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6月20日 ホームでの一日


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泊まらせてもらっているゲストルームにクーラーはありませんが、
天井に大きな天井扇が付いていて、
それがいつも強い風を送り続けいます。
天井扇はオン・オフのスイッチはありますが、風量を調節する機能はありません。

夜中は何度も目が覚めましたが、
なぜか疲れはあまり感じません。
外がすっかり明るくなった午前6時過ぎ頃から子どもたちの声が聞こえてきます。
早速カメラを肩に抱え、外に出てみました。



水浴び、そして衣服の洗濯を同時にする子どもたち、
「ワナッカム(おはよう)」と声をかけると、
元気いっぱいの子どもたちからは明るい声が返ってきます。

南インドは熱帯ですので、年中水浴びをすることができます。
暑いですからね、水を浴びると本当に気持ちいいです。

けれど南インドの朝は思っていたほど暑苦しくはありません。
最も暑い時期少し過ぎたからでしょうか、
自然の風を受けていると心地よさを感じます。

インドの空気は日本よりも何倍も濃密ですので、
その濃密さと暑さはとてもよくマッチして、
それで暑くても違和感がないのかもしれません。

ここにいると毎日何度も水浴びし、
汗だくの衣服を着替えたりするのですから、
たしかに暑いことは暑いのでしょう。


子どもが可愛いリスを見せてくれました。



まだ子どものリスは動きがそんなに敏捷ではなく、
手のひらの上でじっとしていてくれるのです。

子どもたちがグループで暮らすコテージの中では、
朝から勉強をしている子どもがいます。



毎日の生活リズムは決められたものですが、
そこはインド、子どもたち各自でかなり自由にしているようです。

子どもたちの後ろに立っているのはマンゴーの木です。
マンゴーは南インドで最もポピュラーな果物です。



たわわに実ったマンゴー、あんまりピントが合っていませんけどね。



子どもたちはよく熟したマンゴーや、
まだ青くて堅いマンゴーを自分たちで採って食べています。
身の回りの自然のものを好きなように食べられるっていいですね。

また可愛いリスを、今度は二匹一緒に見せてくれました。



ホームの中は自然がいっぱいです。
こんな赤い花が咲いている木がきれいです。



これは子どもたちの洗面道具、
質素な部屋の中は、どこもきちんと片付けられています。



朝のお祈りの時間が始まりました。
子どもたちが少しずつ礼拝堂に集まってきます。



タミル語で聖書を読み、賛美歌を唱えます。
子どもたちの純朴な声の響きには心洗われます。





礼拝が終わって子どもたちが大はしゃぎ。



今写真を見て気がつきましたが、
この子たちは顔がよく似ていますね、姉妹でしょうか。
ホームには兄弟、姉妹たちが何組もいるです。



ここはキッチン、タマネギを炒めています。
子どもたちの食事は大きなキッチンで一括して作られます。



調理のおばさんがココナッツ(椰子)の果肉を削り取っています。
カメラを向けると恥ずかしそうに微笑んでいました。



ホームにはいろんな動物たちがいて、
このガチョウや鶏も普段は放し飼い状態です。



コテージの上に立派なソーラパネルがあります。
これでひとつのコテージの電力をまかないます。



子ともたちの後ろにあるのが太陽光発電で作られた電気を貯めるバッテリーと、
それを交流に変換するジェネレーターです。



子どもたちはどんなところでも勉強します。
床の上だって問題ありません。
ノープロブレムです。



すべてのコテージにはこうした勉強をするスタディールールと
食事をするイーティングルームがあります。



あまり照明設備が整っていないのですが、
インドの子どもたちは心身ともに逞しいので、それもノープロブレムです。。



いろんなテキストブックを見せてもらいました。
これはなんと、英語で書かれた広島の原爆で被爆したサダコの物語です。



いろんなジャンルの勉強を各自好きなようにしていますが、
子どもたちが地道に勉強に取り組む姿には感動を覚えます。
伸びゆく大国インド、それを支える子どもたちは本当に逞しくそして頼もしいのです。


ホームには何台もスクールバスがありますが、
この二台はともに日本のメーカー製です。



どちらもインド企業との合弁会社(たぶん)、
左がスワラジ・マツダ、右がDCM・トヨタです。

この子たちの制服姿、可愛いですね♪




ラジが朝ご飯を食べようと声をかけてくれました。
手前の丸いのがマンゴーです。



マンゴーをカットするラジ。



完熟のマンゴーは最高に甘くて美味しいですが、
インドでは一個5ルピー、10円弱です。



これはなんて言ったかな?
この上にブラウンシュガーをかけて食べるのですが、
ご飯とお菓子の中間といったん感じです。



ホームの中には子どもたちがたくさんいて、
誰もがみな気軽に微笑みながら声をかけてくれます。



子どもたちは写真が大好き、
こんな写真を一日に何百枚も撮りました。

今回は写真を頼まれればすべて撮るという方針でいってます。
こんな簡単なことで子どもたちが大喜びするのですから、
本当にたやすいことです。


草むしりをする子どもたち、
インドの子どもたちは体ができていて、
力強い体の動きに底力を感じます、



南国の花ハイビスカスが至る所に咲いています。




子どもたちが登校する時間になりました。
学校ごとに順次バスに乗って学校へと向かいます。



バスを待っている間も大撮影大会です。
子どもたちは普段写真を撮ってもらう機会がほとんどないんでしょうね。



ジャスミンの生花で作った髪飾りはとてもいい香りがします。
すべて自分たちの手作りです。



こちらは白いリボンと黄色い花でおしゃれしています。



このブレスレットはバングルと言い、女の子たちはみんなたくさん持っています。



大好きなカメラの前で大はしゃぎです。





調理のおばさんも写真に一緒に入ってくれました。
左上の男の子、どんな格好なんだろう?



学校へと向かうバスに一緒に乗り込みます。



バイバ〜イ、学校の前で手を振ってお別れです。





小学校には中まで一緒に入りました。



どうですか、この写真から声が聞こえてきそうでしょ。



ラジが写真を撮ってくれました。
子どもたちと一緒にいるだけで幸せ気分いっぱいです♪



バ〜イバ〜イ、自分たちの学校まで来てくれたのが本当に嬉しいのですね。
その喜び、しっかり分けてもらってますよ。



この子たちの後ろにはタミル語で書かれた地図があります。



上級の学校に進むと、現地語であるタミル語で授業をするタミル・ミディァムと、
英語で授業をするイングリッシュ・ミディアムとに学校が分かれます。

最近はイングリッシュ・ミディアムが増えているそうで、
それはやはり英語ができるといい働き口があり、
高収入が得られるからです。

インドでは英語ができることが、
エリートになるための最低限の条件です。


ホームに戻って朝食を食べました。
パサパサのインディカ米に野菜や鶏肉のカレーをかけて食べます。



なんとも懐かしいインドの味です。
エネルギーあふれるインドの料理は味覚だけではなく、
体全体から喜びを感じます。

あんまり美味しいのでしっかりとおかわりし、
お腹いっぱいになるまで食べてしまいました。


子どもたちが学校に行っている間ホームの中をうろうろとしていると、
隣の敷地にある学校の子どもたちが目に入り、
声をかけると近くまで来てくれました。




昼間はのんびりと部屋で過ごしました。
庭で鳴く小鳥の声を聞き、心地よい風に当たり、
ベッドで寝たり起きたり、ここ数日の疲れをしっかりと癒します。

午後になっとぶらりと外に出てみると、
ラジが声をかけてくれて、一緒に調理室に行きました。
ラジは明るくてとても親切です。
ちょっと英語が聞き取りにくいですが。



ボイラーの火は椰子の葉で燃やします。



しばらくすると子どもたちが学校から帰ってきました。
楽しいおやつの時間です。



日本風に言えばちょっとスパイスの入った甘いミルクティーを飲み、
小豆をゆでた料理がおやつです。
これがとっても美味しいんですよ。



写真を撮ってもらおうと、子どもたちがいろんなポーズをしてくれます。



ホームには犬もたくさんいるのですが、
これは最も元気のいいロットワイラーです。
ちょっと獰猛で怖いです。



夕方になると再び礼拝の時間です。
礼拝は毎日朝夕二回あります。



子どもたちはカメラを持った外国人のブラザー(ファーザーと呼ぶ子もいます)が
気になって仕方が無いようです。








礼拝の後、部屋に戻り、
日本から持ってきたノートブックパソコンをリュックに入れて
子どもたちのコテージに行きました。

三年前にここを訪れた時の写真を見せたのですが、
パソコンのそばには大勢の子どもたちがやって来て、
一枚ずつ写真が変わるたびみんなで大騒ぎです。
よっぽど自分たちの写真、しかも以前撮った写真を見せてもらうのが嬉しいのでしょう。
たぶん子どもたちにとってこんな機会はほとんどないでしょうから。

子どもたちの大喜びする様を見ていると、
こちらにも喜びが伝わってきます。
こんなに喜んでもらえて ・・・ 、これだけでもここに来た価値があったというのです。

今回も子どもたちに請われるまま、
ものすごい量の写真を撮っているのですが、
その写真もいつかまた価値を持つ時が来るでしょう。

最低限、撮ってもらって大喜びしている子どもたちにとって、
ただ撮ってもらったというだけで大きな喜びの糧になっています。
デジカメですから何枚撮ってもコストは変わりません。
それをめんどくさいからとシャッターを押さないのは、
子どもたちの気持ちを理解できない都会人の傲慢です。

最初は女の子たちのいるコテージでパソコンの写真を見せたのですが、
それを一緒に見ていたラジから、
他のコテージでも子どもたちに見せてやってくれと頼まれて、
他に二つの男の子のコテージで写真を見てもらいました。

そこでももちろんみんな大喜び、
文明の利器を喜びの道具として使えて幸せです。


夜になって、スレッシュの奥さんや息子や娘たちが旅行から帰ってきました。
久しぶりに再会する息子のタンビです。
インド人の若者はちょっと見ない間にすぐ横方向が大きくなります。



タンビは機械好きなので、
カメラを渡して写真を撮ってもらいました。
お父さんのスレッシュとのツーショットです。



夜の食事風景、カメラを意識してポーズを取っています。



スプーンも渡してくれましたが、
やっぱり手づかみで食べるのが最高です。



インドのスイカは甘くて美味しいです。
スイカに塩を付ける習慣がないようなので教えてあげると、
タンビはそれが気に入って塩を付けて食べるようになりました。



マンゴーもパクリといただきます。



インドの食べ物はとても美味しく、
かつ毎食ほぼ食べ放題の状態なので、
好きなだけ食べているとすぐに体重が増えそうです。

初日から、心も体のインドの幸せを満喫しています。
 ヾ(´ー`)ノ 。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'



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