静かな一日

今朝は午前7時からインド初の外出禁止令が出て、車や人の声がほとんど聞こえない静かな日曜日です。

この広い敷地にも終日スギルタン夫妻とお母さん、そして自分の四人だけで、ここのスタッフも作業をする人たちも、また来訪者も誰一人来ませんでした。

インド全土の交通機関はすべてストップし、商店も店を閉じ、普段は多くの車が行き交うこの家の前の道路も閑散としています。

外出禁止令が出ているインド

普段通りなのは、強い日差しと小鳥をはじめ動植物たちの活動だけ、今日はゲストハウスの屋上でマットを天日で干しました。

インドでマットの天日干し

ここ南インドは毎日すごく暑いです。
最高気温こそ三十度ちょっとではありますが、緯度の低いインド最南端の日差しは強烈で、その下を少し歩くだけで汗が吹き出し喉が渇いてきます。
マットの天日干しもたぶん数分あれば十分だと思われる、そんな日差しです。

屋上からヤシの実が間近に見えます。

ヤシの実

間近といっても手は届かないので、ヤシの実の高さはおよそ十メートル前後かそれ以上あるのでしょう。
二ヶ月に一度、ここに木と自分の体をつなぐ輪っかを支えに男性がよじ登り、ヤシの実をひとつずつ切り落としていきます。

ヤシの実

自然はこんなに豊かなのに、目に見えないウイルスによって人間の行動が大きく制約され、文明や人間そのものの愚かさを強く感じます。

今日調べた段階で、人口が日本の十倍のインドの感染者数は195名と日本の五分の一以下、つまり感染率は50/1以下ということです。

それでもってこの厳戒態勢、日本は現在そこそこ感染拡大が防げてはいるものの、いつまでもオリンピック開催に固執し、そのためかアメリカ、ヨーロッパほど厳しい措置を取れずにいると、アメリカのように数日で感染者が十倍といったことにもなりかねない、そんな危惧を抱きます。

ですから今のアメリカ、ヨーロッパの現状を見て分かる通り、今のうちに食料の備蓄をという、昨日ここで紹介した昨日ここで紹介したのと同じことを唱える動画を今日見ました。

その方はベストセラー本を何冊も書いている作家で、その方の言われるのには、
食料を買い求めるために行列を作って並ぶのは感染の危険性大である、そのため、この動画を見た二百万人、間接的に知った人を含めて三百万人の人があらかじめ食料を備蓄しておけば、有事の際のパニックを少しでも緩和できます。
という論理でした。

なるほど、いろんな見方、考え方があるのだなと思います。

「備あれば憂いなし」
これは日本の有名なことわざですが、今の日本はまだマスクは不足しているようですが、ティッシュやトイレットペーパーの供給は足りるようになったのでしょうか。

聞くところによると、暇なお年寄りたちが毎朝ドラックストアの前に並んで買い集めていたとか。
それはごく一部の人なのかもしれませんが、そういった公徳心のない人がどの程度いるのか、それによって伝えるべき適切な情報も変わってきます。

正しい情報を正しく伝え、それを適切に判断して行動できる、そんな成熟した人間社会であることが理想であり、このたびの武漢肺炎発生の情報を隠蔽し、世界中を大混乱に陥れた中国共産党を反面教師とし、その道を一歩前に進むことを願います。

そのためには、やはり今こそ日本の美徳を世界に示すことが求められます。