます。
これは最も貧しい家だとのことです。



さきほどのニームの実が熟れて黄色くなったものです。
美味しいのかと思って食べてみたら、苦くて全然美味しくありませんでした。
良薬口に苦し。



バイクで魚を行商しています。
これにはハエがあまりたかっていなかったので一安心です。



インド人もやっぱりパンダを可愛いと思うのですね。
ちなみにインドと中国は国境紛争をしています。



通り沿いの家のパパイヤの木を物欲しそうに見ていたら、
その家のおばさんがパパイヤをご馳走してくださいました。 (^o^)v



完熟パパイヤめっちゃ美味しいです♪



パパイヤを美味しそうに食べていたら、
今度は朝ご飯を食べたかと聞かれ、
食べたと返事をしたにも関わらす、
今度はイドゥリーを出してくださいました。 ^^☆



変な外国人にものを食べさせるのがよっぽど面白いのでしょうね。
なんだか知らないですが、みんなで大笑いです☆



ちっちゃな子どもやワンチャンたちも物珍しそうに見ています。



インド式の水の飲み方は難しいのです。
大人は容器に直接唇を付けてはいけません。
大きな器から飲む時なんか服がビショビショになってしまいます。



突然のご接待に感謝しつつ再び村を歩き出しました。
どこで写真を撮ってもみんな楽しそうに応えてくれます。
ちょっと恥ずかしそうにされることもありますけどね♪





ほとんどの家の玄関には神様の絵が掲げられています。
これはグマルーというものらしいですが、魔除けなんでしょうか。



最もポピュラーなのはこの象の化身のガネーシャです。



それにしても喉が渇きますね〜、暑いですから。
ということで、お菓子屋さんでジュースを買って飲みました。



パックに入ったマンゴー味のジュースは一個5ルピー、10円弱です。
なかなか美味でした。

これはサラスヴァティーいう神様です。



ワナッカム♪(こんにちは)、タミル語で挨拶するとみんな必ず挨拶を返してくれます。





道路にカットリッカー(なす)が散乱しています。
痛んでいるのでしょうか。



ここにもホームと同じぐらいの大きな井戸がありました。
インドでは水は貴重です。



これはホテルだそうですが、
こんな田舎の村にはどういった人が泊まるのか興味があります。



日本では生コン車が普及していますので、
こんなその場でコンクリートを作るミキサーはほとんど見かけなくなりました。



いろいろと村を探索し、
出発地点の学校の前に戻ってきました。
最初校門は閉じられていたのですが、
しばらくするし休憩時間になったらしく、
開けられた校門から子どもたちが飛び出してきます。



学校前の駄菓子屋さんに子どもたちが詰めかけています。
インドでは途中の時間に買い食いOKなんですね。
すごく楽しそう、昔の日本の駄菓子屋さんもこんなんだったですね♪



しばらくするとスレッシュがスクーターに乗って迎え来ました。
いろいろ心配していただいていたみたいで申し訳ないです。
けど楽しかったですけどね☆


ホームに戻ってちょっと休憩。
このジュース、たしか以前飲んだ記憶があります。
めちゃくちゃ美味しかったはずですので、もう一度飲んでみたいですね。



子どもたちが学校に行っている時間にホームページの更新作業をします。
膨大な写真の中からホームページに載せるものを選び、
必要なものはトリミングし、それをページに貼り、
写真の間にコメントを挿入する、・・・
この一日分のページ更新作業でたっぷり四時間はかかります。 (☆o☆)

夜はかゆくてなかなか熟睡できないし、
結構大変なんですよ♪


スレッシュの家のキッチンで大掃除をしていました。
陶器(磁器?)のお皿もいろいろあるのですね、
けどインドでは普段の食器はすべて金属製です。



冷蔵庫も大片付けです。



インドの家庭料理は超ワンパターンですが、
命の力がこもった食事は飽きることがありません。
これは体が示す答えです。




大急ぎで更新作業をしましたが、
子どもたちがホームに帰ってくる時間を大幅に過ぎてしまいました。

6時前、タンビにモバイル端末を借り、
ホームの外れで一人パソコンを触っていると、
コテージの上にいる女の子たちが声をかけてくれました。



嬉しいですね〜♪
これで少し元気が湧いてきましたよ。 ^^☆

ワンチャンも椅子のそばに来て励ましてくれました。



けれどその甲斐空しくほとんどネット回線に繋がりません。
今日は特に調子が悪いのでしょうか、
二十分ほど格闘しましたが、どうやってもダメなので諦めました。



メールが来ていることは確認できました。
またゲストルームにも書き込みいただいているのは分かったのですが、
そのレスをすることができません。
まあインドですから仕方ないですね。
そのダメなところも含めて楽しみましょう☆☆


礼拝の後、男の子のコテージに行って写真とビデオの上映会をしました。



ちっちゃな子は、こんなに嬉しそうな顔ができるのかってくらい嬉しそうにしています。
特に写真や動画に自分の顔が写った時は大喜びです。 (o^∇^o)ノ
こんなに喜んでもらえて ・・・ 、本当に本当にありがたいことです。
子どもたちから生きる力をもらいます。


今日も夕暮れのスタディータイムには、
薄暗い灯りの下で女の子が一人英語の音読学習をしています。



すごい、すごすぎます。
きれいに腰の据わった姿勢で大地に座り込み、
周りに気を乱されることなく学習に集中しています。

これは感心するのを通り越して感動を覚えます。
やはりこれが人間としての生きる力です。

日本でも夜遅くまで学習塾に通っている子どもはたくさんいますが、
それとこの子たちは根本的に違います。

何が違うのでしょうか、
その違いこそが日本人が最も必要とするものです。


礼拝堂でも女の子たちが薄暗い中で勉強をしています。



それぞれ学習している教科は異なるようですが、
学習に集中する姿勢は皆一様です。

恐るべしインド、日本はこのままだと完全にインドに追い越されるでしょう。


スレッシュの自宅前でも男の子たちが勉強しています。



これは科学ですね。



これは英語、みんな自分の教科書を写真に撮ってもらいたくて大騒ぎしています。



キッチンに入って夕食をいただき、
最後に誰かからもらったらしいインスタント味噌汁を飲みました。



表記がすべて日本語なので、
味噌汁がどういったものなのか、そして作り方を説明して一緒に飲みました。
初めて飲むインスタントの味噌汁が美味しいわけないと思うのですが、
それでもグッドティストとか言ってましたね。
一度本当に美味しい味噌汁を飲ませてあげたいです。


スレッシュの家を出ると、
さっきの女の子がまだ座り込んで勉強しています。



この写真をポスターにして日本全国の学校に貼りたいです!
現代版の二宮金次郎です。
本当に本当に素晴らしい。


<おまけ>

愛らしいダッチャニーは写真が大好き。
「ファザール、キャメラ〜♪」とか言いながらウエストバッグの中のカメラを取り出し、
好き勝手な写真ばかりを撮っています。

そして自分の顔を撮るのも好きらしく、
レンズを自分に向けて何枚も写真を撮っています。
けれどそのほとんどがへんてこなモノばかりで、
これなどはかなり上手く撮れている一枚です。



それと変顔が大好きで、わざと変な顔ばかりしています。



ですから彼女にカメラを向けられた時、
同じような顔をしてやりました。 (゚д゚)





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