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ごほうび




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子供の頃はよくごほうびにつられて家の手伝いや片付けなどをしたものです。
  (勉強はどんなことがあっても絶対にしませんでしたが ・・・ )

○○をしたら△△を買ってあげるとか、
●●をすませたら□□に連れて行ってあげるとか、
それが教育的にいいことなのかどうかは分かりませんが、
子供の頃は単純にそんなことで大はしゃぎしていました。

ごほうびが好きなのは子どもだけではありません。
人間誰しも、大人だって大好きです。
「自分へのごほうび」なんてことをよく言いますし、
酒好きの人だったら、風呂上がりの一杯のビールは、
一日一生懸命働いた自分への最高のごほうびかもしれません。


人生の目標を具体的に立て、その目標を達成するための計画を作り実行しましょう、
そしてその計画が目標通り実行されたなら、
自分に対して何らかのごほうびを上げる約束をし、
それを動機付けにして目標達成の原動力にしよう、
自己実現について書かれた本の中には、こんなことがよく書かれています。

私も過去にはそれを習い、計画をシコシコと書いたことがあったのですが、
筋金入りのグータラ人間の私には、
そんな優等生的目標達成プログラムを実行することは到底不可能でした。

それでもなんとか人並み程度にはきちんと自己を律した生活を送りたいと、
これまで数え切れないぐらいの工夫を重ね、現在に至っています。


大昔、たぶん高校生の頃だったと思います。
学校の先生が、よく勉強のできる子の事例としてこんなことを話されました。
「○○くんは家で勉強して、その合間の休憩時間に小説を読んでいるそうです」

これは当時の私にとってはまさに驚天動地のお話でした。
家ではとにかく学校の教科書は一切開かず、
定期試験前でもほぼまったく家庭学習というものをしたことのない私でしたが、
たまに文庫本などを開くことはありました。
けれどそれは休憩などといったものではなく、
その本を読むという行為そのものが、
私にとっては至極真面目な国語の学習だという思いが強くあり、
本を読んだ日は、少し自分が賢くなった気分で心地よかったのを覚えています。

その本を読むことが休憩とは ・・・ 、
人によって価値観が違うとは言うものの、
同い年の人間でここまで差があるとは ・・・ 。
なんだか自分が地の底に突き落とされたような気分になり、
衝撃の大きさゆえ、三十数年経った今でもそのことを鮮明に記憶しています。


いつかは自分もそんな「格好いい」時間の過ごし方を、
とこれまで胸の奥でずっと思っていて、
先日来そのことを少し真似て、
英語学習に対する姿勢を変えてみることに挑戦しています。

それは、「英語は学習しなければならないもの」ではなく、
自分に対するごほうびとして「学習することができる」ものという位置づけを、
頭の中にインプットしているのです。

毎日一時間は学習しなくては ・・・ 、
そのための時間を作らなくては ・・・ 、ではなく、
がんばってこの仕事が片付いたら、その空いた時間に英語を学習させてあげよう、
この用事がすんだら、好きなだけ英語を学習してもいいからね ・・・ 、
こんな風に思う(思い込む)ようにしているのです。


潜在意識を活用した願望実現について書いている本の中には、
「目標が達成されたイメージを頭の中でありありと思い浮かべましょう」、
「その目標は、もうすでに達成されたものとして完了形でイメージしましょう」
などと書かれています。

人間の脳は、現実と頭の中のイメージとを区別することができません。
ですから、頭の中のイメージが理想の姿が現実と異なっている場合、
現実が理想のイメージに近づいていくのです。

ここはこんなことを詳しく書くコーナーではないのですが、
私たちの暮らす現実という三次元世界は、
より多次元の世界(五次元、あるいはそれ以上)の世界と隣接し、
頭の中でイメージした人間の想念は、
その隣接する多次元世界の姿(より高次元の現実)を変化させ、
その影絵のような存在である三次元現実世界の姿を変えるのだと考えられます。

これはスピリチュアルな世界だけではなく、
「五次元宇宙」にも書いたように、
最先端の物理学の世界でも証明されようとしています。

三次元の世界で、両手を組み合わせてウサギのような形を作り、
それを後ろから明かりを灯して壁に向かって影を作ると、
その壁という二次元世界には、本物のウサギの影とまったく同じ姿が投影されますね、
それと同じ事です。


それで、毎日「英語を学習させてもらえる」のは自分へのごほうびなんだ、
英語はいやいや学習するものではなく、趣味みたいに楽しいものなんだ、・・・
こんな風に思い込むように努力していたら、
これが逆転の発想なのですね、
本当に英語のテキストを開くのが前よりも楽しくなってきました。

私の使っている英語のテキストにこんな英文が載っています。
「トムソーヤの冒険」で有名なマーク・トゥエインのお話です。

In that story , Tom has been told to paint the fence .
He dose not want to do it . But he act as if the job is great fun .
He tricks other boys into believing this .
His trick is so successful that they agree to pay him money to let them finish his work .

その物語の中で、トムは柵のペンキ塗りを命じられます。
トムはそれをしたくありませんでした。
しかしトムはそれをいかにも楽しいことをやるようにこなし、
他の少年たちにそれを楽しいことだと信じ込ませます。
彼のたくらみは成功し、彼らはトムに仕事をするためにお金を払うことに同意しました。




私もトム・ソーヤのように、自分の脳を騙しているのかもしれません。


おまけとして、自分の頭の中にイメージを刻み込む方法をふたつご紹介します。

ひとつは鏡を使った「対鏡法」です。
鏡に向い、自分の顔をしっかり見つめ、
「おまえは英語を学習することが大好きだ」と唱えます。
この時に見つめるのは、鏡の中の自分の目ではなく、眉間です。
第三の目と呼ばれるところです。

もうひとつは水を使った方法です。
水は人間の思いを含め、いろんなものを吸収する力に優れています。

コップの中に水を入れ、それに向かって同じく言葉を唱え、
それをグイッと飲み干してください。
そしてその水が、全身にまんべんなく行き渡るイメージをするといいでしょう。

夜寝る前に、コップの水に
「この水を飲むと○○になることができる」
と唱え、その水を半分だけ飲み、
翌朝起きた時、残りの水に、今度は
「○○することができました」
と唱えて飲み干してもいいでしょう。


是非とも活用し、現実世界を理想のイメージ通りの世界に変えていってください。

2010.11.17 Wednesday

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