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4月22日 チェンナイ到着


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チェンナイの飛行場には、
チェンナイで孤児院(ホーム)を運営するスレッシュさんが出迎えてくれました。



一時間近く待たせて申し訳なかったのですが、
空港内の駐車場に止めた車まで早速大きな荷物を抱えて移動します。

さすがにインドは暑いです。
暑いですが、そう湿度が高くないためか、そんなに不快感は感じません。

車を見ると左後輪の空気がかなり減っています。
インド的には「ノー・プロブレム」かと思ったのですか、
どうやらパンクをしているようで、
ジャッキアップしてタイヤを取り替えました。



車は世界最安値の車を作ったことで話題となったインド最大の自動車メーカータタ、
そのスモウです。
もちろんスモウとは日本の相撲レスラーのこと、
力強さの象徴だそうです。

私も少しタイヤのねじ締めを手伝いましたが、
ほんの少し力を入れただけで額から汗がこぼれました。


車が走り出すと、インドは相変わらずの交通ルール無視状態です。
けれども二年前と比べると、車が少しきれいになっているような気がします。
タタ・スモウのような荷物でも人間でも無制限に積める
パジェロタイプの車がほとんどだったように記憶していますが、
今回見るインドの道路は、スズキ製のきれいな普通の乗用車タイプを多く見かけます。
近代化がまた一歩進んだのでしょうか。



こんな訳の分からない日本語の書かれた車がありました。
スリランカでは、日本の宣伝文字が書かれたままの
日本製中古車をたびたび目にしましたが、
こんな意味不明な車はインドでは初めてです。
もしかしたら中国の車でしょうか?

途中朝食を食べにカフェに寄りました。
やっぱりインドの食べ物は美味しいです。
飛行機の中から数えて、もう三度目ぐらいの朝食ですが、
美味しいのでついつい食べてしまいます。

「I want to keep slim.」、スリムでいたいから・・・と言っても笑われるだけです。
インドはすべての食べ物が美味しいし、
ゲストにはたくさん食べさせることが礼儀みたいになっているので、
よほど節制しないと体重オーバーするのは必定です。
今からそのことが心配になってきました。


スレッシュさんのホームに着くと、
かわいい子供たちが出迎えてくれました。
ここはチェンナイのオン・ブランチ(枝の上)というホームです。

この親しみのある笑顔、これですよこれ、私がずっと求めていたのは♪
 ヽ(^o^)ノ





今日は小さな子は学校がお休みで、
めいめい木陰にしゃがみ込んで学校のテキストを開いていました。



質問をすると何でも丁寧に答えてくれます。
  (ほとんど何を言っているのか分かりませんが ・・・ )
タミル語、英語、数学、・・・いろんな教科を勉強していました。
野外学習いいですね。



お昼ご飯は、それぞれのコテージ(宿舎)に戻ってから食べます。
まずは祈りの言葉をささげてから。



メニューは一週間の中で、決まったローテーションに基づき出されています。
インド料理はバリエーションが少ないのですが、
すべてが素朴で美味しそうです。





私もそばで見ていると、必ず一緒に食べろと言ってくれるのですが、
胃袋がいくつあっても足りませんので断りました。





スレッシュさんが椰子の実(ココナッツ)の実をカットしてくれました。
懐かしのココナッツジュースです。



飲んだ後は実を二つにカットし、
中のゼリーみたいなのをスプーンでいただきます。



スレッシュさん宅でランチタイム、
主食のご飯にいろんなカレー、これもいつものパターンですが、
まったく飽きることがありません。



ご飯を食べ、ちょっとベッドで横になって休憩し、また外をブラブラし、・・・
日本では考えられないようなのんびりした時が流れます。

これはお湯を沸かす設備です。
椰子の葉っぱなど、燃やすものには事欠きません。



ここも調理施設ですね、子供たちが案内してくれました。



外ではのんびりとおばさんたちが料理の下ごしらえを。



ここは食材を保管しておくところです。



これはゆで卵を作っているみたいでした。



今日は子供たちの学校が休みなので、
午後から礼拝所に集まってDVD鑑賞です。
礼拝所の天井は、きれいなモールで飾られています。

私にも座って観ろということで特別に椅子を用意してくれました。
しばしの間、まったく意味の分からないタミル語の映画鑑賞です。



タミル語の映画やドラマというのは、
だいたいにおいてワンパターンですね。
いろんな男女が登場し、ワイワイガヤガヤ大騒ぎして何かをはじめ、
途中必ずずっこけながら笑いを誘い、
ハリウッド感覚では絶対にかっこいいとは言えないような感じのダンスが
インドの音楽に合わせて繰り広げられます。

これを観たある日本人が
「これって何かミュージカルっぽいですね」
と言っていましたが、
ミュージカルっぽいのではなく、れっきとしたインドミュージカルだと思います。

インド映画は、一本の中に恋愛、お笑い、ミュージカル、
すべてをごった煮のようにして詰め込んだもののようです。
さすが(制作本数)世界一の映画大国、
インドでは映画は娯楽の王様です。


ホームの中はこんな感じです。
豊かな緑の中にコテージが点在し、
日本的感覚では、保養地のペンション村という感じです。



スレッシュさんに予約してもらったカンニャクマリ行きのバスに乗るため、
ホームを後にします。

ホームの入り口あたりで新しい建物が工事中でした。
小学生から成人の人まで通える学校を建設中だそうです。



チェンナイはバンガロールと並んで、
南インドでは最もIT産業の盛んなところです。
いたるところにIT関係の企業や学校があり、
そのための新しい建物が次から次へと建てられています。

こんな電波塔がたくさん目についたので、
何なのか尋ねてみると、ケイタイ電話の基地局だとのことでした。



インドもケイタイ電話の普及率がすさまじく。
それこそ誰でもといった感じで、複数個所有している人も多いようです。


チェンナイからインド最南端カンニャクマリまでは夜行バスで移動します。
ほぼフラットにリクライニングし、AC(エアコン)付きの快適なものでした。



バスの最終目的地はタミルナド州の隣ケララ州の首都トリバンドラム、
私はその少し手前のナガラコイルというところで降りることになっています。

ナガラコイルには何時に到着するのかスレッシュさんに尋ねると、
早朝だとのことでした。
バスの車掌さんに聞くと午前4時とのこと、けど実際に着いたのは午前3時です。
かなりアバウトですね。
所要時間11時間、料金660Rs.(ルピー)約1,400円ほどの快適な旅でした。


ナガラコイルは大きなバスターミナルになっていて、
午前3時だというのに大勢の人たちが集まっています。



ここからカンニャクマリのホームを運営するスギルタンに電話を入れます。
公衆電話は1ルピー、約2円ちょっとと格安です。
10分で迎えにくるからということで、
ここで写真を撮って待っていました。
  (スギルタンファミリーは親しいので呼び捨てにします。ごめんね♪)

ちなみに公衆トイレに入るのも、
入り口の受付の人に1ルピー払わなければなりません。
大きな旅行ケースを受付に預けて中に入り、
帰りにそれを持って帰ろうとすると2ルピーくれと言われました。
分からないふりをして無視しても、結局何も言われませんでしたが。


売店は大盛況です。
こういった活気があって原色のけばけばしい色合いがインドっぽいですね。
こんな雰囲気が大好きです。



バスを待っているのでしょうか、
たくさんの人が床に寝転がっていました。



ほどなくして息子のスジーブの運転する車でスギルタンがやって来ました。
息子のスジーブとは初対面ですが、
今回の旅の大きな目的のひとつが、5月5日のスジーブの結婚式に出ることです。
なぜか私のカメラの腕にかなり期待をしているようでした。

はい、期待に応えられるように顔晴りますね。 ^^☆



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