ハードディスクについて訂正します

「断捨離のモチベーション」に書いたハードディスクに関する記述が間違っていました。
申し訳ございません。
ここであらためて訂正させていただきます。

ハードディスク(以下HDD)に記録されている情報を漏洩させないための処理方法は二つあります。
ひとつは機械的にデータを完全に消去してしまうこと。
もうひとつはHDDを物理的に破壊して、読み取りそのものをできなくしてしまうことです。

先のページでは、担当者がHDDにハンマーで一撃食らわすと、それでほぼ完全に物理的に破壊されるのでそうすべきだと書きました。
けれどよく考えてみると、そうするとHDDそのものが動作しなくなり、機械的にデータを消去することができなくなります。

HDDはプラッターと呼ばれるデータを磁気記録する金属板が数枚重なるようにして入っていて、かなり精密な動作で動くため、振動に弱く、ハンマーなどで意図的に衝撃を与えると、それでほぼ動作不能となります。

37年前にCDが登場した時、直径12センチのCDが後楽園球場(今の東京ドーム)だとすると、情報を記録するビットはそこの砂粒に相当する大きさだということを知り、その驚異の精密さに驚きました。
けれど時代はさらに進み、今のHDDに搭載されているプラッターの情報密度はその二桁、三桁上のものです。

ですからプラッターにほんの少しでも傷が入ったり歪みがでると、それだけでデータ読み取りはかなり困難となります。

通常はこれで問題ないのですが、厳密にはそれでもそのHDDの筐体を分解し、プラッターを取り出し、それがなんとか読み取り可能な状態であれば、同型のHDDにそれを組み込むなどして一部でも読み込むことは可能です。

これはかなりの技術と手間がかかる作業で、これを専門業者に頼むと新しいパソコン買うかそれ以上の費用が必要です。

それでも“絶対に漏洩不可”のものは、簡単な物理的破壊で済ますわけにはいきません。

もし本当に完全破壊を試みるのなら、2014年、小渕優子衆議院議員が政治資金の問題で疑惑を持たれた際、後援会事務所に地検の捜査が入る前に会計情報の入っていたHDDをドリルで完全に破壊したあの事件、あれぐらい本気でやる必要があります。
<ドリルでHDD破壊…検察を本気にさせた小渕優子氏|日刊ゲンダイDIGITAL>

家宅捜索前にドリルでPC機器を破壊した小渕氏

あれから五年、今は「桜を見る会」の招待者名簿のシュレッダーによる証拠隠滅が話題です。
証拠隠滅は自民党のお家芸なのでしょうか。

HDDの話題を二つほど。
パソコン機器では駆動部を持つHDDとプリンターが最も故障が多く、HDDが壊れする貴重なデータが失われるので、常にバックアップを取るなど細心の注意が必要です。

過去何度か、自分のパソコンや知り合いのパソコンでデータが読み取り不能になり、それを修復したことがあります。

HDDに不具合が発生し、データそのものが壊れていれば修復できませんが、多くの場合、データそのものではなく、データを検索するための索引のようなものに障害が発生し、それで見れなくなっているようです。

その過去の何件かは、いずれも専用のデータ修復ソフトを使って蘇らせることができました。

データ修復は業者に頼むと高額です。
できるなら自分で行うのがベストです。

HDDは年々高容量化が進み、それと同時にHDDの代りとなる高速動作のSSDも低価格になり、パソコン全体のSSD装着率も随分と高まってきました。

HDDが磁器金属盤に情報を記録するのに対し、SSDは半導体素子に情報を入れるので、データの入出力、反応速度が格段に速く、一度SSDを使うとHDDのゆっくりした動作には耐えられなくなります。

家で使っているデスクトップパソコンはOSとソフトが128GBのSSDに入っていましたが、数年前にそれが容量いっぱいになり、より大きなものに換えたかったのですが当時はSSDの値段が高く、同じく128GBのSSDを増設し、ソフト類をその二つのSSDに分けて入れています。
データは当初1TBのHDDがいっぱいになり、さらに4TBのHDDを増設しています。
つまり愛用デスクトップパソコンの中にはSSD二基、HDD二基、計四基のストレージが入っています。

外で使うノートパソコンもいろいろ遍歴があり、今はHDDから1TBのSSDに換装し、見違えるほど動作が軽やかになりました。
CPUはデスクトップの方が上位ですが、データもSSDに入れているノートの方が明らかに操作全般において高速です。

パソコンの動作速度はバケツリレーのようなもので、CPU、メモリー、HDD、それらのものの中で最も動作が遅い部分に脚を引っ張られます。
通常はHDDの処理速度が最も遅いので、これをSSDに換装すると効果抜群です。

最近はスマホでほとんどのことができるようになり、パソコン利用者は減少の一途とのこと、それでももしパソコンを活用中で中にHDDが入っているのなら、それSSDに換えることをおすすめいたします。